モンステラの育て方を理解して、せっかくインテリアとして用意したり、贈られた観葉植物を長く楽しみたいですよね。観葉植物は育てやすい種類が多く、手入れポイントを押さえれば大丈夫!
モンステラは南国をイメージする、大きな切込みのある葉が魅力の観葉植物の代表選手。小さいタイプであれば100円均一でも販売している姿を見つけられます。
玄関にリビングにベッドルームに…、切った部分をテーブルに飾ったり、葉はランチマット代わりにしてもおしゃれ。モンステラの育て方が簡単であれば、ぜひ飾りたいもの!
ただ、園芸自体が苦手だと、害虫や根腐れなどが起きると、ちょっとやっかいですよね…。
そこで今回は、初めて植物を育てる、手入れをする方々が押さえたい、モンステラの育て方のポイントをお伝えします。
モンテスラの育て方☆
初めてでも安心!手入れのポイント
まずはベストな置き場所を決める
モンステラをはじめとした観葉植物は、多くが室内でも育てられるのが魅力のひとつ。まずはそれぞれの植物の特徴に適した置き場所を決めることが、モンステラの育て方では最初のポイント。
【 モンステラの育て方☆置き場所 】
★ モンステラは熱帯アメリカのつる性植物であるため、暑い日差しにも耐えられる…と勘違いしやすいのですが、暑さには強いものの直射日光は苦手。
・ 葉やけの心配もあるので、室内の「明るい日陰」に置くとぴったり!例えば、窓際のレースのカーテン越しくらいが丁度良いです。
屋外で育てるなら遮光ネットが便利!今では100円均一などでも見かけることができるので、場所によっては活用すると安心。反対に全く陽が当たらないと、ひょろひょろに育ってしまいます。
モンステラの水やりと日々の手入れ
モンステラの育て方で意識しておきたい点が、モンステラは暑さには強いものの、寒さには弱い、というところ。そのため冬場は生育が悪くなり、あまり多くの水を必要としません。
【 モンステラの育て方☆水あげ 】
★ もともと乾燥気味に育てるのがモンステラの育て方ですから、冬場は「土が乾いたな~。」と思ってから、数日(2・3日前後)置くくらいの気持ちで大丈夫。
・ 暖かな春や夏場には、土の表面が乾いた頃合いで、たっぷりの水あげをしてください。
そして大きな葉がモンステラの特徴。室内で育てていると、たくさんの埃がついてしまいます。植物全般に言えることですが、モンステラも葉に小さな「穴」があるもの。
【 モンステラの育て方☆葉の管理 】★ ここからもモンステラは水を吸収するので、埃がたまっては、健康的に育ってくれないかもしれません。
・ こまめに水で絞った布巾で葉を拭いてあげたら、霧吹きを準備してシュッシュッと葉に霧を掛ける「葉水」を与えると、より元気に!
モンステラのバランスが悪くなったら…
モンステラは生長していくと、インテリアとしてはバランスが悪くなることもあるはず。根本の葉が落ちるだけ落ち、丈夫に葉が付いてくると、くた~っと片側にうねってしまうことも多いです。
【 モンステラの育て方☆切り戻し 】
★ こんな時に行われるのが切り戻し。思い切って切って、仕立て直してもすぐに生長してくれます。
・ 切ったモンステラの茎は、他の鉢に入れた用土に差して育てる「差し木」をしても育ってくれるので、増やしてもOK!
モンステラの茎の途中から「気根」と呼ばれる「根」が生えてくることも多いですが、まとめて誘引しても大丈夫ですし、切ってしまっても
問題ありません。
モンステラを植え替える
モンステラは生長が早い植物ですから、切り戻しでも難しくなれば植え替えをするのもひとつの方法。
鉢植えのモンステラで鉢の中が根でパンパンになっているようでしたら、ひとまわり大きな鉢に植え替えをしてあげたいところです。
【 モンステラの育て方☆植え替え 】
★ 植え替えにおすすめの時期は暑い時期の7月~9月。多湿を好むモンステラの育て方では、植え替えをしても復活しやすいこの時期が適切!
・ 切り戻しの項を参考にしながら、植え替えをしながら痛んでいる根っこや、アンバランスになったモンステラの葉を切ったり整えて、植え替えをしてください。
切った葉は用土に差したり、茎だけのモンステラに差しても生長してくれるので、増やすのも良いかもしれません。
初心者の大敵!害虫対策
初めて植物の手入れをする時、やはり最も気になるのが害虫。慣れないと害虫を見つけただけで、ゾッとする方も多いもの…。
モンステラの育て方のなかでは、ハダニやカイガラムシ、アブラムシなどの害虫に注意する必要があります。アブラムシなどは見つけたらすぐに駆除しなければ浸食されてしまうことに…。
【 モンステラの育て方☆害虫対策 】
★ 牛乳で霧吹き…、などの智慧も見受けますが、やはり初めてなら市販の園芸用殺虫剤、ハダニやカイガラムシであれば防ダニ剤で対策するのが一番です。
・ ハダニやカイガラムシは乾燥した植物に付きやすいのも特徴。もともとモンステラは多湿を好みますから、こまめに霧吹き、霧吹きと共に、拭き取りの手入れが防虫対策に繋がります。
葉の裏側に付きやすいのが、ハダニなどの害虫の特徴。霧吹きをしながら葉の裏側までチェックしてください。
いかがでしたでしょうか、今回は観葉植物のなかでも特に人気の高い、南国情緒溢れるモンステラの育て方をお伝えしました。暑さに強く丈夫で良く生長してくれるのがモンステラ。
そのため、本文中でもお伝えしたように、差し木などでどんどん増やすこともできるのが特徴。お家のあちらこちらに飾るだけではなく、バランス良く整えてプレゼントにしても、良いかもしれません。
最後にお伝えした害虫ですが、ハダニはすぐに駆除できるものの、カイガラムシは少しやっかい。「カイガラ」だけにくるっと覆われてしまうと、殺虫剤も効果を発揮できないのが難点です。
ただ、少し面倒ではありますが、ヘラなどで葉にくっ付いたカイガラムシを削ぎ落とすこともできるので、こまめにチェックしながら即駆除、を心がければ大丈夫!
モンステラの育て方のポイントを押さえ、おしゃれなお部屋にしちゃいましょう!
まとめ
モンステラの手入れのポイント
・レースのカーテン越しなど、明るい日陰に置く
・乾き気味に水をあげる
・葉に霧吹きで水をあげる「葉水」も行う
・バランスが悪くなったら切り戻し
・土や茎に切った部分を差しても生長する
・葉水は害虫対策にもなる
・カイガラムシが覆われたら、削ぎ落とす