室内の観葉植物は、今インテリアとして人気が高まっています。よくよく考えてみると、街の室内で観葉植物を見ない日は無いですよね。
昔は喫茶店やラーメン屋さんの端っこや、歯医者さんで見かけるぐらいだった観葉植物。お店や外出先だけではなくあらゆる場所で見かけるようになりました。
手軽で簡単に育てられると聞いて、自宅の室内で観葉植物を育てられている方も多いのではないでしょうか。しかし室内用の観葉植物と聞いて買ったのに、「なぜだか枯れてしまった!」という経験も多いもの。せっかく買ったのに、とても残念だし悲しいですよね。
そこで今回は、室内の観葉植物の特徴と、枯らさずに元気良く育てる為のポイント、元気がない時の対処法を、初心者さんにもおすすめの室内観葉植物をお伝えします。
室内の観葉植物☆
枯らさず育てる7つのポイント
観葉植物とは
私たちの暮らしの身近で癒しを提供してくれる観葉植物ですが、植物の中でどのような区切りで「観葉植物」と呼ばれているのか、不思議に思ったことはないでしょうか。観葉植物といえば、ほとんどが緑や白のまだらの入ったおしゃれな葉と形が特徴のものが多いですよね。
【 そもそも、観葉植物とは 】
★ 植物の中で観葉植物の区切りは「室内で育てることの出来る植物」のこと!
・ しかし、室内でも明るい場所なのか、日の差し込む場所なのかなどで、違いも様々。
「観賞用植物」なども室内で育てているものが多いので、一概に観葉植物はここからここまでという区切りをつけることは難しくなっています。
風通しのある置き場所を選ぶ
室内で観葉植物が枯れる場合、まず風通しの有無を調べたいところ。例えば、鉢を壁際へ置きすぎると観葉植物が枯れてしまうことが!
【 壁側の室内観葉植物に注意! 】
★ 特に壁側に向いている葉や茎は通気性が悪くなり、土の中で根が腐ってしまう「根腐れ」を起こす原因へとつながります。
・ 解決のヒントは、通気性の良い場所を探すことなのです。
室内用の観葉植物の多くは、乾燥に強いという特徴があります。しかしその反面、じめじめした湿気の多い環境は、大の苦手!
あまりにも対処せずに放っておくと根が腐れる「根腐れ」を引き起こし病気に対する抵抗力もなくなり、最悪枯れてしまいます。その為、室内用の観葉植物でも風通しのよい場所を選んでおく必要があるのです。
水やりのさじ加減
どの植物でも、はじめて育てる時に悩むのが水やり。ありがちなのが、「毎日水やりをしていた」という過保護なタイプの初心者さんです。水やりは育てる植物の特性でかなりの違いがあるので、必ず、前もって調べると安心!
【 室内観葉植物は、壁側の土も確認! 】
★ 水やりをする際に、壁側の土の状態も見えるように水を与えるのも、ポイントのひとつ!
・ 表の土はカサカサだけど、壁に面した裏側はまだ湿気を帯びている様子、となると、安易に水をがばがば上げることはできません。水やりの際は植物の葉の状態と土の表面ではなく、中の状態を指先で確認してみるのも良い方法です。
乾燥に強い観葉植物ですが、水を与えなさすぎるとやはり枯れる原因となり悲しいことに…。いくら乾燥に強くとも水やりは必要です。どのタイミングで水やりをするのかは、植物が一番よく表してくれます。
葉が元気なく垂れ下がっていたり、土が乾燥を超えてサラサラ状態だったり…。注意深く観察すればあげ時に気付くはず。冬は水やりを控えて、根腐れ回避!
日光不足を避ける
耐陰性が特徴的な室内観葉植物ですが、さすがに暗すぎる部屋での生育はできません。この部分を勘違いしないようにしないと、枯れる原因となるのです。
【 室内観葉植物でも、光合成が必要! 】
★ 影と言っても、日中には日の光を感じられる程度の室内が適切!
・ だからと言って、日差しに直接あたるような場所へ置くと、葉が日焼けして変色することも…。丁度良い場所は、森の日陰のイメージがピッタリです。
ただし、種類などで日当たりの状態に条件が付いてきます。日当たりの良い場所を好む観葉植物から、日当たりは必要ないがお部屋の明るさが必要な観葉植物、他にも、一日一度は日光浴をさせた方が良い観葉植物など、その条件は様々。
観葉植物を育てる際には、その特性をよく理解して置き場所から選ぶ方法もあります。
向きを回転させて変える
室内観葉植物の置き場所で、多いのが壁際。特に、大型の室内観葉植物を育てる時に置く場所として壁際を選んでしまう気持ち、よくわかりますよね。
【 窓際の室内観葉植物を育てるポイント 】
★ しかし窓際では、壁側に向いている室内観葉植物の葉や茎は通気性も悪く、土は湿っぽくなることが!
・ そこで、観葉植物を一日おきに、表、裏、と回転させてあげましょう。そうすることで、観葉植物の環境は断然変わってきます。
室内でも冬に気温には配慮をする
室内観葉植物のほとんどが熱帯植物と呼ばれる植物です。その為、日本の冬の時期は成長が止まり休眠している状態です。
【 冷え込む時期の、室内観葉植物対策 】
★ 窓際など放射冷却で冷え込む場所へ置くことを控え、少し離れた場所へ移動してやることが大切です。
・ 特に冷え込む時期は、段ボールや発泡スチロールで保温対策をしてあげることで冬を乗り切ることができます。
一番おすすめの場所はお風呂場!適度な湿気が室内を保温していてくれるので、観葉植物を避難させる場所としては最適なのです。
観葉植物の原産地に近い環境を整える
植物は土からなりるため土の状態が、枯れない為にはとても重要になります。それは室内で育てる観葉植物でも同じこと。どんな植物でも同じことが言えるのです!
【 室内観葉植物の土 】
★ 室内観葉植物の場合はとても乾燥に強く、その反面湿気には弱いのが特徴。水はけのよい土を作ることを心がけると安心です。
また、乾燥に強いからと言ってエアコンの傍などで生育すると、乾燥のし過ぎが原因で枯れることも!その時は水やりの頻度を考えて、室内観葉植物を育ててください。
いかがでしたでしょうか、室内で観葉植物を育てる際に気を付けなければいけないこと、ある程度知ることができたでしょうか。手入れが簡単で乾燥に強いといっても、室内の観葉植物にも、個々の特徴や特性があります。
これらの特徴をよく理解することもとても重要ですし、観葉植物の特徴や特性を知ることで、もっと育てやすさを感じるようになり、弱った時の対策も立てやすくなるのです!
そして、お部屋のインテリアとして、私たちの目を楽しませ、癒しの時間と空間を作り出してくれる、室内の観葉植物を大切に育てたいもの。
時間が無くあまり手をかけることができないと諦めている方でも、少しだけでも目を向け手を加えてやることで育つ室内の観葉植物もあります。長く室内で観葉植物を育てていくと、愛着が沸いてくることも多いです!ぜひ、諦めずに挑戦してください。
まとめ
室内で観葉植物を育てるポイント
・それぞれの日当たりや水やりの特徴を知る
・壁際の観葉植物は、風通しに気をつける
・乾燥気味を好むため、鉢全体の土の具合を見る
・室内の観葉植物でも、ある程度の日当たりは必要
・壁際に置いているなら、回転させて日を当てる
・窓際の冬の冷え込みに注意して配置を変える
・水はけの良い、乾燥した環境が好きなものが多い