エレガントなコサージュは、つけるだけで装いを華やかにドレスアップしてくれるアイテムです。普段使いからフォーマルなシーンまで活躍してくれるコサージュですが、それぞれのシーンでどのようなコサージュを選ぶのがふさわしいか迷ってしまうこともあります。
結婚式や入学式、卒業式など、様々なお祝いの場面を華やかに彩ってくれるコサージュには、フォーマルな場面でいくつかの気をつけたいマナーがあります。コサージュの素材はオーガンジー、うす絹、クレープデシン、サテン、ビロードなど多種に渡ります。
また、素材の違いやちょっとした配色の加減、花びらの重なり具合などによっても、微妙な表情が変わってきます。自分の気に入ったデザインのものを探すのも楽しいですが、お祝いの気持ちを込めて手作りするのも素敵です。
今回はお祝いのシーンにふさわしい、コサージュのおススメデザインをお伝えします。お祝いのシーンや身につける装いにふさわしいコサージュで、場を華やかに盛り上げましょう。
コサージュをお祝いに☆
7つのシーン別おススメデザイン
結婚式を華やかに飾ろう
結婚式や披露宴は晴れやかなお祝いの席ですので、祝福の気持ちを表すコーディネイトを心がけたいものです。
・結婚式でおススメのコサージュは、ドレスやスーツの色に合った、明るく華やかな色合いのものです。花嫁のドレスの色である白を避けた明るい色を選びましょう。
・質感はサテンやオーガンジー、ベロアなど品のある素材のもの。胸元をエレガントに飾ってみてください。
ふんわりと愛らしいデザインのコサージュもよいですし、光沢のある素材やビジューと組み合わせたデザインもゴージャスです。
入園・入学式を春らしく飾ろう
入園や入学式が行われるシーズンは春なので、季節に合わせた春らしい色のコサージュを選ぶとよいでしょう。
・淡いピンク、ベージュ、アプリコットなどの色合いは、温かみのある優しい色なので特におススメです。
・一輪のカメリアやローズのデザインでもスーツのワンポイントとして素敵です。
・小ぶりの花をいくつか組み合わせたようなデザインも愛らしいアクセントになります。
・大きさはあまり大きすぎないものの方が場に適しています。直径8センチくらいを目安に選ぶようにしましょう。
卒園・卒業式を品よく祝おう
卒園・卒業式は入学式と比べると厳粛なムードの式典ですので、黒や紺、グレーといったダーク系のスーツを着る場合も多くなります。そのため、コサージュを濃い色にすると華やかさに欠ける印象があります。そこで、コサージュの色は明るめの色を選ぶようにするとコントラストでダークスーツによく映え、祝福の雰囲気も出るでしょう。
・直径8センチくらいまでのもの。
・オフホワイトやベージュ、薄い色調のピンクやブルー、パープルといった上品な色合いのコサージュがおすすめです。
シンプルなデザインのジャケットも、華やかにドレスアップします。
母の日の贈り物にしよう
母の日にお母さんに似合うデザインのコサージュをプレゼントするのも素敵です。気に入ったデザインのものを買い求めてもいいですが、日頃の感謝を込めて手作りのコサージュを贈ると一層喜ばれます。作る人の感性によって、出来上がるコサージュの微妙な表情が異なるのがおもしろいところです。
母の日におススメなのは、
・お母さんの好きな花や好きな色を使ったコサージュです。
バラが好きなお母さんにバラをあしらったものを、紫陽花が好きなお母さんには紫陽花をデザインしたコサージュを贈ってみましょう。
生の花を贈るのと違って、いつまでも手元に残しておけるのもコサージュのよいところです。
敬老の日の贈りものにしよう
敬老の日や、還暦・古希など長寿のお祝いにもコサージュは喜ばれます。つけるだけでぱっと華やかな装いになるコサージュは、ご年配の方へのプレゼントにもぴったりです。贈られる相手の服の好みに合った雰囲気のデザインを選ぶようにするとよいでしょう。
・派手なものよりもシックな雰囲気がお好きなら、アンティークカラーのローズのコサージュはいかがですか。
・また普段、和装や和小物がお好きな方にはちりめんなど和の素材を使ったもの。
・椿や芍薬などの和風の花のデザインがおススメです。
成人式を艶やかに飾ろう
成人式のヘアアレンジとして、髪にコサージュを飾りたいとお考えの方もいらっしゃることでしょう。最近では和装に似合うセンスのよいヘアコサージュが増えてきています。成人式は主役として祝ってもらう立場ですので、お好みの花を大胆にあしらうことも可能です。
・定番のバラやダリア、ガーベラなどを組み合わせたもの。
・大ぶりの胡蝶蘭、ユリ、芍薬などをあしらったコサージュもあります。
・近年の傾向として、大きめの髪飾りが人気です。パールやレース、ファーなどと組み合わせた立体的なデザインが華やかです。
子どもを可愛らしく飾ろう
コンクールや発表会など、お子様の晴れの舞台にコサージュで花を添えましょう。お子様の愛らしさを一層引き立ててくれるコサージュは、明るくてきれいな色のものがおススメです。ドレスやスーツの色に合わせて、胸元やヘッドアクセサリーとして使います。
・シンプルな一輪のコサージュでもワンポイントとして飾るだけで、全体が愛らしい雰囲気になります。
・すずらんやスミレなど小ぶりの花をいくつかあしらったデザインも清楚で可愛らしくなります。
華美になりすぎず、品良くまとめるようにすると好印象です。
お祝いのシーンにふさわしいコサージュはいかがでしたか。シーンごとにその場にふさわしい装いがありますので、ぜひ参考にしてみてください。コサージュ一つとっても、自分が主役なのかゲストなのかによって、どの程度の華やかさがふさわしいかが違ってきます。結婚式であれば花嫁、入学や卒業であればお子様が主役ですので、立場を意識した上でお祝いの場に適した装いをするよう心がけましょう。
オーガンジーやシルクテイストのコサージュは、フォーマルな場面で品よくドレスアップしてくれるアイテムですので、上手に取り入れたいものです。ブラックスーツやシンプルなデザインのワンピースなどは、コサージュをあしらうだけでぐっと華やかになるものです。パールやサテン、レース、ビジューといった異なる素材を組み合わせることによって、立体感が出てゴージャスになります。
TPOに合わせたコサージュのつけ方をマスターして、エレガントな女性を目指したいものです。また、大切な人への贈り物としても活用してみてください。
まとめ
お祝いのシーンにおススメのコサージュの使い方とは
・結婚式は祝福の気持ちを表現したコサージュを
・入園・入学式は季節に合わせて、春らしさを
・卒園・卒業式を品よく明るめの色合いで差し色に
・母の日には手作りのコサージュで心を込めて
・敬老の日なら、贈られる相手の服の好みに合わせて
・成人式では、お好みの花を大胆にあしらっても大丈夫!
・子どもの発表会では、華美になりすぎず品よくまとめて