ブーゲンビリアの育て方。綺麗な花を咲かせる9つのコツ

ブーゲンビリアの育て方。綺麗な花を咲かせる9つのコツ
とある戸建のおうちに、ブーゲンビリアのアーチが作られていました。春になるとあざやかな濃いピンク色の花が咲き誇り、それはそれはきれいな光景です。ブーゲンビリアは春から秋にかけて、何度も成長と開花を繰り返します。それだけ長く楽しめる花なので、先述したアーチのある家の他にも、鉢植えなどで、外からも目立つところに植えられていることも多いですよね。

また、長く花がついてくれるから、育てる方も楽しく育てることが可能で、つる性の樹木なので、形もある程度は好きなように作ることができます。そして、一度育てたら虜になる魅力のある花ですので、興味がある人には、その魅力を肌で感じてもらいたいと思います。

そこで今日は、綺麗な花を咲かせるための、ブーゲンビリアの育て方をこっそり教えちゃいます。是非読んでみてくださいね。

日当たりが大好き

ブーゲンビリアは南アメリカが原産の植物です。そのため、日光が大好きで日当たりの良いところではぐんぐん大きくなります。

反対に、日当たりが悪いと、途端に生育が悪くなってしまいます。なので、家の中でも特に日当たりの良い場所に置くようにしましょう。

露地栽培の場合も、とにかく日当たりの良い場所を選ぶことが大事です。また、開花中の鉢を室内に取り込むと、日照不足で花が落ちてしまうこともあります。ブーゲンビリアの育て方で一番大切なのは日光。それくらい日当たりには注意しましょう。

 

水やりは様子を見て

基本的にブーゲンビリアは乾燥気味を心掛けます。4~10月の生育期には土が乾いたらたっぷりと水をあげるようにします。しっかり乾燥してから与えるのがポイントなので、一度、乾燥した鉢を持ち上げて重さを体感しておくと良いでしょう。

持ち上げるのが難しい場合は、完全に持ち上げるわけではなく、どこか一方を持ち、重さを感じるくらいでも十分参考になるでしょう。

水は与え過ぎると根腐れします。枝が伸びすぎるようなら、夏は少なめに。冬は葉が落ちて生育も停滞するので、さらに少なめを心掛けるようにしましょう。

 

肥料はやりすぎに注意

肥料は、生育期に2~3ヶ月に一回、固形の肥料を少量、控えめに与えます。肥料がばっちり効いてくると、枝がぐんぐん伸び、葉が大きくなります。そうなると、大きくなりすぎたり、つく花の数が少なくなったりしてしまいます。

株が大きくなるのはうれしいものですが、それによって花がつかなくなるのはさびしいものです。ブーゲンビリアは大きくなりやすい植物ですので、そこまで急いで大きい株にすることもないでしょう。ゆっくりと花を楽しみながらじっくり育てるのがおすすめです。

 

冬場は5℃以上を保つ

ブーゲンビリアの育て方は比較的簡単ですが、唯一枯れる原因となってしまうのが冬場の管理です。ブーゲンビリアが枯れないデッドラインは、0~3℃です。なので5℃以上は確保しておくのが得策といえるでしょう。

室内に入れるなら、日当たりの良い窓際に。露地栽培は暖地ならできますが、寒くなる地域は避けた方が無難でしょう。

 

支柱をうまく使う

綺麗な花をたくさんつけるためのコツとして、支柱をうまく使うがあります。ブーゲンビリアの花は枝の先端につきます。

そして、枝はまっすぐに伸びます。枝に脇芽をたくさんつけることで、花もたくさんつけることができます。その脇芽をたくさんつけるために、ブーゲンビリアの枝の伸び方の特性を利用します。

ブーゲンビリアは枝がななめ45度以下になると成長が鈍くなり、横になるとストップします。つまり、支柱に枝を巻きつけることで、その枝の成長を鈍くさせて、その脇芽が伸びるように誘い出すことができます。

 

開花中はデリケート

開花中のブーゲンビリアは、実はデリケートなのです。ちょっとした気温や日当たりの変化にも敏感に反応します。最悪、花がぽろぽろと落ちてしまうことも……。

花が咲いたら、すぐに室内に飾ったり、庭でも目立つところに場所を替えたりしたりものですが、それは非常に危険な行為。どうしても花が咲いたときに場所を替えたいなら、生育期の早い時期に置きたい場所に移動してしまいます。

その時も、できるだけ日当たりの良い場所を選ぶようにしましょう。

 

剪定も花をたくさんつけるコツ

長くなった枝や、古くなった枝を切り落とすことも、次に花をたくさんつけるコツです。花が咲き終わったら、思い切って、2~3節残して切り落としてしまいましょう。

また、新しく伸びてきた芽の勢いが良く、長く伸びすぎてしまった場合も、先端を切り詰めるか、大胆に根元付近からカットしても良いでしょう。長い枝より短い枝の方が、花はたくさんつけられると覚えておくと良いでしょう。

 

植え替えは定期的に

ブーゲンビリアは大きくなりやすい分、根も張りやすい植物です。放っておくと根詰まりになりやすいので、定期的に点検し、植え替えを行うようにしましょう。

植え替えに適した時期は、剪定を行うタイミングと同じで、花が終わった時です。鉢底を見て、根がはみ出していたら植え替えを行いましょう。

その他にも、日当たりや水やり、肥料にも問題は見られないのに、株がなかなか成長しない場合も、根詰まりを起こしている可能性が考えられます。

植え替えはブーゲンビリアの育て方の中でも慎重に行わなければならず、少し億劫に感じるかもしれません。しかし、とても重要なことなので、面倒がらずに行うようにしましょう。

植え替えを行う際には、伸びすぎた根だけをカットし、少し余裕があるような鉢に植え替えるようにしましょう。全ての根をカットすると、栄養を吸収しにくくなるため、株が弱ってしまう可能性があります。

 

挿し木で増やす

ブーゲンビリアは挿し木でも増やすことができます。挿し木をするのに適しているのは、6~7月。その年に伸びた枝の中で、成長が止まって、しっかりと固くなったものを選んでカットしましょう。

ブーゲンビリアはあまり根付きが良くありません。なので、最初はコップなどに浸けてしっかりと根を出させてから、その後、鉢に植えつける方が確実な方法といえるでしょう。

 

このように、ブーゲンビリアの花をたくさん咲かせるためには、枝を伸ばしすぎない、水はほどほど。日当たりはたっぷり。実はこれだけ覚えておけば綺麗に咲かせることができます。そして、たまに鉢底をチェックして根の状態を確認する。

春に綺麗な花を一度咲かせることができると、秋口まで楽しめるブーゲンビリア。冬の間は温かいところに置いておくだけで、水やりもほとんど必要ないというお手軽さも魅力です。

草花も良いですが、樹木も育ててみたいと思う人にはもってこいの植物ですので、是非育てる植物リストの候補に入れてみてください。

まとめ

ブーゲンビリアの育て方、綺麗な花を咲かせるには

・日当たりの良い場所で育てましょう
・水やりは乾燥気味を心掛け、4~10月の生育期には土が乾いたらたっぷりと水をあげる
・肥料はやりすぎに注意
・冬場は5℃以上を保つ
・支柱をうまく使う
・開花中はデリケートなので注意しましょう
・剪定も花をたくさんつけるには古い枝を大胆に切り落とす
・植え替えは定期的に


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