白菜の栄養が実はスゴイ!嬉しい効果とおすすめの食べ方

カットされた白菜のイメージ
冬の料理に欠かせない白菜にどんな栄養があるのか、どのような調理をすれば効率良くその栄養を摂取出来るのか、日常的に食べる野菜だからこそきちんと知っておきたいですよね。

同じ葉物野菜でも食物繊維が豊富なキャベツ、鉄分が豊富と言われるほうれん草などに比べて、白菜には特徴的な栄養価がないように思われますが、実は美容と健康に嬉しい栄養が詰まっているのです。

精進料理では「冬の三宝」や「養生三宝」と呼ばれ、冬の健康を保つ為に欠かせない野菜の一つとして扱われている事からも、白菜に健康維持に役立つ栄養がある事がわかります。また、様々な料理に使えて毎日飽きずに食べられる所も白菜の魅力です。そこで今回は実はスゴイ白菜の栄養の嬉しい効果とおすすめの食べ方についてお伝えします。

健康に役立つ白菜の栄養とは

白菜は味が淡白ですから栄養がない野菜と思われがちですが、実は健康に役立つビタミンCが豊富な野菜です。ビタミンCには免疫力を高めたり、悪玉コレステロール値を下げる効果があるので風邪予防や高血圧、動脈硬化の予防に役立ちますし、肝臓の働きを助ける効果もある為、二日酔いや老化防止にも効果があります。

他にもビタミンCには女性に多い貧血改善に欠かせない鉄分の吸収率を良くする働きがあったり、ストレスへの抵抗力を高めてくれる働きもしますから積極的に摂取したいもの。白菜の栄養にはビタミンCの他に食物繊維も多く含まれていますから、便秘の解消を始めとした腸内環境改善が期待出来たり、肥満予防、糖尿病予防にも有効です。

 

白菜が持つ女性に嬉しい栄養は

白菜には健康に役立つ栄養がある事がわかりましたが、美容効果も期待出来ますよ。ビタミンCにはシミやくすみを薄くする効果がありますし、乾燥肌対策に欠かせない栄養です。

そして、白菜に含まれている栄養の一つである葉酸は血液の巡りを良くしたりアンチエイジング効果を高めてくれます。ちなみに、葉酸を効率良く吸収したり体内で活性化された葉酸を維持するためにはビタミンCが必要なので、ビタミンCと葉酸を併せ持つ白菜は栄養を効率良く摂取できる食材と言えるのです。

そしてもう一つ女性が見逃してはいけない点が白菜の栄養は妊娠中の女性に欠かせないと言う事。妊娠中に起こる可能性がある妊娠高血圧症候群の予防にはビタミンCが有効ですし、葉酸は胎児の成長関わる重要な栄養素と言われています。

更に、女性は妊娠すると胎児が大きくなるに連れ、貧血に無縁だった女性でも貧血になったり元々患っていた貧血が悪化しやすくなりますから、妊娠中の女性は特に鉄分の吸収を助けるビタミンCや葉酸の摂取が必要です。豊富な食物繊維は妊娠中の女性の悩みに多い便秘やむくみの解消も出来ますし、低カロリーのため体重管理にも重宝するので妊娠した時は白菜がお助け食材として活躍しますよ。

 

ダイエット食にぴったり

白菜の代表的な栄養の一つがカリウムで、白菜の中にはカリウムが100gあたり220mgと豊富に含まれています。カリウムは高血圧症の予防の他に、むくみの解消と予防が出来る栄養素ですからスッキリとした身体作りに役立つのです。冬場は身体が冷えとむくみで「冬太り」しやすいのですがカリウム豊富な白菜を食べる事で予防と解消が見込めます。

また、白菜はカロリーが低いのでダイエット中でもたっぷり食べられる野菜です。同じような料理に使えるキャベツは100gあたり22.9kcalですが、白菜は100gあたり14.1kcalですから、キャベツを白菜に置き換えて料理すると大幅なカロリーセーブが可能です。

 

加熱はNG?白菜のおすすめの食べ方は

白菜に含まれている栄養はほとんどが水溶性であり、加熱に弱いものばかり。ですから、白菜の栄養をそのまま取り込みたいのであれば生のまま食べるのが一番です。白菜の栄養で吸収率が上がる鉄分を多く含む胡麻で和えてお醤油を少し垂らすだけで簡単に一品添えられますし、冷蔵庫に余っている野菜と春雨をお好きなドレッシングで合わせるだけで腹持ちが良く便秘解消に役立つサラダになります。

栄養を効率良く摂取するには生食が良いとは言え、加熱されて少し柔らかくなった白菜も美味しいですよね。加熱調理する際は加熱時間を出来るだけ短くして水に溶けだしてしまう栄養を残さず食べられる料理がおすすめ!

栄養が溶け出したスープを残らず飲み干せるよう汁物に入れたり、炒めものに使う場合でも炒めて出た水分が残っていれば水溶き片栗粉を加えてとろみをつけて溶け出た栄養まで出来るだけ食べられるような工夫をして下さい。

 

料理に白菜を使う時の使い分け

白菜の栄養は芯と葉の部分で含まれている量に違いがあります。白菜の芯の部分にはカリウムが多く、葉の部分にはビタミンCが多く含まれているので、白菜を購入する時や調理する時に気にかけておいて。

白菜を購入する時は葉がぎゅっと詰まっていて、外葉が付いているもの、葉が黄色くなっていないもの、白い芯の部分がしなびれていない張りのあるものを選びましょう。

また、鮮度の低下は栄養価が低下する原因になり、傷みや風味の劣化にも繋がるので、新聞紙やキッチンペーパーに包んで出来れば冷蔵庫の中で立てて保存すると鮮度と美味しさが長持ちしますよ!栄養が詰まった新鮮で美味しい白菜を選んで美容と健康作りに役立てて下さい。

 

このように、冬を代表する野菜の一つである白菜は突出した栄養は無くても、健康作りに役立つ野菜と言う事がわかりました。風邪や肌の乾燥、冷えやむくみは冬になると起こりやすいトラブルですが、冬に旬を迎える白菜の栄養でその対策と改善が可能です。食物繊維が豊富で低カロリー、ダイエットに向いているだけでなく肥満や高血圧予防が出来る点も魅力的ですよね。

カリウムやビタミン、葉酸など白菜の栄養は水に溶けやすく加熱に弱いものが多いのでしっかりと白菜の栄養を摂取するには調理法に工夫が必要になりますが、白菜は癖が無く食べやすい野菜なので相性の良い食材も多く、調理法次第で毎日飽きずに食べられます。日々の健康づくりに役立つ白菜を日々の生活に取り入れて健康増進してみてはいかがでしょうか。


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