花水木を育てたい!栽培方法、お手入れの仕方のポイント☆ 

花水木を育てたい!栽培方法、お手入れの仕方のポイント☆ 

花水木という花をご存知でしょうか。一時、この花の名前を曲名にした歌がヒットしたことで知っている方もいらっしゃるかもしれませんね。最近では、花水木を街路樹としてもよく見かけるようになりました。4月から5月頃にかけて白や薄いピンク色の花を道路の脇で見かけるときもありますよね。あの花が花水木なのです。

花水木は明治末期に、日本がアメリカに桜を贈った返礼として贈られた花といわれています。日本が誇る桜の返礼として贈られてきた花が現代ではすっかり日本の景色に馴染み、街に彩を添えているということは感慨深いものがありますね。そこで今回はそんな花水木についてお伝えします。栽培方法やお手入れのポイントを学び、あなたの家の庭にも素敵な花を咲かせてみませんか。

 

花水木を育てたい!
栽培方法、お手入れの仕方のポイント☆ 

 

まずは花水木について知りましょう

花水木は和名をアメリカヤマボウシといい、原産地は北米東部からメキシコ北東部です。花の色はよく知られたピンク以外に白や赤いももあります。樹高は5~10m程度で、枝も横に張り出します。樹高は8~10mとなり、枝も横に張り出します。耐寒性があり、北海道などの寒冷地を除いて栽培することができます。

 

植付は11月から3月までに行いましょう

花水木の植付は落葉休眠期の11月から3月に行います。肥料と土を良く混ぜ込んだところに良く根をほぐした苗木を植え付けます。植付後はたっぷりと水を与えます。花が咲くのは通常、植付後2年目以降となりますので綺麗が花が咲くのを気長に待ちましょう。

 

花水木の管理の仕方

しっかりと根付いた後は、真夏の乾燥する時期以外は特に水やりの必要がありません。ただし、完全に乾燥させてしまうと葉っぱがおちてしまいますので注意しましょう。肥料は12月~2月の落葉期に与えましょう。

 

花水木の基本の剪定

花水木はある程度、自然に形がまとまりながら成長しますので、大がかりな刈り込み等の剪定は必要ありません。しかし、長く伸び過ぎバランスが悪くなった枝や日当たりの悪い部分の枝で成長状態が良くない枝は、見た目的にも良くないので剪定して整えてあげると良いでしょう。その際、枝先に花芽が確認できる場合は切らないようにし、花芽のない枝は枝の付け根部分から切るようにしましょう。

 

花水木を増やす場合はタネと接ぎ木の合わせ技がお勧めです

花水木はタネ、接ぎ木、さし木で増やすことができます。しかし、さし木は成功率が低めと増やすには難易度が高くなっています。また、タネから育てることも可能ですが、それだけでは花つきが遅くなります。

花水木を増やす場合はタネと接ぎ木の合わせ技で増やすのが、一番簡単な方法です。
タネまきは2月ごろに行い、2~3年育て接ぎ木する際の台木用の木とし、その後接ぎ木をして増やしましょう。花水木は先のように自分で増やすこともできますが、時間がかかりますので、一般的には苗を手に入れて増やす人が多いようです。

 

かかりやすい病気と害虫

花水木は梅雨時期にうどんこ病が、また過湿になると根に紋羽病が発生しやすくなりますので水はけや通気性に気をつけてあげましょう。幼木では幹に穴を開けて侵入するテッポウムシの被害もみられます。株元におがくずのようなものがみられるようになったらテッポウムシの可能性を疑いましょう。幼虫を見つけた場合は幹の穴に針金のようなものを刺し駆除しましょう。

 

以上、花水木の育て方やポイントについてまとめてきましたがいかがでしたでしょうか。

花水木はしっかり根付いてしまえばそれほど水やりの必要がなく、ある程度自然にまとまりながら成長してくれるためまめな選定作業も必要ないため手のかからない花として魅力的ですね。街路樹や公園で花水木を多く見かけるのもこういった理由から重宝されえているのでしょう。また、花水木は開花期が長いのも魅力の一つです。

接ぎ木等で増やすことは少々技術と時間が必要になりますので、まずはフラワーショップやホームセンター等で苗木を手に入れ育てるところから始めてみましょう。花水木の苗を購入する際は、枝がヒョロヒョロしたものではなく丈夫な接ぎ木苗を選ぶのがポイントです。花水木の栽培を楽しみましょう。

 

まとめ

花水木を育てたい!栽培方法、お手入れの仕方のポイントとは

・花水木は耐寒性があり、北海道などの寒冷地を除いて育てることができます
・植付は11月から3月までに行いましょう
・水やりは、しっかり根付いた後であれば、真夏に乾燥した日以外は必要ありません
・剪定する場合は枝先に花芽が確認できる場合は切らないようにし、花芽のない枝は枝の付け根部分から切るようにしましょう
・花水木を増やす場合は、タネと接ぎ木の合わせ技がお勧めです
・花水木はうどんこ病や紋羽病が発生しやすく、幼木の時期はテッポウムシにも注意しましょう
・花水木の苗を購入する際は、枝がヒョロヒョロしたものではなく丈夫な接ぎ木苗を選びましょう


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