胡蝶蘭の育て方、基礎知識☆プロが教える長持ちのポイント


胡蝶蘭の育て方は、一般的には上級者編と言うイメージですよね。縁起のいい花として、お祝いなどの贈り物にもらう機会も多い一方で、胡蝶蘭の育て方が難しいために、「枯らしてしまうかも…」と不安になる方々が多いのも事実です。

確かに、せっかく贈り物でもらった胡蝶蘭、育て方を知らないまま管理をしていた事が原因で、枯らしてしまうのはとても残念!長く楽しみたいのであれば、ちょっとした手間とコツが必要な、胡蝶蘭の育て方を把握していれば、気も楽ですよね。

そこで今回は、胡蝶蘭の花ができるだけ長持ちするポイントをおさえた、胡蝶蘭の育て方の基礎知識をお伝えします。

もともと胡蝶蘭は、1度の開花で2か月以上もキレイな花を咲かせ続ける、とても花持ちのいい花。是非、ポイントをおさえた胡蝶蘭の育て方で、優雅な咲き姿を長く楽しんでください。

鉢のラッピングをすぐにはずす

お祝いの贈り物として頂くことの多い胡蝶蘭には多くの場合、リボンやペーパーなどで鉢の周りに豪華でキレイなラッピングがされています。華やかでお祝いらしい雰囲気のあるラッピングは、外してしまうのがもったいない気がします…。

【 胡蝶蘭の育て方:ラッピングは外す 】

★ 胡蝶蘭を長持ちさせる育て方は、まず、このラッピングを全て外してしまうことから始まります。

・ 胡蝶蘭はとても根腐れをおこしやすいので、鉢の中が蒸れてしまうような環境は大敵!ラッピングをしたままでは、鉢の中の土は、いつもじめじめ湿ったままになってしまうのです。

もしくはラッピングの底部分を全部カットして、鉢側面のラッピングだけを残す方法もあります。これなら、贈られた時の華やかなラッピングは残しつつ、鉢の底面が空いていますので、蒸れることなく、飾ることができちゃいます☆

 

原生地域の環境を考えた置き場所

胡蝶蘭を長持ちさせる育て方で注意したいのが、置き場所。意外と知られていませんが、胡蝶蘭は熱帯~亜熱帯のジャングルに生息していて、ジャングルの中では背の高い樹木の枝や幹の上に根を張って自生します。

【 胡蝶蘭の育て方:直射日光を避ける 】

★ ですから胡蝶蘭は、うっそうと茂る熱帯雨林の中でも、人の背丈よりも高い所のような、高温多湿直射日光は当たらないけれど明るく、高所ならではの風通しの良い場所を好みます。

・ 日本の5~9月下旬であれば屋外での管理も可能な気候ですが、直射日光は葉が焼けて枯れる原因となるので屋外に置くには注意が必要です。

胡蝶蘭の育て方にあまり詳しくない方であれば、レースのカーテン越しのような屋内の明るい日陰のような場所の方が一年中管理しやすいです!

 

意外と間違いの多いのが水やり

胡蝶蘭が長持ちしない育て方の中の一つが、間違った認識の水やりです。胡蝶蘭は他の木々に根を張って自生しているため、根から水を吸い上げる力がとても弱いのです!

【 胡蝶蘭の育て方:水やりは乾燥気味に 】

★ 乾燥しているくらいがちょうどいい植物で、多すぎる水やりは根腐れの原因になります。

・ その一方で、葉から十分な水分が吸収できるよう、胡蝶蘭は葉の裏の水分吸収が非常に優れていて、葉水は元気の源なのです。

根本への水やりは土やミズゴケが完全に乾燥してからにし、その代わり、霧吹きや濡れたティッシュやスポンジで葉の両面をなでながら、葉が湿る程度にこまめに葉水を与えるのです。

【 胡蝶蘭の育て方:葉水のあげ方 】

★ 葉水は午前中の早めか夜間に行い、乾燥がひどいようなら一日に数回行います!。

・ 葉の裏を水拭きするのは胡蝶蘭の特徴的な育て方ですが、埃を取り除けるので光合成しやすくなったり、虫の繁殖も防げるので、是非取り入れて欲しい方法です。

 

寒さを感じさせない温度管理

先程もお伝えしたように、胡蝶蘭は熱帯雨林育ちですから、熱帯雨林の環境にできるだけ近付けた環境で育てるのが、上手な育て方。

【 胡蝶蘭の育て方:温度管理 】

★ 熱帯雨林育ちの胡蝶蘭は暑さに強く寒さに弱いので、冬の寒さは枯れたりつぼみが咲かないままになってしまう原因に!

・ 室温は常に15℃以上になるように注意して、胡蝶蘭が寒さを感じないように育てるのも、大切なポイントです。

 

乾燥しないように湿度を管理

熱帯雨林は高温多湿ですから、胡蝶蘭は乾燥にとても弱いということも、育て方の中で注意をしなければいけないポイントです。日本の夏も屋外は高温多湿ですが、夏でも冬でも、特に気を付けないといけないのは、エアコンによる乾燥です。

【 胡蝶蘭の育て方:エアコンの風 】

★ 風通しの良い場所を好む胡蝶蘭ですが、エアコンによる風はとても乾燥しているため、胡蝶蘭は逆に弱ってしまいます。

直接風が当たらないようにするのはもちろんですが、エアコンによってお部屋の空気が乾燥してしまった時には葉水を与える、など、胡蝶蘭自体が乾燥しないように工夫が必要です。

 

肥料が多いと元気がなくなる

いつまでも元気で花を咲かせてくれるようにと、たくさん肥料を与えるのは、胡蝶蘭の間違った育て方です。特に胡蝶蘭の開花中に肥料を与えると、元気になるどころか、花が落ちる原因になるなど、逆効果になってしまいます。

【 胡蝶蘭の育て方:肥料 】

★ 胡蝶蘭はもともとあまり肥料を必要とはしません!

・ もし与えるのであれば、春から秋の間で花が咲いていない時期だけ、と考えて手入れをすれば安心です。

株自体が弱っている冬場に肥料を与えたり、多すぎる肥料や濃すぎる肥料は根腐れを起こしてしまいます。

 

花びらは触らず大切に

胡蝶蘭の美しい花びらには、むやみに触らないように注意することは、すぐにでも気を付けられる胡蝶蘭の育て方のポイント。

【 胡蝶蘭の育て方:花びらには触れない 】

★ 胡蝶蘭は受粉が済むと花は花びらをしぼませ、その役目を終えようとします。

・ 胡蝶蘭の花に触ってしまってうっかり受粉してしまうと、花が咲いている時期が短くなってしまうので、「花びらには触らない!」を意識して手入れをしなければなりません。

 

開花後お手入れで重要なのは剪定

胡蝶蘭を長く楽しみたいのであれば、花が落ちた後の育て方として、茎の剪定の仕方を覚えておくのがおすすめ!

【 胡蝶蘭の育て方:剪定 】

★ 開花中はどんどん花が咲き続けますので、咲き終わった花から順に手で摘み取ります。

・ 全ての花が咲き終わり花がなくなったら、茎の根本からカット!翌年もまたキレイな花を楽しむことができます。

株は弱くなってしまいますが、茎の根元から3節目の上2cmのところでカットをすれば、そのシーズン中にもう一度花を咲かせることも可能なのです!

 

そこにあるだけでお部屋の雰囲気をがらっと明るく優美なものにしてくれる胡蝶蘭。しかし、胡蝶蘭はとても繊細な植物ですので、育てるにはちょっとした手間とコツが必要です。

長持ちさせる、胡蝶蘭の育て方のポイントはたくさん!全部覚えるのが大変に思えるかもしれませんが、どれも基本は胡蝶蘭のふるさとである、熱帯雨林の環境を模して環境を整えることに基づいています。

胡蝶蘭が原生している、熱帯雨林のような環境に、できるだけ近付けながら育ててあげれば、花が咲き終わった翌年以降も、きっとまたキレイな姿で見るものを楽しませてくれるのです!

見る楽しみと同時に、育てる楽しみも感じながら、胡蝶蘭の優美な咲き姿をいつまでも楽しんでください!

まとめ

長持ちさせる胡蝶蘭の育て方

・蒸れないようにラッピングをはずす
・直射日光は避け、室内の明るい日陰で育てる
・水やりは根からよりも葉水を多めにする
・熱帯雨林のように暖かい気候に室温調整
・乾燥は大敵。特にエアコンの風に注意
・肥料のやりすぎは逆に元気を奪う
・うっかり花びらにふれないように気を付ける
・開花が終わったら剪定で翌年も楽しむ


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