秋の花を観賞する☆万葉集で詠まれた美しき七草

秋の花を観賞する☆万葉集で詠まれた美しき七草

秋の花には七草があることを知っていますか?七草と言えば、春の七草で作る七草粥が有名ですね。正月は祝杯や祝膳など胃に負担をかけがちの時期のため、平安時代から1月6日以降(地域によって詳細は異なる)に負担をかけた胃を休めるために食べられます。

1年間の無病無災を願って、春の七草や餅などを入れて塩で味付けしたお粥を食べます。春の七草は食用として使われることが有名ですが、秋の花の七草は観賞用として主に使われています。

秋の七草は、山上憶良が万葉集に選定しています。秋の七草は風流があり観賞用として趣深く、自然が溢れる場所では秋の花が美しく、夜長に鈴虫の音を聞きながら観賞したくなります。

しかし、現在の多忙な社会ではのんびり秋の花を観賞する場所や時間がないため、秋の七草とは何かわからない人も多いでしょう。今回は秋の花の素晴らしさを知ってほしいので、万葉集で詠まれた美しき秋の七草について紹介します。



 

秋の花を観賞する☆
万葉集で詠まれた美しき七草

 

宮城県の花で有名な萩(はぎ)


萩はマメ科ハギ属で7月~10月にピンク色の美しい秋の花を咲かせます。

【萩(はぎ)の花言葉】

「思案」「内気」「想い」「柔軟な精神」「柔らかな心」「前向きな恋」があります。

日本全国に生息していて昔から秋の花として、日本人の身近に感じられてきました。最も万葉集で詠まれた秋の七草の一つで、宮城県では県の花として認定された有名な秋の花です。細い茎にたくさんの小さい花をつけて、控え目ながらも健気に生きている姿が、日本人の心を深く捉えてきたみたいですね。

 

月見団子と一緒に供えた薄(すすき)


古語では尾花、現在ではススキと呼ばれています。また、別名では茅(かや)とも呼ばれているイネ科の植物で秋の七草の一つです。

【薄(すすき)のことわざ】

穂全体が白っぽくなると風に乗せて種子を飛ばしますが、この姿から「幽霊の正体見たり枯れ尾花」という有名なことわざができました。

ススキは秋彼岸の時期になると北東北の自然が多い場所で見られるため、お墓参りの時に仏花の一つとして供える地域もあります。また、中秋の名月の時に萩と一緒に飾って収穫に感謝して月見団子を供えるという、古来からの伝統がありとても趣深い風習ですね。

 

たくさんの用途がある葛(くず)


葛はマメ科クズ属の秋の花です。また秋の七草の一つです。

【葛(くず)花言葉】

「芯の強さ」「活力」「治癒」があります。

真夏では1日1mも成長する強靭な生命力を持っており地面に近い茎から根を生やすため、短期間で大きく成長して株を広げていきます。株元に近い下部から花が咲いていきますが、成長が旺盛な蔓によってほとんど隠れてしまうため美しい花をなかなか見れないのが残念ですね。

風邪の初期症状に有効な葛根をはじめ、葛餅の原料となる葛粉が根の部分から製粉されるなど、葛には多くの利用方法があったため昔はとても重宝されていました。

 

美人も適わない美貌を持つ女郎花(おみなえし)


女郎花(おみなえし)はオミナエシ科オミナエシ属の秋の花です。

【女郎花(おみなえし)の花言葉】

「親切」「美しさ」「はかない恋」があります。

日当たりのよい草地で8月~10月に黄色い小花が一カ所にまとまって咲いて、円錐のような形になっていきます。女郎花の名前の由来は「おみな圧し」からで、美女の美貌さえも圧倒する美しさという意味から来ています。

黄色い可憐な花は平安時代から人々に愛されていて、万葉集にも数多く登場しています。現在では、切り花の他に漢方などで活用されていて日本人の生活に欠かせない存在ではないでしょうか。

 

可憐な花姿で貴族を虜にした撫子(なでしこ)


撫子は秋の七草の一つでナデシコ科ナデシコ属の秋の花です。

【撫子(なでしこ)の花言葉】

「大胆」「純愛」「貞節」があります。

撫でたくなるほど可愛らしい花姿から「撫子」という名前が付けられました。また、日本在来種の撫子を大和撫子と呼び、平安時代に渡来してきた撫子を唐撫子と呼び区別していました。

万葉集や枕草子などの歌集に登場し、古来から貴族に愛されてきました。現在では、多くの映画や漫画に名前が使われて、日本代表女子サッカーの通称であるナデシコジャパンも、この撫子から名前が使われていますね。

 

平安女性が愛し活用した藤袴(ふじばかま)


藤袴はキク科の、秋の七草の一つに数えられている秋の花です。

【藤袴(ふじばかま)の花言葉】

「ためらい」「遅延」「躊躇」「あの日を思い出す」「優しい思い出」があります。

ピンク色をした小さめの花がたくさん咲き、とても可憐に見える美しい花です。花弁の形が袴で花の色が藤のため、藤袴という名前が付けられました。

桜餅の葉ようないい香りがするため、平安時代の女性は洗髪剤や防虫剤、または身だしなみに使う匂い袋など多くのシーンで活用されていました。

【藤袴(ふじばかま)が登場した書物】

「源氏物語」「徒然草」「万葉集」など多くの書物に登場していました。

現在は数が減少して希少植物になっています。

 

万葉集の朝貌(あさがお)は桔梗(ききょう)


桔梗は秋の花で、七草にも数えられるキキョウ科キキョウ属の植物です。

【桔梗(ききょう)の花言葉】

「永遠の愛」「誠実」「清楚」「従順」があります。

花の咲く季節は6月~9月で日当たりのよい場所を好み、風船のような星形の花びらが特徴的で一般的には青紫色の花を咲かせますが、種類によってはピンクや白などカラフルな花々を楽しむことができます。

中国の名称である桔梗(きちこう)を日本では音読みで(ききょう)と呼んで名づけられました。万葉集に出てくる朝貌は桔梗だろうと言われています。

安倍晴明が使用した五芒星は桔梗印と呼ばれ、明智光秀の有名武将で桔梗紋を用いられていました。現在では、キキョウサポニンが生薬として利用されています。

 

いかがでしたか。万葉集に登場した美しき秋の花たちは、その昔から歴史の中で多くの日本人に愛されてきました。現在でも漢方薬に用いられたり、メディアに使われるなど幅広く活用されています。

秋の七草は春の七草と違い、観賞用として素晴らしい秋の花々が多い点が特徴的です。美しい花姿が名前の由来のにも大きく関わっていましたね。美しい秋の花は七草以外にも多くあります。3香木に数えられる金木犀の他、秋の花の代表選手と言えるコスモスも可憐な姿に魅了されるでしょう。

また仏花のイメージが強い菊も秋に咲く花。同じく様々な伝説を残す彼岸花も、お彼岸時期から秋にかけて開花します。

日本古来の歌集は心に響く素敵な作品が多く、秋の花が咲き誇る描写を連想できます。皆さんも、時間がある時は、日本を代表する美しい歌集を読んでみてはいかがでしょうか。きっと日本の深い歴史と伝統や文化が、あなたを美しい歌の世界に誘ってくれるでしょう。

 

まとめ

万葉集に読まれた、秋の花々の魅力と花言葉

・ピンク色の美しい花が咲く、萩(はぎ)
・お月見など古来からの風習で使われる薄(すすき)
・葛根湯にも使われた治療薬、葛(くず)
・万葉集に多く登場する黄色い花、女郎花(おみなえし)
・「大和撫子」の言葉にピッタリの可憐な姿、撫子(なでしこ)
・多くの書物に登場した希少植物、藤袴(ふじばかま)
・安倍晴明の五芒星とも言われる、桔梗(ききょう)

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