10月は、暑すぎず寒すぎない、過ごしやすい気温の日が続きますので、花瓶に飾るお花が長持ちしそうですよね。周りの人への日頃の感謝を込めて、10月の誕生花をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
そこで今回は、クッションマムやダリアなど、花言葉が素敵な10月の誕生花をいくつか取り上げ、プレゼントする時のポイントと、注意点をお伝えします。10月の誕生花は、全体的に「自立心」や「前向きな恋」のイメージを思わせるような花言葉を持っており、秋らしい落ち着いた色をしている点が魅力的です。
誕生花は、「〇月〇日の花はこれ」といったように、細かく定められており、それぞれに花言葉が付けられています。もちろん、相手の誕生日の花を贈っても良いですし、日にちに関わらず、相手に伝えたい言葉から選んでも素敵です。素直な気持ちを、ぜひ花言葉と共にプレゼントしてみましょう!
好きな人や憧れの人へ、「思案」や「想い」の花言葉を持つハギの花を贈ろう
ハギは、10月7日の誕生花となっています。ナデシコやキキョウと並んで、秋の七草のひとつとなっている植物ですよね。大人っぽい印象を醸し出す赤紫色の花を咲かせ、見ていると落ち着きが感じられます。
そんなハギの花言葉は「思案」と「想い」です。好きな人の事を考え続けているという意味で贈れば、「ずっとあなたの事を応援しています」というメッセージが伝わりますし、どこか落ち着いた印象の言葉ですので、憧れの人や年配の方へ贈る、季節のプレゼントとしても、おススメです。
引っ越しや同窓会での再会を祝って、クッションマムを贈ろう
クッションマムは、10月11日の誕生花となっています。ヨーロッパで改良された、洋菊(スプレーマム)の一種で、赤やオレンジ、白、ピンク、緑、茶色、黄色など、カラーバリエーションが豊富な為、鉢植えやお庭に植える花として楽しまれています。
寒さに強く、綺麗な半球型の花を付ける点が特徴でもあります。クッションマムの花言葉は「自立心」や「友への記憶」です。「自立心」という言葉は、クッションマムの寒さに耐えられる特性から来ていると考えられます。
恋人に贈ってしまうと、「私は一人でも大丈夫」という意味で捉えられ、誤解されてしまいそうな花言葉かもしれませんね。「自立心」という花言葉を贈るのであれば、例えば、引っ越しをして一人暮らしを始める友人や、二十歳のお誕生日を迎えた人へのお祝いとして贈ると良いでしょう。
また、「友への記憶」という言葉は、疎遠になってしまった友達と、同窓会などで久々に再会したシーンに贈りたい花言葉ですよね。「あなたは昔からこういうことろが素敵で、今も変わってないね。」と思い出話に花を咲かせたり、「離れていても応援しているよ」と伝えたい時にピッタリです。
「華麗」や「感謝」の花言葉を持つダリアは、上品な印象の人へ贈ろう
ダリアは、10月23日の誕生花となっています。ふわふわとした花びらがまるでドレスのようで、上品な印象がありますよね。メキシコ原産のキク科の花で、白、赤、オレンジ、紫、ピンクなど、カラーバリエーションも豊富です。
10月の誕生花であるダリアは、「優雅」や「華麗」という花言葉を持っています。ゴージャスな花の見た目をそのまま表したかのような言葉ですよね。
また、ダリアには「感謝」という花言葉も付いています。フランス革命の際にダリアが流行し、その際に「感謝」という労いの言葉が用いられた事が由来とされています。
「華麗」や「優雅」は女性に贈りたい言葉ですが、「感謝」という花言葉は老若男女問わず、皆に対して使える言葉ですので、日頃お世話になっている方へ、花言葉と共にダリアの花をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
バラの品種であるニコルは、花束にする際の本数にも注意しよう
ニコルという品種のバラは、10月27日の誕生花となっています。非常に多くの品種があるバラの花の中でも、ニコルは上品なピンク色をしている点が特徴です。
ニコルの花言葉は「魅力」です。その言葉の通り、魅力を感じている人や、憧れの人への尊敬を伝えたい時に贈りたい花ですよね。普段からピンク色の洋服を着ている人や、可愛らしい雰囲気の女性にもおススメの花です。
また、バラは花束にする際の本数によってもメッセージ性が異なる点もポイントです。
1本は「一目惚れ」、2本は「この世界は二人だけ」、3本は「愛しています」、5本は「あなたに出会えて心から嬉しい」、10本は「あなたは全てが完璧です」、12本は「私と付き合ってください」などの意味が込められており、15本では「ごめんなさい」、17本では「絶望の愛」など、あまり良くないイメージの本数もあります。
恋愛にまつわるメッセージが多いので、告白やプロポーズをする際に贈りたい時は、花束にするバラの本数にも注意しましょう。
さて、今回は、10月の誕生花をプレゼントする時のポイントと、注意点をお伝えしました。
お花によっては、花束にする本数によってメッセージ性が変わっていくものもあり、興味深いですよね。渡したい相手によって伝えたい花言葉を調べ、その上であなたの気持ちを伝えると効果的です。
10月は気候的に過ごしやすい時期で、お花も育てやすい為、苗を贈ってガーデニングを楽しんでもらう事もひとつの手段です。遠く離れた人や、久々に再会した人への友情の証としてお花を贈ると素敵ですよね。
相手の事をイメージし、色や形から連想して、似合いそうなお花をチョイスする事が一番のポイントですので、心を込めてプレゼントしましょう!
【まとめ】
10月の誕生花を贈る際のポイント
・好きな人や憧れの人へ、「思案」や「想い」の花言葉を持つハギの花を贈ろう
・引っ越しや同窓会での再会を祝って、クッションマムを贈ろう
・「華麗」や「感謝」の花言葉を持つダリアは、上品な印象の人へ贈ろう
・バラの品種であるニコルは、花束にする際の本数にも注意しよう