2月から花を育てる☆春の庭先を彩る、おすすめの花々


2月は春の花を選び始めるのに最適な時期ですよね。寒さの中にも春の匂いが漂い始める2月、春の花はフラワーショップの店頭にも並び出します。

もうすぐやってくる本格的な春に向け、じっくりと庭のデザイン玄関に置く花のレイアウトに思いを巡らせるのにピッタリな季節が2月です。

また、2月に咲く花は比較的寒さに強い品種が多く、色合いも春らしく柔らかい色合いのものが目に付きます。外はまだ寒くても、これから訪れる明るい季節を感じさせてくれるのが2月に咲く花の魅力です。

そんな2月の花を知り、いち早く自分の手で咲かせられたらと思うと、ワクワクしてきますよね。そこで今回は、2月から育てる花としておすすめの品種と、それぞれの特徴をお伝えします。

 

2月から花を育てる☆
春の庭先を彩る、おすすめの花々

 

小さな花々の集まりが可愛らしいプリムラ

小さな花が寄せ集まって咲く様子が可愛らしいプリムラ、2月に咲く花の中でもひときわカラフルな姿が目を惹きます。また、まだ色味の少ない冬から春にかけての庭を彩ってくれるありがたい花です。

【 2月から花を育てる☆プリムラ 】

★ サクラソウ科の宿根草であるプリムラは寒さに強く、育てやすいことかガーデニング初心者の方にも人気の明るい花です。

・ カラーも1色だけの品種から、2~3色のカラフルなものまで、バラエティに富んでいるのも大きな魅力、初心者も楽しみながら気軽に育てられます。

プリムラは日光にしっかり当てること、花がらをこまめに摘み取ること、土を乾燥させすぎないことが元気に育てるコツです。日々お手入れをしてあげることで、初夏までの長い間キレイな花を咲かせることができます。

 

切り花にして部屋にも飾れるストック

スッと伸びた茎にふわふわした花を重なるように咲かせるストック、2月に育てる花の中でも抜群の存在感を持っています。その存在感と柔らかい華やかさから、ストックは花束の中のひとつとして目にすることも多い花です。

ただ、2月に咲く花とは言えストックは決して寒さに強い方ではありません。特に寒い地域にお住まいの場合は、霜の心配がなくなる頃までは室内や玄関に置いた方が安心です。

【 2月から花を育てる☆ストック栽培のコツ 】

★ ストックのボリューム感を損なわないようにするには、太陽の光にしっかり当てることが大切です。

・ 室内の日の当たる特等席に置くようにすれば、次々に花を咲かせてくれます。

ストックがキレイに咲いたら切り花にして部屋のあちこちに飾れば、ひと足早い春の訪れを感じて楽しい気持ちになれておすすめです。

 

ノースポールは春の始まりにピッタリ

見た目が似ていることからマーガレットに間違われてしまうことも多いノースポール、白く小さめの可憐なこの花は耐寒性のあるキク科の植物です。葉の緑・花芯の黄・花びらの白のコントラストが冬のガーデニングに良く映え、ひと鉢置くだけでも庭をパッと明るくしてくれます。

【 2月から花を育てる☆ノースポール 】

★ ノースポールは伸びすぎると形が乱れてしまいがちですが、これは適度に切り戻しをすることで回避してみてください。

・ 切り戻すことで混み合った株が蒸れて傷んでしまうことも防げますし、このひと手間を加えることによって新芽が出て、新しい花もどんどん増えてくれます。

寒さに強いノースポールは2月に育てる花として最適ですが、暑さや蒸れに弱い点は注意をしてください。そして水やりに関しては控え目ぐらいでちょうど良いとされていますので、毎日ではなく土の乾いた頃にたっぷり水やりすればOKです。

このぐらいの水やりペースペースなら、忙しい方でもゆったりとした気持ちで育てられて、育てやすい花ではないでしょうか。

 

春の訪れを香りで感じられる沈丁花(ジンチョウゲ)

白と赤紫の春を告げる花として知られる沈丁花、2月に咲く花の中でも品の良さと芳醇な香りで愛されている花です。この沈丁花の香り、ファンの方なら花の姿を見なくても、
近くに沈丁花が咲いている事に気づくほど、魅力的な香りを持っています。

【 2月から花を育てる☆沈丁花(ジンチョウゲ) 】

★ 庭植えになっているのを多く見かける沈丁花ですが、鉢植えでも立派に育てることができるんです。

・ むしろ寒冷地にお住いの方には、霜などから沈丁花を守るために、鉢植えの方が望ましいとされています。

沈丁花を鉢に植える際は、植える鉢を選ぶ時には、ひとまわり以上大きいものを選ぶのが賢明で、これはデリケートな沈丁花の根を、傷めてしまわないようにする為です。

始めから鉢の大きさに余裕を持っておけば、植え替えの時に根を傷つける心配をしなくて済むので安心して作業ができます。

 

名前も花も可愛らしいスノードロップ

スノードロップは東ヨーロッパ原産の多年草、耐寒性に優れているので、2月の気候に負けずに花を咲かせる力強さを持っています。見た目の儚さや可憐さとは違い、寒さに強いという特徴を持つのもスノードロップの魅力のひとつです。

【 2月から花を育てる☆スノードロップ 】

★ シンプルな花の形をしているスノードロップですが、その可愛らしさは2月に咲く花の中でも抜群です。

・ 純白の花びらだけで構成されているように見えますが、良く観察すると花の内側にグリーンの模様が入っているのを確認できます。

また、スノードロップは一重だけでなく八重の品種もあるので、お好みで選んでみるのも楽しいのではないでしょうか。揺れると鈴の音がしてきそうな花姿のスノードロップ、ワクワクと春を待つ庭にはおすすめの花です。

 

いかがでしたでしょうか、初春とは言え2月はまだまだ寒さの強い季節、そんな時期にこそ身近に花があると、ホッと心が和み温かい気持ちになります。

2月に花を育てる際、1番に考えたいのは、耐寒性があるかどうかです。耐寒性があるか否かによって、庭植えにするか鉢植えにするかが決まります。

もし心配な時は、まず鉢植えにしてある程度まで育ててみるのもおすすめの方法で、様子を見て庭に植え替えるも良し、そのまま鉢で育てるも良し、花の育成状況やその年の気候によって決めるのが安全なやり方です。

カラフルな花、シンプルな花、可愛い花や大人っぽい花、フラワーショップに行けば寒さをものともせずに咲く花に出会えます。そんな花達を自分の手で育てキレイに咲かせたら後は本格的な春を待つだけ、そう思いながら楽しい気持ちで育てましょう!

まとめ

2月から育てるのに、おすすめの花々

・プリムラは庭を明るくしたい時に選びたい花NO.1
・ストックは何色かを一緒に植えると豪華さアップ
・ノースポールは初心者の方にもおすすめの春の花
・沈丁花は年代問わず愛される香りが人気の秘密
・可憐さを誇るスノードロップは耐寒性バッチリ


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