どんぐりの育て方マスター☆子どもと楽しむ手順とポイント


どんぐりの育て方と聞くと、「え!?あのどんぐりを育てるの?」と、ちょっと驚く方も多いですよね。子どもの頃にどんぐりを拾い集めて遊んだ記憶はあっても、どんぐりを育てた経験はあまりない方が多いのではないでしょうか。

でも、どんぐりは木の実ですから、硬い殻の中にはもちろん種が入っていますし、地面に落ちたどんぐりからはやがて芽が出てきます。

どんぐりは家庭でも育てることができて、育ったどんぐりの木は、観葉植物のようにインテリアにすることもでき、今では自然派のママや芸能人のパパママにも人気なのが、どんぐりの木なのです。

そこで今回は、子どもと気軽にチャレンジできる、どんぐりの育て方の手順をお伝えします。

お子さんと家族で公園や山にどんぐり拾いをしに行って、拾ってきたどんぐりを栽培すれば、そんなにお金を掛けなくても家族共通の一大イベントにもなるのが魅力です。ぜひ、どんぐり拾いから子どもと一緒にチャレンジして、親子の絆を深めてみてはいかがでしょうか。

 

どんぐりの育て方マスター☆
子どもと楽しむ手順とポイント

 

まずはどんぐり拾いから

どんぐりを育てるためにはまず、公園などでどんぐり拾いをして、どんぐりを集めていくところから始まりです。

どんぐりといっても、真ん丸のものやしゅっと細長い形のものがあって、かぶっている帽子もしましま模様やぷっくりとしたものなど、色んな種類のものを見かけます。

【 どんぐりの育て方☆どんぐりの種類 】

★ 「どのどんぐりだったら、家庭でも育てられるのだろう…。」と悩んでしまいそうですが、どの種類でも育てられるので安心してください。

・ 「どんぐり」というのは、ブナ科の植物に実った木の実のことを総称した名前ですが、どんぐりの育て方はどの種類でも同じなので、拾える種類のどんぐりを育てればOKです。

もし色んな種類のどんぐりを拾うことができるのなら、一緒に育てて比べてみても楽しいかもしれません。

それよりも、どんぐりを育てる上で大切なのは、「ちゃんと芽を出して育ってくれるどんぐりを選ぶ」ということです。

 

育つどんぐりかどうかを調べる

どんぐりの育て方で最も重要なのは、どんぐりを植える前に、そのどんぐりが、「ちゃんと芽を出して育つものかどうか」を見極めておくことだといっても過言ではありません。

【 どんぐりの育て方☆見分け方① 】

★ どんぐりをよく見ると小さな穴が開いていることがあります。

・ これは虫が開けた穴で、こういった状態のどんぐりは中身を虫に食べられてしまっているので、残念ながら育ちません。

ですから、育てる前に悪い状態のどんぐりは取り除いて、育つものだけを選んで植えるようにするのがポイント。もうひとつ、ちゃんと育つどんぐりとそうでないものを区別する方法があります。

【 どんぐりの育て方☆見分け方② 】

★ 拾ってきたどんぐりを1~2晩水に浸けて、浮くか沈むかを調べる方法が一番簡単!お子さんと一緒に実験気分で試してみてください。

・ 水に浸したプカプカ浮いてしまうどんぐりは、中を虫に食べられて空洞になっていたりしていて、育つための栄養が詰まっている状態ではありません。

逆に沈むものは、中に栄養がしっかりと詰まった証拠ですから、水に沈んだどんぐりだけを選んで育ててください。

 

どんぐりを植える

育てるどんぐりを選んだら、いよいよどんぐりを植える手順。どんぐりを植えるのに適した時期は10~12月で、発芽は3月頃です。

ちょうどたくさんどんぐりが落ちている時期が、最も植え付けに適した時期ですから、拾ってきて状態をチェックしたら、できるだけ早めに植えるようにできてスムーズです。

【 どんぐりの育て方☆植える注意点 】

① ただ、全てのどんぐりが発芽してくれるわけではないので、どんぐりは育てたい量よりも、すこし多めの数だけ用意してください。

② どんぐりはブナ科の木なので、地植えだと公園の木のように大きく育ってしまって、家庭栽培向けではありません。

ここで、地植え以外の方法として、発芽させるまでのどんぐりの育て方には大きく2通りの方法があります。

【 どんぐりの育て方☆育て方の方法 】

① 植木鉢で普通に土に植える方法。

② ペットボトルなどを使って、水耕栽培で発芽させる方法。

…この二通りから、好きな方を選んで育ててみてください。

お子さんと育てるのであれば、ペットボトルで育てる方が、根が生えたり芽が出る様子がよく観察できるかもしれません。

 

どんぐりの植え方

【 どんぐりの育て方☆植木鉢 】

★ 植木鉢で育てる場合のどんぐりの育て方ですが、まず土の表面から2~3cmほどの深さにどんぐりを「横向き」にして埋めます。

・ あまり神経質にならなくても、土の表面に置いておくだけでも芽が出てくるので大丈夫です。

そこで、どんぐりの育て方で気を付けておきたいのが、どんぐりは乾燥に弱いため、乾燥しないように水を与えることとなります。土が乾燥しない程度に定期的に水を与えれば、問題ありません。

乾燥しないように水やりするのは面倒だな、という場合に便利なのが、2つ目のペットボトルを用いたどんぐりの育て方です。

【 どんぐりの育て方☆ペットボトル 】

① 半分に切ったペットボトルを、飲み口を下にして重ね、下のペットボトルに十分な量の水を入れます。

② 上のペットボトルにティッシュペーパーを敷いて、飲み口からティッシュペーパーの端っこを垂らすだけでOKです。

ティッシュが常に水を吸い上げて湿った状態になるので、その上にどんぐりを置いておけば乾燥することもなく、頻繁に水やりを気にする必要もありません。

水耕栽培は、芽が出たら土に植え替えれば、その後も元気に育ってくれるので便利なのです。

 

どんぐりの木が発芽したら

どんぐりは日当たりの良い場所で、土の表面が乾いたら水を与えれば良いので、発芽した後の育て方はそんなに難しいものではありません。

【 どんぐりの育て方☆木の太い根 】

★ ただしどんぐりの木は、ごぼうのような太い根が発達します。

・ 水分や養分をたくさん吸収する細い根がたくさん発達して、生長が良くなるので、この太い根を早めに切ってあげてください。

 

いかがでしたでしょうか、小さなお子さんはどんぐりを拾って遊ぶことが大好き、気付けばたくさんのどんぐりが家にたまっていた、そんな経験のあるパパママも多いのではないでしょうか。

拾ってきたたくさんのどんぐりで、おもちゃや工作を作って遊ぶこともできますが、やり場に困ったどんぐりは、どんぐりの育て方をマスターして、お子さんと一緒に育てみると楽しくておすすめです。

どんぐりが育っていく姿を一緒に観察する楽しみも増えますし、自分でどんぐりを拾って植えて、植物の生長を目の当たりにすることで、自然の営みを体験できる、とてもいい学習の機会にもなります。

最近では、どんぐりを育てて植樹し森を育てるといったプロジェクトもたくさん行われていますので、そういったものに参加するのも素敵ではないでしょうか。

ぜひ、お子さんと一緒に楽しくどんぐりを拾いで行楽へ出かけ、さらにどんぐりを育てて、自分も一緒に楽しんでみてください!

まとめ

どんぐりを育てる手順

・どんな種類のどんぐりでも育ってくれる
・水の中にしっかり沈んだどんぐりが育つ
・全て発芽しないので、多めにどんぐりを蒔く
・水あげは、乾燥させないのがコツ
・ごぼうのような根を早めに切る


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