ポインセチアの育て方☆長持ちさせる7つのポイント

ポインセチアは、冬の季節限定の様なイメージを持っている人が多いかもしれませんが、正しい栽培方法を実践すれば、1年中枯らさずに開花時期である冬を迎えることができます。

ただし、ポインセチアの栽培には長持ちさせるコツがあり、それを見落としていると葉が落ちて枯れてしまいます。その長持ちさせるポイントは、原産国にあります。ポインセチアの原産国はメキシコですから、メキシコの温暖な気候と豊かな土壌がある環境が最適な状態と言えるのです。

しかし、メキシコの温暖な気候を日本の冬の季節に再現するのは、難しいと考える人々が多いです。そこで、日本でも実践することができる、ポインセチアを長持ちさせるポイントを7つ解説します。

ポインセチアをもらったり、ご自宅で育てたい!と言う方々はもちろん、「お歳暮やクリスマスギフトにポインセチアを贈りたい。」と考えている方々にも、ギフトに添えると贈られた人も喜ぶ、ポインセチアの育て方の豆知識です。

 

ポインセチアの育て方☆
長持ちさせる7つのポイント

 

水やりの頻度と時間のポイント

植物にはたくさんの水をあげることがいいことだと勘違いしがちなのですが、ポインセチアは、水をやり過ぎると腐ったり、枯れやすくなってしまいます。この点を注意するだけでも、ポインセチアはずっと長持ちします。

【 ポインセチアの水やりの目安 】

・ ポインセチアの水やりの目安は、鉢の土が乾いてきたと感じた頃です。

鉢を置く部屋や屋外の湿度の状況によって、土に乾き具合は異なりますから、毎朝こまめにチェックしてあげることが必要です。

★ ポインセチアの水やり、ワンポイント!

水やりは午前中にあげるのがポイントです。

水をあげた状態で、その後太陽の光を浴びるのがポインセチアにとっていいサイクルなのです。

 

受け皿に溜まった水の処理

ポインセチアの水やりは、土が乾燥してきたタイミングでするのがベストだとご説明しましたが、土が乾燥している時に水をあげても、一度に水を上げすぎてしまうと、鉢植えの受け皿の方に余分な水が落ちてきます。

★ ポインセチアを枯らさない、ワンポイント!

受け皿に溜まった水は捨てるようにしましょう。

受け皿に溜まった水をそのままにしておくと、ポインセチアに必要以上の水が常に供給されている状態となってしまい。枯れてしまいます。

 

昼間の置き場所を調整する

ポインセチアはメキシコが原産国の植物です。そのため、温暖な気温を好みます。温度が10度未満になると、枯れやすくなり、さらに0度になると葉が落ちるとも言われています。

【 ポインセチアの置き場所:日中編 】

そこで、ポインセチアを屋内で栽培するときには、昼間は日当たりのいい窓際においてあげましょう。日光を浴びることで長持ちするのです。

 

日没後の置き場所を移動する

ポインセチアの鉢は昼間は日が当たる窓際に置くのがいいことですが、日没後、窓際というのは一般的に気温が急激に下がり、室内の中でもっとも寒い空間になってしまいます。

【 ポインセチアの置き場所:日没後編 】

・ 部屋の内側に移動させてあげましょう。

・ 床に近い高さほど気温は下がります。できれば棚の上など、ある程度高さがある場所に置くようにするのもポインセチアを長持ちさせるコツです。

 

暖房をつける時の注意点

ポインセチアはメキシコ生まれだからといって、暖房で気温を高くすればいいということではありません。確かに、温暖な気温はポインセチアの栽培に向いていますが、乾燥は大敵になってしまいます。

★ ポインセチアを枯らさないポイント

・ 暖房の温風にポインセチアを当てない!

暖房の温風が直接ポインセチアに当たると、葉は乾燥して枯れやすくなりますから、暖房をつける部屋に置くのであれば、温風が直接当たらない場所を選びましょう。

 

霧吹きでの保湿で乾燥を防ぐ!

暖房の温風が直接あたるのがポインセチアには良くないとご説明しましたが、温風が直接当たらなくても、日本の冬は湿度がぐっと下がり、乾燥しやすいです。

【 ポインセチアの乾燥対策 】

・ 湿度が低い日には霧吹きでポインセチアの葉に水をかけてください。

水の量は大量でなく、葉の表面がまんべんなく潤う程度で十分です。

 

肥料をあげてポインセチアを長持ち

水やりと気温、湿度に気をつかってあげることで、ポインセチアは枯らさずに栽培できるようになりますが、さらに長持ちさせたい時には栄養分をちゃんとあげることが必要です。

野生の土壌と異なり、家で栽培する土壌には栄養が不足しがちです。ポインセチアが花を咲かす冬の時期には、ポインセチアを長持ちさせるように対策を。

【 ポインセチアの肥料のあげ方 】

・ 開花の冬の時期・・・すぐに土に供給される液体の肥料をあげましょう。

・ それ以外の季節・・・固形の肥料で常に栄養が行き届いている状態が理想です。

 

いかがでしたでしょうか。ポインセチアを長持ちさせるには、水をあげる時間帯や頻度、鉢植えの置き場所を時間帯によって変えるなど、さまざまな注意点があって、一見手間がかかると思われた方もいるかもしれません。

しかし、動物も植物も生まれ育った、土地や環境に遺伝子が適応しているのですから、ポインセチアの場合には原産国であるメキシコに、より近い環境を作ってあげることが必要なのです。一度育て方を把握してしまえば、やってみるとさほど大変な作業ではありません。

そのため、難しい栽培方法を覚える必要はありません。メキシコのような温かい気温がある環境を用意して上げること、適度な水分、栄養分をあげるということに意識さえすれば、ポインセチアは長持ちします。今回ご説明したポイントに注意してポインセチアの栽培に挑戦してみましょう。

 

まとめ

コツを掴んで長持ち!ポインセチアの栽培方法

・水やりは土が乾いてきたタイミングで午前中にする
・鉢植えの受け皿に溜まった水はそのままにせずに捨てる
・昼間は太陽の光が当たる温かい窓際に鉢植えを置く
・気温が下がる日没後は部屋の内側に鉢植えを移動させる
・暖房が効いた部屋では直接温風が当たる所を避ける
・乾燥する季節には葉っぱに霧吹きをして保湿しておく
・冬季とそれ以外の季節で適切な肥料を与える


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