白菜の育て方☆プランターで育つミニハクサイに挑戦!

白菜の育て方と聞くと、壮大な畑でしか育てられないようなイメージがあります。けれども実は、プランターを使って簡単に家庭菜園することが出来る野菜が、白菜です。

白菜といえば、どんな料理にも使うことが出来る野菜…。ビタミンCやカリウム、亜鉛がたくさん含まれている上に、癖がない味のため、お子様に是非食べさせたい野菜の一つです。

また、食物繊維も豊富に含まれているため、ダイエットや美容にも効果があります。冬は、白菜たっぷりの鍋を作る、という方も多いのではないでしょうか。白菜の育て方を知って、家計にも優しく日々の食卓に使ってみませんか?

そこで今回は、白菜の中でも特に家で育てやすいミニ白菜の育て方についてお伝えします。「家庭菜園を始めてみたい!」という初心者の方にも、白菜の育て方は簡単です。ポイントは害虫対策追肥!さっそくチェックして、白菜を育てて下さい!

 

白菜の育て方☆
プランターで育つミニハクサイに挑戦!

 

ポットまたは牛乳パックを用意

【 ミニ白菜の育て方:用意するもの 】

★ ミニ白菜の苗を育てるために、ポットか牛乳パックを用意してください。

実は牛乳パックでも育てられるのです!

【 牛乳パックからの、ミニ白菜の育て方 】

① よく洗った牛乳パックを、高さ12cmくらいになるように上部分を切り取ります。

② 水はけがよくなるように、底の真ん中、もしくは四つ角に穴を開ければ完成です。

一つのポット・牛乳パックに対して、ミニ白菜の種が4粒ほど撒けるようなイメージです。

 

ミニ白菜の育て方:種まきは秋に

【 ミニ白菜の育て方:種まき時期 】

★ 8月下旬~9月上旬頃の、まだ比較的温かい時期に種まきをします。

・ ポットまたは牛乳パックに培養土を7~8分目くらいの高さまで入れたら、重ならないように種を置き、薄く土を被せます

その後、たっぷりと水をあげます。その後は、土の表面が乾燥したら、たっぷりと水をあげれば、大丈夫です。

 

発芽したら間引きをする

種を蒔いてから1週間くらいすれば、小さな芽が出てきます。本葉が2枚くらいにまで成長したら、元気のいい苗以外を間引きします。

【 ミニ白菜の育て方:間引き 】

★ 「間引きしちゃうと、白菜の数が減っちゃう…。」と残念に思いますが、間引きをしないと、栄養がそれぞれの苗に分散してしまいます。

分散してしまうと、結果的に全ての苗の成長が悪くなってしまうのです。葉っぱの大きさや背丈を見て判断しながら、間引きを行うのがポイントです。

 

プランターを用意する

本葉が4~5枚くらいに成長したら、ポットまたは牛乳パックからプランターに移動します。

【 ミニ白菜の育て方:プランターの準備 】

★ プランターに培養土を7~8分目くらいの高さまで入れ、ポット・牛乳パックよりも大きめの穴を、20cmくらいの間隔であけておきます。

通常の大きさのプランター(横幅85~90cmくらい)であれば、3株植えられるようなイメージです。培養土は、市販のもので問題ありません。

 

苗を植え替える

プランターが用意できたら、ポット・牛乳パックから土ごと苗を取り出します。ポットの場合は、土を抑えて逆さにし、底部分を優しく押してあげれば取り出せるはずです。牛乳パックの場合は、そのまま切り取ってしまってください。

【 ミニ白菜の育て方:苗の植え替え 】

★ 崩れないように取り出せたら、プランターの穴に植え替えます。株元に土を寄せて、苗が安定するように押さえます。

植え替えが終わったら、最後にたっぷりと水をあげればOKです。植え替えた後も、白菜の成長に合わせて株元に土を寄せて安定させてあげてください。

 

防虫ネットを用意

ミニ白菜の育て方では、アブラムシやアオムシなどの害虫対策は不可欠。ミニ白菜は被害を受けやすい野菜なのです。

【 ミニ白菜の育て方:防虫対策 】

★ プランターに苗を植え替えたら、防虫ネットでプランターを覆います。

・ アーチ型支柱を用意して、これから成長する白菜と防虫ネットがくっつかないようにし、防虫ネットを被せます。

防虫ネットを被せた後でも、定期的に白菜の葉っぱをチェックして、虫がついていないか確認してください。

 

白菜の育て方:追肥をする

プランターでの白菜の育て方で気をつけることは、追肥を忘れないように行うことです。最初に栄養のある元肥を利用していますが、プランターで育ていると、水やりをしていくうちに栄養分がどんどん下に流れていってしまうのです。

【 ミニ白菜の育て方:追肥 】

★ 植え替えてから1~2週間後くらいに、本葉が8枚くらいに成長したら、週1回くらいのペースで液体の化学合成肥料を水と一緒に与えてください。

 

定期的に葉っぱを確認

ミニ白菜の上手な育て方は、外側の葉っぱを確認することです。外側の葉っぱが大きく成長しないと、しっかりとミニ白菜の球ができません。

【 ミニ白菜の育て方:定期的な確認 】

・ ちょっと成長が鈍くなっていると思ったら、追肥してあげてください。

・ 外側の葉っぱが害虫にやられている場合や、色が悪くなっている場合は、早めに取り除いてあげます。他のミニ白菜に害虫被害が広がることを防ぎます。

 

中身が固まったら収穫する

白菜をプランターに植え替えてから40日くらいすれば、収穫時期になります!しっかり栄養がいきわたっていれば、スーパーで売っている白菜のように楕円形のどっしりとした白菜ができているはずです。

【 ミニ白菜の育て方:収穫 】

★ 頭の部分を押してみて、固まっているようであれば収穫できます。

・ 包丁を使って株元から切ります。収穫したら、新鮮な状態で食べてみてください!きっと美味しい白菜に感動するはずです。

 

ミニ白菜の育て方、いかがでしょうか。牛乳パックで苗を育てることができたり、市販の培養土化学合成肥料を使えたりと、意外と簡単に育てられることが分かったのではないでしょうか。

栄養と害虫の確認をする必要はありますが、このチェックをしっかり行っていれば、身のずっしりとしたミニ白菜を収穫することができますので、ぜひ頑張ってみてください。

ミニ白菜は、味や栄養は普通の白菜と変わりません。手のひらサイズなので見た目が可愛らしく、自分が育てたと思うと愛着が湧いてくるかもしれません。9月頃に種まきをすれば、だいたい11月~12月くらいの寒い時期に収穫できるようになります。

温かい鍋やスープなどにして、心も体も温めてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

ミニ白菜ならプランターで家庭菜園が出来る!基本の育て方

・ミニ白菜は、ポットまたは牛乳パックから育てられる
・種まきは8月下旬~9月上旬頃の、秋口に種まき
・発芽したら栄養の分散を避けるため、間引きをする
・本葉が4~5枚くらいに成長したら、プランターを準備
・崩れないように取り出して、プランターの穴に植え替え
・防虫ネットでプランターを覆い、防虫対策
・追肥を忘れずに定期的に行うことが、育て方のポイント
・定期的に葉っぱを確認し、状態に合わせて対策を
・頭の部分を押してみて、固まっていたら収穫時期!


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