コサージュは卒業式シーズンには欠かせないアイテムです。中学校や高校、大学などの卒業式や卒業式後の謝恩会などでは、コサージュを胸につけるとそれだけで顔周りが華やかになりますし、主役という気分になれますよね。
生花のコサージュはその式中には身に付けることができても、式が終わってしまうと持ち帰って飾っていても、すぐに枯れてしまいますから捨てざるを得なくなります。しかし、せっかく卒業式や謝恩会で身につけたのですから、思い出として保存しておきたいというのが本音なのではないでしょうか。
そこで、卒業式シーズンに親から子供に、友人から友人へ、後輩から卒業する先輩へ贈るコサージュについて、生花を使わずに簡単にできる手作りの方法を7つ解説します。
コサージュを卒業式に贈る☆
簡単7つのハンドメイド
造花の薔薇とパール
コサージュを簡単でかつ、リーズナブルに作るなら、100円均一ショップで薔薇の造花とイミテーションパールのアクセサリーを購入する方法があります。手芸用品も売っているショップなら、様々なパールの手芸用パーツがあります。
薔薇とパールの相性は抜群です!
【 造花の薔薇とパールのコサージュ 】
① 造花の薔薇の裏側に、安全ピンを固定します。
② パールをてぐすに通します。
③ ②を薔薇の周りに無造作に垂らしたり、巻きつけたりします。
これで簡単に気品たっぷりのコサージュが完成です。
ベージュ系の花とレースリボン
式典やパーティーに着る衣装の色がシックな場合、コサージュで女性らしさを演出するのがおすすめです。
【 ベージュ系の花とレースリボン 】
① ベージュ系の花の造花の裏側に、レースのリボンを接着します。
② 数本同じように垂らします。
ベージュやスモーキーピンクなど、優しくて女性らしい色の花と白やエクリュのレースリボンは相性バツグンで、これをつけるだけでドレスを身にまとっているような気分になれます。
クリアビーズを使う演出
「簡単だけど、人とは異なる個性的なコサージュを贈りたい!」という人におすすめの手作りコサージュアイデアが、ビーズを使った演出です。
【 ビーズを使ったコサージュ 】
★ ビーズと真っ赤な薔薇の造花を用意します。
① コサージュになるように茎をカットします。
② 裏側にバッジを固定します。
③ 薔薇の花びらの上に、透明の接着剤でクリアな小粒のビーズを接着していきます。
不規則でかつ、あまり多くつけ過ぎないのがポイントです。こうすることで、まるで雫が花についているような個性的な演出をすることができるのです。
オーガンジーの生地でアレンジ
とびきり華やかなコサージュを手作りで作りたいという人には、オーガンジーを使ったアレンジを解説します。
【 オーガンジーのコサージュ 】
★ コスモスやガーベラなど、好みの花の造花と、オーガンジーの布地を用意します。
① 裏側からオーガンジーの布地を花びらから数センチ見える程度に接着します。
② 最後にバッジや安全ピンを固定すれば完成です。
オーガンジーの布地を接着する時は、あえて無造作に布地を貼ることでコサージュの豪華さは際立ちます。オーガンジーの色は、花と同系色を使うと間違いありません。
リボンを花にする
リボンを使えば、造花さえも使わずにコサージュを作ることができます。
【 リボンを花にしたコサージュ 】
★ 柔らかめで幅3センチ程度のリボンを、50センチ程用意します。
① 片側のふちを糸で並縫いしていきます。
② その糸をぎゅっと絞ると、片側だけが絞られて花のような丸型になります。
これを2,3個作成して、ボンドで重ねあわせて接着すれば簡単なのに豪華な手作りコサージュの完成です。リボンには好きな色や柄を選ぶことできます。
フェルトに切り込みを入れる
温かみのあるコサージュを手作りするなら、フェルト生地を使うのがおすすめです。
【 フェルトのコサージュ 】
① フェルトを20センチ×4センチにカットします。
② 縦半分に折ります。
③ 折り目の方から、ハサミで1.5センチ程ずつ細かく切り目を入れていきます。
④ 切り目を入れ終わったら、フェルト生地をクルクルと巻いていきます。
⑤ 巻き終わったら、最後に接着剤を使って巻いた分が元に戻らないように固定します。
⑥ 花のように盛り上がった面の反対側に、丸くカットしたフェルトを接着。
⑦ ブローチピンを接着したら完成です。
古布で個性的に
着なくなった洋服の生地を数種類用意すれば個性的なコサージュを作ることができます。
【 古布の個性的なコサージュ 】
① 古布を幅1センチ、長さ30センチ程度にちぎります。
② 幅8センチ程の厚紙を用意します。
③ ②の厚紙に、①のちぎった布をぐるぐる巻きます。
④ 巻き終わったら、厚紙を抜いてちょうど真ん中を紐で縛ります。
⑤ 輪っかになった方をハサミでカット。
これで、ポンポンのような花の出来上がりです。同系色の布で作るとセンスアップします。
卒業式にも使える、贈れる手作りでも華やかなコサージュは、いかがでしたでしょうか。コサージュは卒業式シーズンには欠かせないアイテム。学校やパーティーなどで準備された既成品を身につけてもいいのですが、自分で作ったり、人に作ってもらった手作りコサージュを身に付ければ、特別な気持ちになれるものです。
また、生地や布、リボン、造花など年月が経過しても枯れない素材を使ってコサージュを作れば、卒業式シーズンが終わっても記念にずっととっておくことができます。手作りコサージュは、大切に保管しておいてもいいですし、後からアレンジしてバッグや洋服につけてリメイクすることも可能です。
心から卒業を祝ってあげたい友人や先輩などには、心を込めて工夫を凝らした手作りコサージュを贈りましょう。
まとめ
簡単にできる!卒業式にぴったりの手作りコサージュとは
・100円均一の薔薇とパールの組み合わせで気品たっぷり
・ベージュ系の造花とレースリボンを使って優しい雰囲気に
・造花の薔薇の花にクリアビーズをつけて雫を演出
・コサージュの花にオーガンジーをプラスしてエレガントに
・リボンで作る手作りコサージュは好きな柄を選べる
・フェルトに切り込みを入れるだけでできるお花モチーフ
・同系色の古布で作る、ポンポンのような花のコサージュ