虫除けにも効果あり!?ハーブに潜むすごいパワー7選

虫除けにも効果あり!?ハーブに潜むすごいパワー7選

ハーブには虫除け効果があります。最近ではハーブの忌避効果をキャッチコピーにした製品もあります。アロマオイルを使った虫よけスプレーや、ハッカ油を使った虫よけなども一般的になってきています。

人体に影響の少ない自然由来成分であることや、植物の成分で防虫ができるので、ペットや子供にも安全かつ安心というメリットがあります。化学成分を使用していないので効果は穏やかではあります。が、少し使い方に注意するだけで抜群の忌避効果を発揮します。

今日は虫除けに効くハーブを7つご紹介します。ここで紹介するハーブのほとんどはアロマオイルや精油を指します。精油の植物に含まれる匂いの成分(芳香物質)に効果があります。

精油が虫除けに聞くのは、その匂いが昆虫に危険を知らせる物質と化学構造が似ているからです。そこをうまく活用した方法を紐解いてみましょう。

 

虫除けにも効果あり!?
ハーブに潜むすごいパワー7選

 

ペパーミントは代表的です

ペパーミントのメントールが有効成分です。ペパーミントはミント種の中で特に含有量が高いのでおススメです。繁殖力が強く、育てやすいので、あまり手をかけずに増えていきます。

精油のほかに健栄製薬ハッカ油などは手に入れやすく手頃です。薬局に置いてあります。エタノール大さじ1にハッカ油5滴水200㏄で虫よけスプレーが出来上がります。

フタのできるガラス容器にミントの葉と茎をいっぱいまで詰めます。容器いっぱいまでアルコールを入れます。毎日容器を振って冷暗所で2週間。ガーゼでこしてからスプレー容器に入れて倍の水で割ったスプレーも効果的です。

 

ローズゼラニウムは蚊に効果があります

ローズゼラニウムは和名は蚊連草、蚊に対する忌避効果があります。植えておくと蚊が寄りつかないといわれています。シトロネラールという香り成分は蚊が吸血する時にセンサーにする二酸化炭素を察知する能力を低下させる効果があります。

ヨーロッパでは窓辺を飾るゼラニウム。装飾の意味もありますが、虫除けのために好んで育てられる植物です。容器に摘んだ葉を入れ部屋にも置きましょう。

また、ホホバなどのキャリアオイル100㏄にローズゼラニウム40滴を入れて肌に塗ると防蚊オイルになります、肌に薄くつけて使います。

 

タンジーは鑑賞にも可愛い花です

タンジーはユーラシアに分布する多年草で、日本でも北海道に生息しています。殺菌・防虫効果があり、乾燥葉はハーブとして虫除けなどに使われます。明るい黄色のポンポンのような花姿と切れ込みの繊細な葉姿で観賞用にも植えられます。

昔は茎葉を体内寄生虫の駆除剤にし、健胃、食欲増進剤に薬草として使われました。

花がついたままタンジーを収穫、束ねて吊るして、乾燥させたら、全体をほぐし、薄紙やサシェに入れ、犬小屋、ペットの敷物、クッションカバーに入れて置いたり、茎を畳やカーペットの下に敷くとのみやダニなどの防虫効果に役立ちます。

 

カモミールはリラックス効果もあります

カモミールは「心のお医者さん」と呼ばれているハーブです。

リンゴのような香りで、精神安定に効果を発揮しますが、虫よけ効果もあり、寄せ植えの時に使うことがあります。バラの傍にカモミールを植えることでアブラムシがカモミールに付きます。

人への虫除け効果もあります。スプレーボトルにエッセンシャルオイルを10㏄のアルコールに10滴垂らし、よく混ぜてから精製水100㏄を加えます。カモミールにはかゆみや腫れを取るという効果もあるので、虫にさされてしまった時に便利です。

 

パチュリは衣類の防虫剤に最適です

パチュリは、熱帯アジア原産のシソ科の植物で、 葉には強い香りがあります。

その香りに防虫効果があります。海外ではナンキンムシ除けのサシエにも使われます。虫刺されや、へびにかまれた時、葉をもんで貼りつけるなどでと解毒処置にも使われています。

パチュリを乾燥させ、煎じて芳香性健胃薬、解熱剤として利用もされます。パチュリの香りは、カビ臭い湿った土のようで、独特の癖があります。パチュリの精油は冷暗所で保存すると、香りが熟成されます。

パチュリ精油は、コットンに数滴染み込ませ、衣類と一緒にしておくと虫よけになります。

 

ティーツリーは防虫万能薬です

ティーツリーは、オーストラリア南東部原産の低木樹、ティーツリーから採取されるオイルはオーストラリア先住民アボリジニに古くから薬として利用され、現在でも消毒や治療に使う常備薬として家庭で親しまれています。

古くはティーツリーの葉を押しつぶしてオイルをにじませたり火にくべることで香りを放出させて喉の痛みを癒したり、ティーツリーの葉が落ちた泉に浸って傷や皮膚病を癒したといわれています。

日本ではティーツリーのアロマオイルが手に入れやすく、活用範囲も広いのです。

 

ティーツリーは原液でも使えます

ティーツリーオイルは水250mlに対してティツリーオイル5mlをスプレーボトルに入れ、よく混ぜます。お風呂にスプレーするとカビ防止になります。お部屋にスプレーすれば殺菌・消臭が出来ます。

ティーツリーオイルの原液を綿棒につけ、患部のみに塗ります。注することは、医薬品ではないことです。医師の診察は必要です。普段使っているシャンプーやハンドソープ、ローションなどに約1~2%の濃度になるように調節してティーツリーオイルを入れて使うことも出来ます。

フケ・シラミ対策シャンプー、抗菌ハンドソープ、虫除けローションになります。ティーツリーオイルをブレンドした天然素材の虫除けなども販売されています。

 

いかがでしたでしょうか。

植物を植えて虫よけを実践しようと思っている方にはミントやゼラニウムがおススメです。

植えるだけで効果のあるものはミントやパチュリ、カモミールにゼラニウムなど、精油にしたら効果のあるものはティーツリーでしょう。見た目も可愛いタンジーやゼラニウム、カモミール。育てやすいミント。

香りが強いのでパチュリは少しだけ使うのが良いでしょう。ハーブの様々な特性を利用して、賢くエコに使えると楽しいですね。

 

まとめ

虫除けにも効果あり!?ハーブに潜むすごいパワー7選

・ペパーミントは代表的です
・ローズゼラニウムは蚊に効果があります
・タンジーは鑑賞にも可愛い花です
・カモミールはリラックス効果もあります
・パチュリは衣類の防虫剤に最適です
・ティーツリーは防虫万能薬です
・ティーツリーは原液でも使えます


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