世界各地に四つ葉のクローバー幸運伝説が伝わっています。四つ葉のクローバーをみつけると幸運が訪れる。
この言い伝えはヨーロッパに古くから伝わるもの。他にも夏至の夜に摘んだものは、薬草・魔よけになるともいわれています。クローバーの品種名は、白詰草。
江戸時代にオランダからガラスの器が送られた時、ガラスが破損しないよう箱の中に詰められていた草の中から発芽したのがシロツメクサです。
その花言葉は「約束」「私を思って」です。四つ葉のクローバーは、成長点が傷つけられたためにできた奇形です。道端などでよく踏みつけられる場所で見つけられるのはこのためです。
四葉のクローバーはシロツメクサの先端の成長点を針などで刺激することによって、作り出すことができます。
そんな幸運の象徴シロツメクサの育て方を、【シロツメクサの花言葉】四葉のクローバー7つの伝説とともに、紹介します。
【シロツメクサの花言葉】
四葉のクローバー7つの伝説
神様のくれた四つ葉のクローバー
昔々、アダムとイブが楽園を追われるときのこと。神様がそっとイブの手に持たせたのが四つ葉のクローバーだったと伝えられています。
楽しかったころのこと、願いごとが何でもかなったころの思い出として。楽園は、クローバーはみんな四つ葉だったと言われています。
春に苗を植えるか、種を撒いて秋まで楽しむ、そんな感じです。元々が寒冷地の牧草として広まったので、暖地の夏は暑さで枯れてしまうことがありますが、根まで死んでいなければ秋にはまた芽吹きます。
冬は地上部が枯死しますが、根が死んでいなければ、春にはまた芽が出てきます。
四つ葉のクローバーの表すもの
四葉のクローバーは「十字架」を表し、幸運をもたらすと言われていますかの有名なナポレオンも戦場で馬に乗っていた所に偶然四つ葉のクローバーを見つけ、体を伏せた瞬間に銃弾がすれ違い命を救われたというエピソードも残っています。
三つ葉のクローバーは、キリストの三位一体、つまり「父なる神、キリスト、聖霊」を表している、守護の象徴だそう。
もともと寒冷地の牧草に適した品種です、強いために育て方にはそれほど注意は必要ありません。土が乾いていたら、水をタップリやってください。
シロツメクサに肥料は必要ありません
シロツメクサは学名をTrifoliumと言い、三つ葉を意味します。クローバーの模様自体は、古来より守護の力を持つものとして知られていました。そして、キリスト教以前の古代ケルトのお守りとしてアイルランドなどでシャムロックと呼ばれていました。
シロツメクサはマメ科です。マメ科の植物は空気中の窒素を地中に蓄えます。窒素が一定量を越えるとマメ科の植物は自分で作った窒素で弱っていきます。
そのため、窒素の多い肥料をあげると弱っていきます。市販の液肥を二週間に1回程度与えれば充分、もしくは一切与えません。一般的には何もあげません。
シロツメクサの種まきをしましょう
クローバーの中でも珍しい四つ葉のクローバーには身につければ妖精を見る透視力が得られます。また草地で肩越しに投げてみて、もしそのクローバーが草むらのなかにまぎれて見えなかったら、願いが叶うと言われています。
種を春に捲くか、苗を植えます。種を巻く場合は土を10センチ程度は掘り返しておきましょう。そこに種を捲いて水をやり、あとは放置で大丈夫です。
クローバーが広がるとミミズが集まり、土がほぐれ植物が育ちやすくなります。その根は空気中の窒素を土に取り入れます。
肥料にも含まれる植物の生育に必要な成分です。花の香りはミツバチを集めるので他の花の結実率が高まります。
ほかの鉢に移さないよう気をつけましょう
アメリカの四つ葉のクローバーの花言葉はBe Mine(私のものになって、私を想ってください)です。
右の靴にいれて出掛ければ相性ぴったりの人と出会えるのです。17世紀ヨーロッパでは、花嫁は結婚式に四つ葉のクローバーを撒き散らして、邪気をはらったと言います。
シロツメクサは繁殖力が異常に強く、引き抜いても根が残っていたり種がこぼれていたりして、一旦育てると完全除去が難しい植物です。プランターで育てるときにはほかの鉢に移らないように気をつけます。
半日陰を好みます
四つの葉の一枚は Fame(名声)、一枚は Wealth(富)、一枚は Faithful Lover(満ち足りた愛)、そして一枚は Glorious Health(素晴らしい健康)、それぞれの葉に願いがかけられ、四枚そろってTrue Love(真実の愛)を表しているそうです。
シロツメクサは日当たりか半日陰で管理します。元々は寒冷地で育てるものなので、真夏の暑さに弱く、夏になると枯れてしまうので出来るだけ長い間緑を楽しみたいのであれば、鉢植えを夏は半日陰に移動します。
幸運を上手に育てましょう
三つ葉のクローバー自体も古来から幸運のシンボルでした。そのため、もっと珍しい四つ葉のクローバーには、より強い力がある、と信じられています。
そんなシロツメクサはアブラムシが発生します。クローバーはグランドカバーとして芝生の変わりに植える人もいます。
また、クローバーは土を耕し、地表部を覆い隠すことで雑草の繁殖を抑え、窒素分を地中に蓄えて、土地を豊にしてくれます。
コンパニオンプランツとしてクローバーを植えるガーデナーもいます。その特徴を掴んで、楽しく幸運を育てたいものですね。
シロツメクサには7つ葉までの花言葉があります。一つ葉のクローバーは困難に打ち勝つ・始まり・開拓・初恋。二つ葉のクローバーには素敵な出会い・平和・調和。三つ葉のクローバーは愛・希望・信仰。
四つ葉のクローバーには幸運・幸福。五つ葉のクローバーには経済的繁栄・財運。六つ葉のクローバーには地位と名声。七つ葉のクローバーは無限の幸福です。
2009年5月には岩手県花巻市で見つかった56葉のクローバーがギネス登録されました。いったいどれほどの幸運に恵まれるのでしょう。
素敵な花言葉を持つシロツメクサを育てて、あなたも幸福を呼び込んでみませんか。
まとめ
【シロツメクサの花言葉】四葉のクローバー7つの伝説
・神様のくれた四つ葉のクローバー
・四つ葉のクローバーの表すもの
・シロツメクサに肥料は必要ありません
・シロツメクサの種まきをしましょう
・ほかの鉢に移さないよう気をつけましょう
・半日陰を好みます
・幸運を上手に育てましょう