観葉植物は生活に癒しを与えてくれる存在です。これから育ててみたいと思っている方も多いことでしょう。観葉植物の種類と名前を知り、自分のお気に入りの植物を選んでみませんか?
お部屋の中にグリーンがあるだけで何だか心地良く、アクセントとして置くだけで空間をセンスアップしてくれます。しかし、いざ育てようと思うとどんな観葉植物の種類や名前のものを育てればよいか迷ってしまうものです。
観葉植物の種類や名前はカタカナの覚えにくいものが多く、どの観葉植物がどのような特徴を持っているのかわかりにくいかもしれません。観葉植物には形や色、大きさなど種類ごとに特徴があります。特に育てる場合にポイントになるのは、日光を好む種類かどうかです。
観葉植物を選ぶ際にはどこに置くのかを考慮して、日光の当たり方によって種類を絞っていくようにすると良いでしょう。そこで今回は観葉植物の種類と名前をご紹介しながら、育てやすい品種について考えていきます。
観葉植物の種類と名前を把握した上で、窓辺に置いたり吊るしたりして楽しみたいのか、壁際やコーナーを飾りたいかなど、適するものをチョイスしたいですね。部屋のバランスを考えながら、ふさわしい植物を選んでみてください。
観葉植物は種類と名前で選別☆
育てやすい品種をご紹介
様々な環境に耐えられるポトスを育てよう
観葉植物の種類で名前がポトスと呼ばれる植物は、最も代表的で人気があります。誰でも一度くらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか。サトイモ科の植物であるポトスは、5℃以上の室温があれば越冬できます。
日当たりはレースのカーテン越しの日光くらいでよく、丈夫なので様々な環境に耐えて育ちます。春から秋にかけては鉢土が乾いたらたっぷりと水を与え、冬場はやや乾かし気味に管理します。
観葉植物の種類の名前では、光沢のあるライム色の葉が美しい「ライム」、白い斑入りでやや葉の小さい「エンジョイ」、葉の全体に美しい斑の入った「マーブルクイーン」などが知られています。
存在感のあるモンステラを育てよう
切れ込みの入った特徴的な大きい葉を持つ観葉植物の種類の名前が、サトイモ科のモンステラです。南国のエキゾチックな雰囲気が部屋をおしゃれに演出してくれるので、人気の高い観葉植物です。
越冬温度は5℃以上で、レースのカーテン越しの日光で育てることができます。水やりは鉢土の表面が乾いたらたっぷり与えるようにするとよく育ちます。
特に初心者でも育てやすい観葉植物の種類に、名前が「ミニマ」と呼ばれるモンステラの品種があります。ヒメモンステラとも呼ばれていて、小ぶりなので管理が楽です。
生命力の旺盛なパキラを育てよう
日光と湿潤な環境を好み、生命力の旺盛なパンヤ科の観葉植物の種類で名前がパキラという植物があります。室温5℃以上で越冬することができ、日の光を好むため窓辺に飾ることをおすすめします。
春から秋の水やりは鉢土が乾いたらたっぷりめに与え、冬はやや乾かし気味にします。水が極端に不足すると、葉が落ちるので気をつけてください。
パンヤ科の観葉植物の種類で、名前が「パキラ・グラブラ」と呼ばれるものは、幹がまっすぐで先端から伸びた葉がユニークで人気です。斑入りの品種としては「バリエガタ」という名前のパキラがあります。
「幸福の木」とも呼ばれるドラセナを育てよう
観葉植物の種類で名前がドラセナと呼ばれるものがあります。正式名称を聞いてピンと来なくても、「幸福の木」といわれれば、分かるかもしれません。リュウケツジュ科のドラセナは、越冬温度が5℃から10℃以上です。
レースのカーテン越しの日光で育て、水やりは春から秋に鉢土が乾いたらたっぷり与えるようにします。低温期は根腐れしないように、やや乾かし気味に育てるのがコツです。
幸福の木として親しまれている観葉植物の種類でも、名前が「マッサンゲアーナ」と呼ばれるものや、園芸品種として様々な葉の形が楽しめる「ドラセナ・コンシンネ」、光沢のあるレモン色の斑が美しい「レモンライム」があります。
日本の気候にも馴染むヘデラを育てよう
ウコギ科の観葉植物の種類で名前がヘデラという植物は、アイビーとして多くの方がご存知でしょう。セイヨウキヅタとも呼ばれ、美しい葉の形や動きのあるつるの様子が好まれ、たいへん人気があります。
耐陰性があり3℃以上で越冬できることから、日本の気候にも馴染みやすい植物といえます。生育期は鉢土が乾いたらたっぷりと水やりをし、冬は控えめにします。
ウコギ科の観葉植物の種類でも名前が「リバーレース」と言うものは、濃い葉色で深く切れ込んだ形で面白く、黄色の斑が入った色鮮やかな「ジュディー」、斑入りできれいな緑色の葉を持つ「イエローリップル」があります。
緑色の玉の連なりが美しいグリーンネックレスを育てよう
グリーンネックレスは、グリーンピースのような緑の玉が連なった多肉植物で、ユニークな形のキク科の観葉植物の種類の名前です。5℃以上で越冬することができ、多肉質なので乾燥に強いという特徴があります。
4月から10月くらいの生育期は、鉢土が乾いたらたっぷりと水を与えます。秋から水やりを徐々に控えていき、冬は乾かし気味にして根腐れを防ぎます。レースのカーテン越し程度の日光で育てることができます。
キク科セネキオ族の観葉植物の種類の名前にはグリーンネックレスのほかに、葉が三日月形のような「セネキオ・ラディカンス」もあります。
鋭い葉がスタイリッシュなユッカを育てよう
太いまっすぐな幹から伸びる、シャープな葉がスタイリッシュで人気の観葉植物の種類の名前がユッカです。リュウゼツラン科のユッカは越冬温度が2、3℃以上で、丈夫で育てやすいグリーンとして親しまれています。
日差しを好むので、リビングやダイニングの窓際に置くのがおすすめです。春から秋は鉢土が乾いたらたっぷりと水を与え、冬は乾かし気味に育てます。
ゼツラン科の観葉植物の種類の名前には、生育旺盛なので青年の木とも呼ばれる「ユッカ・エレファンティペス」、葉に黄色味のある斑が入った「バリエガータ」、縦に入った白や黄色のラインが美しい「ユッカ・アロイフォリア」などがあります。
育てやすい観葉植物の種類と名前をお伝えしてきましたが、いかがでしたか。よく知っているものも、馴染みのないものもあったのではないでしょうか。観葉植物の種類の名前には難しいものが多く、覚えにくいと思われるかもしれませんが、興味を持って育てていくうちに知識も自然と広がっていくはずです。
日当たりがよいことの多いリビングは、観葉植物にとっても育ちやすい環境です。シンボルツリーとして大きめの鉢を飾るとお部屋のアクセントになりますし、垂れ下がるヘデラやポトス、グリーンネックレスのような植物を高さのある場所に飾るのも素敵です。
卓上や壁際の棚などには、半日陰でも生育する植物で小ぶりなものを選ぶようにします。
観葉植物の種類の名前はご紹介したものだけではなく、様々な形や性質を持つ植物もあるので、慣れてきたら株分けしたり、種類を増やしたりと楽しむことができます。
おしゃれな雑貨と組み合わせて飾るのもいいですね。あなたらしい観葉植物のコーディネイトをぜひ見つけてみてください。
まとめ
初心者でもインテリアとして育てやすい、7品種の観葉植物とは
・観葉植物の代表選手、ポトスは様々な環境に対応
・存在感のあるモンステラなら、ミニマにも注目!
・生命力の旺盛なパキラは、窓辺で育てる
・「幸福の木」ドラセナは、レースカーテン越しに
・日本の気候に馴染むヘデラは人気品種!
・グリーンネックレスは乾燥に強い
・丈夫なユッカは日差しを好み、リビングがおススメ