トイレに観葉植物を置くと、ひとりの空間で緑を見ることが出来て、ホッとする空間にもなりますよね。けれども日が当たらないトイレに観葉植物を置くと、すぐに枯れそうで迷うのではないでしょうか。
そんなトイレの観葉植物として人気が出ているのが、日陰で育つ耐陰性植物の「シェードプランツ」。
窓側小さかったり、なかったりするお部屋やトイレは日の光が入らないので、グリーンがあるだけで解放的で、リラックスした雰囲気が出るのも魅力ですが、日陰に強い植物、と言う特性は必須!
日陰でも育つと聞くと、ジメジメした苔のようなものや暗い印象もあるかもしれませんが、普通の植物に劣らず、フレッシュな印象のものが多いんです♪
少しでも自然のものがあると、ワンランクアップのおしゃれにもなりますよね。そこで今回は、そんなシェードプランツの魅力とオススメの種類をお伝えします。
トイレの観葉植物☆
丈夫に育つおすすめシェードプランツ
トイレの観葉植物におすすめの、シェードプランツ
植物を育てるベストな環境は「お日様が当たるところ」、…と思いがちですが、自然界には日当たりのいい場所よりも、半日蔭や日蔭の場所の方が多い!
森の木が沢山生えているところ、地面も植物で覆われているところ…と考えると、想像できるはず。耐陰性という日陰でも耐える性質があるのが特徴です。
【 トイレの観葉植物に最適!シェードプランツ 】
★ お日様の光が少なかったり、当たらない部屋でも1週間に2、3回日光をあててあげるだけで育つものも!
・ また放っておいても丈夫に育つものや、あまり水がいらなくていいものもあり、手のかからない事が多いのも嬉しいところ。空気を綺麗にしてくれるものもあるのも、トイレの観葉植物に最適な理由のひとつ。
ただ、耐陰性がある観葉植物も、お部屋の明るさによって育つ種類が異なるのでその点も踏まえてオススメのトイレの観葉植物をお伝えしていきます。
少しの日の光でオシャレに飾れる「アスプレニウム」
みずみずしい緑色の葉が人気の「アスプレニウム」!世界中にも沢山の品種があり、葉の形や模様などに個性があります。明るい日陰を好みますが、耐陰性もあるのです。小窓があって少し日が入るトイレにいいですね。
【 トイレの観葉植物、アスプレニウム 】
★ 直射日光は苦手で葉やけしてしまうので注意!カーテン越しにやや光が入るくらいがベスト!生育温度は20~25℃、耐寒性もよく5℃くらいまで耐えられます。
・ そしてあまり土がいらない事も特徴。小さめの鉢はもちろん、つり鉢やこけ玉の上などでも育つので、ちょっとオシャレなトイレ演出にも一役買ってくれます☆
水やりは春から秋にかけては土がやや乾いたらたっぷりあげ、冬場が土が乾いてから1~2日くらいでOK。水切れを起すと生育が悪くなりますが、冬場の水の遣り過ぎには注意。
多湿を好むので乾燥しやすい季節は、霧吹きなどで全体を湿らせてあげてください。長期間暗い場所に置いておくと葉の色が薄くなります。買ったときより薄くなってきたな、と感じたら、週に2,3回明るい日陰に置いて日光浴をしてあげれば、バッチリ!
日陰でも花が咲く♪「ホヤ・カルノサ」
「葉っぱだけじゃなくて、できれば花も楽しみたい!」という人にオススメのトイレの観葉植物が、「ホヤ・カルノサ」。
花が桜のようなので「サクララン」とも呼ばれています。品種によっては、少し肉厚で白いスが入っていたり、くるくると葉自体に個性があって花が咲かなくても可愛いです。
【 トイレの観葉植物、ホヤ・カルノサ 】
★ 乾燥に強く、日陰でも丈夫に育ち、さらに放っておいても元気に育つので、初心者の方やお手入れになかなか時間が割けない人にもオススメ!
・ ツルが伸びるので、ハンギングの鉢に入れて育てると素敵。花を咲かせたい場合は明るい日陰に置いてください。ツルが1m程度伸びると咲いてくれます。1度咲けば毎年夏に可愛いお花が見れるのも魅力!
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりと。過湿を嫌うので、密室になるようなトイレはオススメできません。日が少しでもあたる乾きにくい空間がベスト。ハートの形の葉っぱが可愛い「ホヤ・カーリー」という葉差しの仲間もいるので、こちらもチェック!
マグカップでも育つ葉差しの植物なので、こちらは飾るスペースがあまりないトイレにオススメです。
南国ムードに浸れる☆テーブルヤシ
これぞ観賞植物!1度はどこかの家で見た事のある代表的な植物がテーブルヤシ。お部屋はハワイアンやエスニックテイストなのに、トイレだけ普通の家と同じ…、なんて悩みを解消!
【 トイレの観葉植物、テーブルヤシ 】
★ 名前の通り、ヤシの木ですが、その大きさは高さ10~50cmと小ぶり。南国の植物なので明るい場所を好みますが、意外にも耐陰性がありトイレにも飾れます。
・ 実は真夏の強い日差しは苦手で、葉っぱが枯れてしまう事も…。ただし日光は好きなので、葉っぱの色が悪くなったら少し明るい場所に移動してあげてください。
水やりは春から秋にかけては、土の表面が白く乾いてきたらたっぷりと、秋から冬は土の表面が乾いてから2~3日を目処にあげるのが正解!体感温度は5℃。冬場冷えるトイレの場合はその時期だけリビングに移動させると安心です。
また乾燥が苦手なので、冬場は霧吹きで葉の表面を濡らすのもポイント!
1番日陰に耐える!「アグラオネマ」
長時間の日陰にも耐えられるトイレの観葉植物ならコレ!「アグラオネマ」。見た目は緑の葉に白い模様が入っていたり、赤くふちが色付いているものもあります。映画の「レオン」でジャンレノが育てていて、有名になったので知っている方もいるかもしれません。
タイでは「飾ると幸福を呼ぶ」とされていて人気があります。
【 トイレの観葉植物、アグラオネマ 】
★ 直射日光が苦手で当たりすぎると枯れてしまいます。1日で数時間しか日の当たらない半日陰でも育てられるというので驚き!
・ またアグラオネマにはホルムアルデヒドを吸収し、空気清浄効果がある事でも注目されている植物。小さい株でも個室のトイレだったら、効果が期待できるかもしれません。
水やりは春から秋にかけて土の表面が乾く前にたっぷりあげ、冬は少なめにし土を乾かしぎみにするのがオススメ。寒さには弱いので冬場はトイレ用ヒーターを使ったり温かい室内に移動すれば次の年も楽しめます。
日当りのよくないトイレの観葉植物にアグラオネマを選べば、明るい印象のトイレになること、間違えありません!
いかがでしたでしょうか、狭いトイレのちょっとした場所に、手軽に緑を取り入れられるのがシェードプラントの魅力。意外ですが日の光がよくあたりそうな熱帯地方の植物で耐陰性のものが多いのは、高い木々の中でも育つため…。
熱帯雨林でも反対に、日光に当たりすぎると枯れてしまうものがあったりと、植物=日光大好き!というイメージだけではありません。
ただ、あくまで耐陰性は、「日陰に耐えられる性質」なので、もしトイレに窓があるなら窓の近くに置いてあげたり、元気がなくなったらその植物にあった日の当たる場所に置いて、回復させてあげるのが、長く元気で育つコツ。
今回お伝えしたものは全て、お手入れも簡単!インテリアの1つにすぐに取り入れられるものばかり。ぜひ飾って、トイレの観葉植物でリラックスできる空間を、おしゃれに演出しちゃいましょう!
まとめ
日の光の少ないトイレに置ける観賞植物
・シェードプラントは日陰にも耐えられる植物
・飾り方のバリエーションが豊富「アスプレニウム」
・花を楽しみたいなら「ホヤ・カルノサ」
・雰囲気作りに最適「テーブルヤシ」
・空気清浄もする最強植物「アグラオネマ」