アロマセラピストという職業は、知っていますか?最近、リラクゼーションサロンやマッサージのお店が増えています。現代のストレス社会の環境には、必要不可欠の仕事になりつつあるのが、身体の癒しだけではなく、メンタルもケアできるアロマセラピスト。
では、アロマセラピストとはどういう仕事をするのでしょうか。アロマセラピストとは、アロマテラピーに使われる精油に関する、知識や癒しを与える様々な技法を学び、リラックス効果や幸福感を促進させる仕事に従事する人のことです。
アロマセラピストは癒しのプロとして、活躍の幅を広げています。例えば、リラクゼーションサロンはもちろん、最近では、産婦人科や心療内科などで働く人々も。また、開業するケースもいます。
このように、リラクゼーションサロンだけではなく、病院などでも働けるようになった今、アロマセラピストになるには、まずは資格を取らなければいけません。そこで今回は、どこで資格が取れるのか、どうやったら資格が取れるのかをお伝えします。
アロマセラピストへの道☆
夢を実現する7 つのステップ
自分に合ったスクールと協会を選ぼう!
アロマセラピストのスクールや通信講座を探す時には、「どのアロマ協会の資格を取得できるのか。」を事前に確認する必要があります。スクールは、アロマセラピストの専門学校のようなイメージです。
仕事している人も通いやすいように、フリータイム制の学校もあります。スクールには〇〇協会認定や〇〇協会の資格取得などがあるので、自分の考えや通いやすいか、金銭的なことなど複合的に考えて選ぶと、後々スムーズです。
【 アロマセラピストの資格を取るには 】
・ スクールに通うのか、または通信講座で自分のペースで勉強していくのかを、選ばなければいけません。
・ 後に取得できる資格を発行する協会を、事前に把握しておく必要があります。
通信講座と通学講座の選び方
次に通信講座ですが、アロマセラピストの資格取得できる通信講座は、下記のような協会があります。ただし通信講座を選択した場合、選ぶスクールは限られてきます。学科はテキストなどがあればある程度勉強できますが、実技=マッサージはやはり難しいからです。
【 アロマセラピストの通信講座 】
・ 日本アロマセラピー統合医学協会 通信講座
・ リフレイン セラピストカレッジ 通信講座
(アロマセラピスト学科通信講座)
通信講座でも実技のDVD があるケースが多いのですが、実際にアロマセラピストの資格取得後に実技の研修などを受けるパターンがほとんどです。
スクールと通信講座、どちらが自分の生活リズムに合うかで選ぶといいかもしれません。
日本のアロマセラピストを認定する協会
日本には5つ以上のアロマ協会が存在しています。
【 日本にあるアロマセラピスト協会 】
・ AEAJ(日本アロマ環境協会)
・ 日本アロマセラピー統合医学協会
・ JAA(日本アロマコーディネーター協会)
・ ナードアロマテラピー協会・英国IFA 協会
などです。
それぞれアロマセラピストの資格取得⽅法が異なるので気をつけなければいけません。
ここでアロマセラピストとして活躍できるステップの一例として、数あるアロマセラピストの協会のなかから、今回はAEAJ のアロマセラピスト資格取得をご説明します。
アロマセラピストへの道、アロマ検定1級まで
① アロマ検定1 級を取ろう!
・ この資格はテキストさえあれば自分だけでも勉強ができます。「ちょっと心配だなぁ。」と思うならば、通信講座のユーキャンなどもあります。
「いきなり1 級なんて!」と言う人は、最初に2 級を受けることをオススメします。ちょっとずつ頑張らないと、なかなか勉強もはかどりません。
★ アロマ検定1 級の試験は毎年5月と11月に全国で行われています。
そして、アロマ検定1 級に合格したら、AEAJ の会員にならなければいけません。もちろん年会費などが必要になります。
アロマセラピストへの道、アロマアドバイザー取得
② アロマテラピーアドバイザーを取ろう!
アロマテラピーアドバイザーは、アロマテラピーに関する知識を的確にアドバイスするお仕事です。
精油販売しているお店には、アロマという名前でもポプリ用の材料だったりするので、有効に利用できないということが多いのです。そこでより多くの人々が、「安全に楽しく香りに囲まれた、健やかなライフスタイル」を送るためのアドバイザーです。
★ アドバイザーは認定講習を受講すると認定されます。
アロマセラピストへの道、インストラクター取得
③ アロマテラピーインストラクターを取ろう!
アロマテラピーインストラクターを取得すると、教室や講座などで一般の人々にアロマテラピーの知識や技術を教えることができます。確かに民間資格ではありますが、アロマテラピーの専門家として指導する技術を認定する資格のため、信頼性は格別です。
そのため、インストラクターの過程では、人々に教える活動をしながらアロマセラピストを目指すことができます。
【 インストラクターの資格取得後に出来ること 】
・ 化教室や専門スクール講師。
・ ボランティアとして、教育活動に携わる。
このように、アロマセラピストを目指す人々には、働きながら勉強が出来る有り難い資格なのですが、受験資格があります。それは、アロマテラピーアドバイザー資格取得が必要だ、ということ。アロマテラピーインストラクター資格試験を受け、合格すると資格が認定されます。
アロマテラピストとして登録、始動!
「ここに来るまでに、3 つも資格を取ったのに、また学校に通うの?」と考えると挫けてしまいそうにありますよね…でももう⼀踏ん張りです!
④ AEAJ認定スクールに通おう!
・ アロマセラピストは唯一、一般の人々にトリートメントなど、アロマテラピーを実践するための資格です。上記3 つの資格と違う知識として、他人の身体を触るということがあります。
AEAJ認定スクールでは、より専門的に学ぶ必要があるのです。ただ身体のことを学ぶだけでなく、ストレスマネジメントなど多岐にわたる専門知識を学ぶことになります。
⑤ アロマセラピストになるための試験を受けよう!
スクールでのカリキュラムを終えると試験があります。試験は年に2 回5月と11月にあります。まずは学科の試験です。学科の試験に合格すると実技試験やカルテ演習があります。
ここで合格して、念願のアロマセラピストになれます!合格したら、協会に登録をしてアロマセラピスト登録料を払います。その後、資格証が送られてきます。これでやっとアロマセラピストとして働くことができます。
★ アロマセラピストとして働こう!
アロマセラピストの仕事は最初に書いたようにリラクゼーションサロンだけでなく、病院や福祉施設などでも働くことができます。
自分はどういう仕事をしたいのかを考えて、素敵な職場を⾒つけることが、今後やりがいを持って働けるかのポイントとなります。ひと口にアロマセラピストと言っても現代のその職場環境は、医療現場や介護施設、アロマセラピーサロンや販売店など、様々だからです。
いかがでしたでしょうか。ストレスフルな現代の社会で、年々ニーズが高くなっているアロマセラピスト。世間一般のイメージとは違い、『癒しのプロ』として意外にも色々な分野で働けます。
どんな職業にもやりがいがあるのはもちろんですが、アロマセラピストは疲れた心を元気にしたり、リラックスさせたり、多くの人々にダイレクトに喜んでもらえる仕事です。たくさんのやりがいがあるのです!
今回お伝えしたAEAJ協会のアロマセラピストまでの道のり。正直な感想で言えば、「ちょっと、長いなぁ…。」と感じる人々も多いのも事実。けれども、時間と手間隙が掛かる分だけスペシャリストとして活躍の場とともに、可能性が広がります。
それでも気になる場合には、他の協会の資格取得までを調べて比較検討する方法も一案です。なかにはアロマセラピストだけの資格を取得できる協会もあります。自分にあったスクールや協会を見つけるのが一番!
そしてアロマセラピストとして活躍できる日を目指して、進みましょう!
まとめ
憧れのアロマセラピストになる基礎知識とステップ
・アロマセラピストへの第一歩は自分にあった協会選び
・アロマセラピストへの道、第一歩は通信講座・通学講座選びが分岐点
・アロマセラピストとして活躍するためには5つの協会から選ぶ
・全くの初心者なら、まず目指すべきは「アロマ検定1級」
・プロとしての最初のステップ、アロマテラピーアドバイザー
・人に教えながらセラピストを目指す、インストラクター
・アロマセラピスト認定スクールに通って、人の身体と技術を磨く