きゅうりの育て方をマスター!ベランダ栽培のポイント


きゅうりの育て方のポイントを知れば、庭が無くてもベランダ菜園が楽しめます!食卓のちょっとした彩りにも使えるきゅうりが、マンションでも育てられるなら、とても便利ですよね。

毎朝、自家栽培の野菜でサラダを作って味わうなんて、健康的ですし、いつもの食卓が豊かで楽しいものになりそうです!そんな憧れの食卓も、きゅうりの育て方をマスターしたら簡単に実現しちゃいます。

お店で売っている品種は見栄えが良く、流通に時間がかかっても鮮度が落ちないことを重視しているので、昔のきゅうりに比べて実はちょっと大味だったり、皮が硬く感じるものも…。

自家栽培なら採ってすぐに食べられるので、味重視で好きな品種を選べるのも、嬉しいですよね。そこで今回は、美味しいきゅうりの育て方について、品種選びから収穫まで、ベランダ栽培でのコツやポイントを、詳しくお伝えします。

 

きゅうりの育て方をマスター!
ベランダ栽培のポイント

 

ベランダ栽培に適した品種

きゅうりの品種には大きく分けて、地を這うように育つものと、支柱を登って伸びる性質のものがあります。

【 ベランダきゅうりの育て方☆品種 】

★ 地這い品種は広い面積が必要なのでベランダには不向き

・ おすすめは病気や害虫に強い「夏すずみ」甘みがあっておいしい「新北星」など!

これらは表面が白く粉っぽくなるブルームキュウリと呼ばれる昔ながらの品種ですが、店頭では見栄えのいいノンブルームキュウリが一般的になったので、最近はあまり流通していません。しかし、味が濃くて美味しくて育てやすい品種なのです。

 

苗選びの時期とコツ

きゅうりの育て方では、良い苗を選ぶことが後の収穫に大きく関わってきます。苗選びは5月の連休明けの頃、多数の苗が出回っている中から良いものを選びます。

【 ベランダきゅうりの育て方☆苗選び 】

★ ポイントは、葉に厚みがあり色が濃く、茎が太くしっかりしていること。

・ 子葉が残っていて本葉が3~4枚出ているものが植え付けに適しています。茎の節と節の間隔が間延びしているようなものは、あまり日が当たっていないところで育った軟弱な苗。

また、ポットの底の水抜き穴から見える根が白いものが健康です。茶色に変色しているものは、根が傷んでいるので、こうした苗は避けて選びます。

 

鉢選びと苗の植え方

きゅうりの育て方、次のポイントは適した鉢を選ぶこと!

【 ベランダきゅうりの育て方☆鉢選び 】

★ きゅうりには幅30㎝ほどの大きさが必要で、高さは150cmまで伸び、支柱を立てるので、安定感のある大き目の深い丸形植木鉢(15リットル)が適しています。

・ 支柱は長さ180cm太さ11㎜程度のものを3本用意し、鉢の上から3センチほどまで野菜用の培養土を入れ、苗を入れる位置に穴を掘っておくのです!

植える苗はポットごとバケツの水に浸け、よく水を吸わせたら引き揚げて水を切り、土を崩さないように取り出して植え付けたら、等間隔に支柱を立てて、上部で支柱をひとつにまとめておきます。きゅうりの育て方では、植え付け後3~4日は水やりは不要です。

 

脇芽とりと整枝で収穫をアップ

きゅうりの育て方で大事なのは、大きな実を付けさせるための脇芽取りや整枝です。

【 ベランダきゅうりの育て方☆整枝 】

★ まず、下から3段目までの脇芽は摘み取り、株の風通しを良くするために下葉をすっきりさせます。

・ 主枝は支柱の高さになったところで、それ以上伸びないように摘芯し、それ以外の枝は2~3つ花を付けた先で摘芯します。

植え付け後ひと月ほどで花が咲き、最初の実がなりますが8~10センチほどの大きさになったら、早めに採ってしまいます。

これは葉や茎に効率よく養分を行き渡らせるための、きゅうりの育て方のコツ。こうしておくと、根も十分に育ち、後の実も良く実ります

 

水やりと肥料

水分を多く含むきゅうりの育て方では、十分な水やりも大事です。

【 ベランダきゅうりの育て方☆水やり 】

★ 真夏の良く乾く時期の水やりは朝晩2回行いますが、それ以外は基本的に土が乾いたらたっぷりやるのがポイント!

・ 暑い日中の水やりは、株が蒸れて根腐れの原因になるので、朝早くや涼しい夕方に行います。

肥料は2~3週間に一度、固形肥料を追肥します。根と肥料が接すると、枯れてしまうことがあるので、追肥の際には注意が必要です。

 

ベランダ栽培のきゅうりの育て方について、お伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか。暑い夏に体を冷やしてくれる夏野菜・きゅうりは、水分とカリウムを豊富に含み利尿作用があるので、むくみの解消にも効果的!ベランダで育てることでグリーンが目にも涼しく、夏にはぴったりの野菜です。

きゅうりは黄色い花を咲かせた後、10日くらいであっという間に大きくなります。大きな実をそのままにしておくと他に養分が回らず、全体が弱ってしまうので、食べごろの18~20センチになったら次々収穫するようにしてください。

サラダをはじめ、冷やし中華や冷麺など、夏の料理にきゅうりの出番はいっぱいあるのが、何よりの魅力!もちろん採れたてを丸かじりするのもまた格別。

本記事のきゅうりの育て方のポイントやコツを参考に、たくさん収穫して元気な夏をお過ごしください!

まとめ

美味しいきゅうりの育て方

・害虫に強い「夏すずみ」甘みなら「新北星」
・葉に厚みがあり色が濃い、茎が太い苗を選ぶ
・鉢は大き目の深い丸形植木鉢(15リットル)
・主枝は支柱の高さになったところで摘芯
・土が乾いたらたっぷり水やり


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