盆栽の育て方、実は簡単!ミニサイズから始める7つの手順

盆栽の育て方、実は簡単!ミニサイズから始める7つの手順
盆栽の育て方はかつて「シニアの高尚な趣味」というイメージの強いものでした。確かに手塩にかけて樹木を育てることも、美しい樹形を作ることも、多くの時間や手間がかかりそうに見えます。

しかし、最近になって「盆栽」が海外で注目を集めたり、盆栽の育て方のひとつのテクニックである「苔玉」おしゃれなインテリアとして、若者に人気になりました!

おしゃれな「BONSAI」ならぬ盆栽の育て方、ちょっとしたインテリアだけでなく趣味としても、チャレンジしたくなりますよね。

盆栽とはそもそも「草木を鉢に植え、枝ぶりや葉姿、もしくはその全体を鑑賞する趣味」です。確かに形よく美しく、草木を育てるのにはテクニックが必要ですが、本来の意味合いを考えてみれば、全く堅苦しくありません!

むしろ初心者でも育てやすく、様になるような植物を選べば、盆栽の育て方は実は簡単とも言えるのです。そこで今回は、初めてさんにおススメの「ミニサイズ」の盆栽の育て方を中心に、気軽に生長を楽しめる7つの手順を、解説します。



 

盆栽の育て方、実は簡単!
ミニサイズから始める7つの手順

 

育てたい植物を考える!


ミニサイズの盆栽のうち、樹高20cm以下のものを「小品盆栽(しょうひんぼんさい)」樹高10cm以下のものを「ミニ盆栽」と呼びます。

これくらいの大きさなら、大きなスペースも要りませんし、どこでも作業ができます。そして様々なところに飾ることができるのも魅力的!

そして盆栽は、大きく5つの種類に分けることができます。まずはイメージを膨らませて、どんな植物を育てたいのかを決めちゃいます!そこで、初めてさんにもおすすめの植物を、いくつかお伝えします。

【 ミニ盆栽の育て方:盆栽の種類 】

① 松柏盆栽→松系の盆栽。

例) 五葉松(ゴヨウマツ)・黒松・真柏(シンパク)など。

② 花物盆栽→花を咲かせる盆栽。

例) 梅・桜・紅紫檀(ベニシタン)など。

③ 実物盆栽→果実が実る盆栽

例)サクランボ・寒グミ・ピラカンサなど。

④ 雑木盆栽→きれいに紅葉する盆栽。

例) 楓・山紅葉(ヤマモミジ)・紅満作(ベニマンサク)など。

⑤ 草物盆栽→多年草・一年草・多肉植物などの盆栽。

例) ベンケイソウ・サボテンなど。

ワクワクしながら育てたい植物が決まったら、次はそれに合う鉢です!

【 盆栽の育て方:鉢選び 】

★ 初めて盆栽を育てるなら、5cmほど深さがあり、直径も10cmほどある丸鉢が扱いやすいはず。

・ ちなみに、おしゃれに茶碗などを鉢代わりにしたい場合は、排水口となる底穴を開ける必要があります。

底穴に敷いて、用土の流出を防ぐ鉢底ネットも用意して、準備万端です。

 

選んだ植物に合った用土


盆栽の育て方においては、植え込む「用土(ようど)」を選ぶことがとても重要です。

【 盆栽の育て方:用土のポイント 】

★ 小さなスペースに植物を植え込むため、用土は通気性と保水性を兼ね備えたものでなくてはなりません。

・ 面倒だからと言って庭の土や畑の土を使ってしまうと、せっかく植えた植物が根腐れを起こすこともあるのです。

良く用いられるものには通気性はもちろん、水はけと保水性の良さを併せ持っている「赤玉土」や「桐生砂」、「鹿沼土」などがあります。

しかし、通常では1種類の土を用土として使うのではなく、植物が育ちやすい環境に合わせて数種類を配合したものを用土として用います。

【 初めてさんの用土の選び方 】

★ こちらは初心者には、なかなか判断が難しいもの!

・ 園芸店のスタッフに相談したり、ネットの専門店を利用するなどして、植物に合ったものを用意すると安心です。

 

盆栽を育てる道具を揃える


盆栽を育てていくには、それ相応の道具が必要となります。初めてさんなら、まずは最低限の必要な道具を揃えてから作業に掛かると、より挑戦しやすいはず。そこで、以下にその道具類と使い道を解説します。

【 盆栽の育て方:必要最低限の道具 】

① 剪定ばさみ→

・ 根・葉・枝すべてに対応できるものをおすすめします。

② 盆栽ばさみ→

・ 太い根や枝を切る時に使います。

剪定ばさみをこれらのカットに使い続けると、どんどん切れ味が落ちるので、使い分けると便利なのです!

③ ピンセット→

・ 落ち葉やごみを取り除いたり除草や虫取りなど、様々な用途に使います。

このピンセット、一方がコテになっている「コテ付きピンセット」なら、コテ側を「土の表面ならし」などに使うことができ、また便利!

④ じょうろ→

・ 水やりに使います。ミニサイズの盆栽なら、300~500mlほど水が入る、はす口のついたものが扱いやすいです。

使いやすい道具を入手することは、盆栽の育て方をより扱いやすいものにします。園芸店やネットショップをチェックしてくださいね!

 

植物を鉢に植え付けよう


いよいよ、鉢に植物を植え付けます。これこそ「盆栽の育て方」のハイライト!以下の手順で、丁寧に作業を進めることで、キレイに仕上がります。

【 盆栽の育て方:鉢へ植え付け 】

① 鉢の外側から、穴に鉢底ネットをあてます

・ 鉢の中にネットを敷く方法もありますが、こちらの方が簡単!

② ネットをあてた鉢の裏から、25cmほどにカットして中心をVの字型に折り曲げた1~1.2mmの針金を通します。

・ 針金の両サイドを鉢に沿うように外側に広げて、ネットを固定します。

③ 植物の苗木の底についている土を、竹製の箸で根を切らないように注意しながら落とし、根をほぐします

④ 根を鉢に入るくらいの長さに切り揃えます。

⑤ 用土を鉢に入れ、苗木を入れたら広げておいた針金を左右から交差させて、ねじって固定します。

・ ペンチがあると便利です。

⑥ 苗木の株の周りに、残りの用土を入れて、竹の箸でつついて根の間にも用土が行きわたるようにします。

⑦ 針金を苗木がぐらつかないようにきつく締めて、土に押し込んでおきます。

⑧ たっぷり水を与えて完成です。

 

盆栽の置き場所と水やり


盆栽の育て方としては「屋外で育てる」ことが原則です。そのためできるだけ日当たりが良く、風通しの良い場所に置くことを意識してください!

【 盆栽の育て方:室内で育てる場合 】

★ 部屋で育てる場合も、一週間に一度は屋外に出して日光浴をさせてあげたいところ。ただし西日は避けるようにします。

そして水やりには、ポイントがあります。ガーデニングでは鉢植えに水やりをする時は「土の表面が乾いたら鉢の底から水が流れてくるくらい、たっぷり水を与える」のが基本です。

★ しかし盆栽は用土が少ないため、とても乾燥しやすくなっています。

そのため水やりもその分頻繁に行う必要があるのです。その頻度は以下のようになります。

【 盆栽の育て方:水やりの頻度 】

植え付けから1か月後くらいまで→1日に2回くらい

夏場1日に2~3回くらい

冬場2~3日に1回くらい

このように時期によって水やりの頻度が変わりますが、これはあくまでも目安です。毎日盆栽をチェックし、水切れを起こさないように注意すると、安心です。

 

肥料の与え方


★ 盆栽の育て方では、液体肥料ではなく固形肥料!

ガーデニングにおいては追肥として液体肥料を使う方が一般的ですが、盆栽の育て方の場合、少しでも液体肥料の薄め方を間違えると、規定より濃度が濃かった場合に根が負けてしまう恐れがあるのです。

【 盆栽の育て方:肥料の与え方 】

★ 緩効性の固形肥料を盆栽の
根元に置きます。

・ 盆栽用のものを使うと便利です(置く量は、肥料のパッケージを確認して決めてください)。

1か月ほどで効果が薄れてくるため、効き目が切れる頃に新しい肥料を置くようにするのが、ポイントです!

 

盆栽の剪定


盆栽の育て方で、剪定は不可欠であり楽しみ!盆栽を作ってから時間が経過すれば、当然枝葉が伸びて全体の形が崩れてくるので「剪定」が必要となります。

【 盆栽の育て方:剪定 】

★ 全体のバランスを崩さないように、伸びすぎた枝や重なった枝、真上や真下に向かって伸びている枝を選び、切り揃えます

・ ポイントは「交差する枝を作らないこと」です。

近くで盆栽をチェックするだけでなく、離れて全体をチェックしたり、様々な方向からチェックをして剪定を進めて行きます。

 

いかがでしたでしょうか。このように作ったミニサイズの盆栽の育て方は、きちんとポイントを守ればその後何年も楽しむことができます。

しかし、鉢の中では根が伸びて「根詰まり」を起こしやすくなるため、樹木を選んだ場合は松柏盆栽で3~4年、花物・実物盆栽で1~2年、雑木盆栽で2~3年を目処に植え替えを行う必要も、出てくるはず。

その時は、鉢に根が収まるように切り揃えるようにし、用土も新しいものに取り換えて植え替えを行えば大丈夫!

盆栽の育て方が理解できるようになったら、用土の上に苔を敷いたり、好きな容器を鉢に見立てて盆栽を新たに育てるなど、楽しみ方も広がります。王道の盆栽からは外れますが、ストーリーを考えてミニフィギュアなどを置いて楽しんでいる人々もいます!

そんな世界を広げるための第一歩として、盆栽の育て方を少しずつマスターして、趣味にしちゃいましょう!

 

まとめ

ミニサイズの盆栽の育て方、7つの手順

・育てたい植物を考えることから始めよう
・選んだ植物に合った用土を選ぼう
・盆栽を育てるのに最低限必要な道具を揃えよう
・植物を鉢に植え付けよう
・盆栽の置き場所と水やりに気を配ろう
・肥料は液体肥料ではなく固形肥料を使おう

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