りんごは栄養が豊富なのに、1個あたりのカロリーが少ないことで有名ですよね。生で食べてもジュースにしても、りんごなら栄養をしっかり摂ることができるのも魅力。すりおろして料理の隠し味としても大活躍!
他にもジャムやアップルパイなど、いろんな場面で姿を変えて、楽しむことができる最強の果物がりんご。また、りんごはダイエット中の方にとっては、強い味方!りんごはその栄養から、「医者いらず」と言われるほど、ビタミンバランスの良い果物です。
りんごの栄養バランスの良さは、過去にエドガー・ケーシーという方がデトックスの為にりんごを活用して効果を得て、後に「リンゴダイエット」として女性の間で、一気に広まったという実績もあるほど…。
りんごは美味しいだけでなく、ダイエットにも役立つとなれば、毎日でも食べたくなりますよね。そこで今回は、りんごの栄養を活かしつつ、ダイエットにも効果的なりんごの食べ方をお伝えします。
りんごの栄養に注目!
ダイエットで重宝される理由と食べ方
りんごは皮ごと食べて、ペクチンを摂取
りんごの栄養でまず挙げられるのがペクチン。ペクチンには腸の動きを整えて、排便を促し、便秘を解消させる作用があります。このペクチンとは不溶性食物繊維の一種で、便に含まれる水分を調整する役割も持っているんです。
他にも腸内の不要物やコレステロールを排出する効果もあるので、ダイエット中の方には最適の果物と言えます。
【 りんごの栄養☆ペクチンの効果的な摂取方法 】
★ りんごの栄養のひとつであるこのペクチン、加熱調理すると、なんと栄養価が9倍も増すというデータがあるんです。
・ 腸内をスッキリさせて、ダイエット中のモチベーションを上げるためにも、加熱したりんごを役立るのはおすすめの方法!
例えばりんごを圧力鍋でジャムにしたり、焼きりんごにして食べるなど、りんごに火を通して食べるレシピはいくつもあります。また、焼きりんごに添えることの多いシナモンには脂肪燃焼効果があるので、一緒に食べると相乗効果でダイエット向けのスイーツになります。
リンゴポリフェノールで、活性酸素を抑える
りんごの栄養の中で注目すべきものに、リンゴポリフェノールがあります。リンゴポリフェノールはダイエット・コレステロール除去・余分な脂肪の吸収を妨げる・活性酸素を抑えて体の老化を防ぐ、などの効果を持つ頼れる栄養素。
健康的なダイエットを目指す時に是非取り入れたいのが、このリンゴポリフェノールなんです。
本来、活性酸素は体の細胞を守ってくれる大事な存在ですが、増えすぎてしまうと逆に細胞を傷つけ始めるという困りもの。その増えすぎた活性酸素を抑える働きをするのがリンゴポリフェノール。
リンゴポリフェノールは体がサビるのを抑えて、若々しく保つためにひと役買ってくれるんです。ただ、りんごの栄養を活かすには、継続して日々食べることが望ましいのですが、毎日カットしたりんごだけでは、飽きてしまうもの…。
【 りんごの栄養☆ポリフェノールの効果的な摂取方法 】
★ そんな時は細かく刻んでヨーグルトに入れたり、さつまいもと一緒に、マヨネーズで和えてサラダにしたり、とアレンジして食べるのがおすすめ!
・ ヨーグルトならダイエット中でも安心の食材ですし、お腹の健康のためにもピッタリ。サラダにすればビタミンも摂れるので、ダイエットで偏りがちな栄養を補うことができます。
たくさんりんごが手に入った時には、まとめて干しりんごを作っておけば、小腹が空いた時につまめるちょうど良いおやつになって便利です。
りんごに含まれるビタミンで健康を後押し
りんごの栄養をガッチリ体内に取り込むには、皮ごと食べるのが1番、その理由はりんごの皮付近にたくさんの栄養があるからです。皮を剥かずに食べることによって、ビタミンB1・B6・ビタミンCなどのりんごの栄養を効率よく得られるはず。
ビタミンB1は疲労回復に、ビタミンB6はむくみ改善や美肌の為に、ビタミンCは抗酸化作用や鉄分の吸収率を高める、等の効果を持つりんご。皮まで食べることでこれらの栄養を体に活かせるとなれば、早速試してみたくなります。
【 りんごの栄養☆ビタミンの効果的な摂取方法 】
★ 旬の時期にはもぎたてりんごを良く洗って、ガブリと丸かじりするのが1番美味しい食べ方ですが、皮ごとジュースやジャムにする方法も。
・ りんごのビタミンCは、すり下ろしても加熱しても壊れずに栄養を保ってくれるので、好みの食べ方で頂けるのも嬉しいところです。りんごはビタミンバランスが良い果物ですが、野菜と共にフレッシュジュースにすれば、更にビタミン豊富!
朝からりんごの栄養をバッチリ摂れるジュース作りを習慣にすれば、健康的なダイエットへの近道になってくれるはずです。
リンゴ酸で、疲れもストレスもスッキリ
りんごの栄養の中でも忘れてはいけないのがリンゴ酸。リンゴ酸とは有機酸の一種で、りんご以外にぶどうや梨にも含まれています。有機酸と聞くと難しく感じますが、リンゴ酸はりんごの酸味のこと。デザートの酸味料としても幅広く使われています。
そんなリンゴ酸の働きは、胃腸の働きを活性化・疲労回復・美肌効果など。主に疲れた体にとって効果的な働きをしてくれるのが魅力!
その理由はリンゴ酸とクエン酸の関係にあり、クエン酸は疲れの元となる物質をエネルギーに変換して、新陳代謝を正す作用を持っています。そしてリンゴ酸にはそのクエン酸がしっかり働くスイッチを押すチカラがあるので、疲労回復に大きく役立つんです。
【 りんごの栄養☆りんご酸の効果的な摂取方法 】
★ また、ダイエットのストレスに疲れた時にも、りんごの酸味はおすすめ!ダイエットで甘いものを我慢するのはツラいもの…。そんな時にはちょっと工夫した、手作りのアップルパイなら安心して食べられます。
① 皮ごとカットしたりんごを、カロリーオフの砂糖で煮て具にすれば、かなりのカロリーダウンが実現!
② シナモンをたっぷり使って風味豊かに作れば、多少あっさりした味付けでも気にならずに満足できるはず。
手間はかかりますが、お腹いっぱいアップルパイを食べた後の満足感は格別。この満足感が、ダイエットへの新たなモチベーションに繋がりそうです。
いかがでしたでしょうか、りんごの栄養はダイエット面で注目されがちですが、実はこんなに健康・美容効果を持った果物なんです。りんごは季節や産地によって数えきれないほどの品種があるので、好きな品種を見つけて風味と歯触りを楽しめるのも、楽しいはず!
りんごは持った時にずっしりと重さがあるか、全体的にムラなく色づいているか、がおいしいかどうかの見分け方ポイント。そして表面はツルンとしているものよりも、ちょっとデコボコしてツヤのあるものの方が、完熟しておいしい状態のりんごです。
スーパーでりんごを見比べるのが、楽しみになるような豆知識ではないでしょうか。健康的にダイエットを進めていくための強い味方であるりんご、上手に活かせば理想体重も美肌も両方叶えられるはずです。
まとめ
りんごの栄養を効果的に摂取する方法
・ペクチンでお腹スッキリ、加熱で栄養効果アップ
・ポリフェノールで若々しく、ヨーグルトにあえる
・りんごと野菜のフレッシュジュースで毎日イキイキ
・疲労を感じたらリンゴ酸の力!シナモンアップルパイ