どんぐりの育て方は簡単☆拾ったどんぐりから始める手順

どんぐりの育て方は簡単☆拾ったどんぐりから始める手順
どんぐりの育て方を知れば、拾ったどんぐりでも自宅で気軽に栽培できると聞けば、多くの方々が驚きますよね。秋が近づくと葉っぱが色づきだし、木の実もたくさん落ちてきます。栗なんて秋の味覚の代表みたいなもの!

木の実の中には栗のほかに銀杏などもありますが、その中でもより身近な木の実と言えば、どんぐりではないでしょうか。

子供のころ拾って遊んだことのある方は多いはず。今でも公園に行けば、子ども達が喜びながら、どんぐりをポケットに詰める光景に出会えることも、多いもの。

どんぐりと呼ばれているのは一つの種類の木ではなく、ブナ科やカシ、コナラなどの木の実の総称。しいの実もどんぐりの一部。そのどんぐりを土に埋めれば育てられるんです。

子どもと何か楽しみたい、試したいなら、どんぐりの木の栽培は打ってつけ!そこで今回は、聞けば子どもと試してみたくなる、どんぐりの育て方をお伝えします。

 

どんぐりの育て方は簡単☆
拾ったどんぐりから始める手順

 

どんぐりを拾う

日本にはどれくらいの種類のどんぐりがあるか、あまり考えることは少ないもの…。実はどんぐりの種類は、おおよそ22種類と言われていて、栗もどんぐりのひとつ!どんぐりは広葉樹と呼ばれる木に木の実としてなっています。

秋に葉っぱが色づいて落ちていく木も、木の実がなっていることが多いはず。タンポポの綿毛のような役割をしているのが、どんぐりというわけです。木が子孫を残すための種の役割を果たしています。

【 どんぐりの育て方☆どんぐり拾い 】

★ ただ、最近山では広葉樹を見かけなくなり、「針葉樹」と呼ばれる杉などが多く、どんぐりは少なくなりました。

・ けれども、よく手入れされている大きな公園などでは、広葉樹の植樹がされていることが多いことに注目!お子さんと一緒に、どんぐり集めをして楽しみながら、ゲットしてみてはいかがでしょうか。

次はどのどんぐりがいいのか、また、どんぐりの育て方のポイントをお伝えします。

 

発芽するどんぐり

どんぐりはどれも芽が出ると思いがちですが、実は発芽率はよくありません。子供のころどんぐりを持って帰って、大事にしまった経験を持つ方は多いはず。ただ、忘れたころ宝物箱から出てきたどんぐりは、「虫だらけだった!」という記憶があるはずです。

どんぐりはリスやクマが好んで食べるほど、栄養価の高い木の実。当然虫も大好きです。どんぐりに小さな穴をあけ、中の実を食べてしまうことも多いのです。

また、意外にも乾燥に弱いのが特徴。乾燥しすぎると発芽率がかなり低くなります。どんぐりから育てたい場合は芽が出やすいどんぐりを選びたいところ。実は、どのどんぐりが発芽しやすいか、確かめる方法があるのです。

【 どんぐりの育て方☆発芽しやすいどんぐり 】

① 拾ったどんぐりを水の張ったバケツに1日~2日入れてみる。

② ぷかぷか浮いているどんぐりは、中身が空っぽになっているか、中身が乾燥しきっている。

③ 水の中に沈んだどんぐりが、発芽の可能性があるどんぐりになりやすい。

 

どんぐりの見極め

もともと発芽率が高くないどんぐりを育てるなら、効率よく良いどんぐりを選んで、土に植えないとなかなか発芽しないのです。

【 どんぐりの育て方☆元気などんぐりの見極め 】

★ 元気などんぐりは、おおよその見た目でも判断できます。

・ 黒っぽいものではなく青っぽいものは発芽しやすい。

・ 落ちているどんぐりよりも、まだ木についているどんぐりはさらに高確率の発芽率に!

黒っぽくなっているどんぐりの方が熟していて、とてもどんぐりって感じではありますが、実際にはほとんど発芽しないことも…。熟したどんぐりは、食べることに適しているものが多いです。では次に、拾ったどんぐりを育て方をお伝えしていきます。

 

どんぐりを育てる

【 どんぐりの育て方☆拾ってきたら… 】

① どんぐりを拾ってきたら、赤玉土などをプランターに入れてください。

② どんぐりは横にして軽く土をかぶせます。

③ その上から枯れ草などで土の表面が乾かないようにして、土が乾いてきたら水やりをすればOK!

ただし、あまり水をあげすぎると、どんぐりが腐りますので注意してください。

 

どんぐりを育てるなら、のんびり待つ

ここで、どんぐりの育て方では、ひとつポイントがあります。それは、どんぐりを土に植えてから3年、大事にしてあげること!

【 どんぐりの育て方☆盆栽として人気! 】

★ どんぐりの育て方さえしっかりしておけば、霜や寒さに弱いどんぐりの赤ちゃんは、3年面倒見ると立派に成長してくれるはず。さらに最初はプランターに植えて育てるのがベスト。

・ 盆栽としても人気があるどんぐりの木。盆栽愛好家の中でも欲しがる方が多いのが特徴です。どんぐりの木はかなり大きくなるのが特徴。

どんぐりの育て方でもそうであるように、庭に植えない方がいい木でもあるのです。根を広く広げて育つどんぐりの木は、家の土台をも持ち上げてしまうこともあるほど…。大きく育ちすぎて、落ち葉でご近所トラブルにもなりかねません。

 

いかがでしたでしょうか、今回は意外にも拾って育てることができる、どんぐりの育て方の基本をお伝えしました。広葉樹は幹から両手を広げるように育つ木が多く、間伐がされていない荒れた山では、太陽光を捕まえられずに、大きくなりにくい現状も…。

針葉樹は上にまっすぐ伸びる習性なので、必然的に広葉樹は負けてしまうのです。縦にまっすぐに伸びる針葉樹のほとんどは、建築材料にはとても重宝します。しかし、根が浅く間伐を行っていないと、さらに根っこが浅くしか伸ばせず、土砂崩れの原因に。

広葉樹のほとんどは、根っこを広く張り土を固めていくので、山などではもっとたくさん生えていなければいけないのです。荒れた山を元に戻そうと、どんぐりから苗を作り植樹する活動が全国各地に広がっています。

どんぐりの育て方を教える活動家も増えてきました。森を守るだけでなく、リスやクマなどの食料にもなるどんぐり。たくさんのどんぐりの木が山にあれば、里に下りてくるクマも少なくなるかもしれません。

まとめ

拾ったどんぐりで楽しむ、栽培方法

・水に浮いたり穴が開いてるどんぐりは育たない
・庭には植えずにプランターで育てる
・水は土が乾いてからあげる
・3年は室内などに入れるなどして、寒さから守る
・近年どんぐりは盆栽としても人気!


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