最近ではフラワーショップでもミニブーケやミニアレンジなど、切花のバリエーションが豊富になっています。
価格的にもプチプライスで、ちょっとしたプレゼントに貰ったことのある方も多いのではないでしょうか。人から貰った時には、美しい切花の中にくれた人のあたたかさを感じ、ホッと心あたたまる感じがするのではないでしょうか。
いつまでも見つめていたい美しい切花ですが、2,3日もするとすっかり花の頭がたれ色あせてしまうといった寂しい体験をした方も多いことでしょう。
仕事や家事で忙しい日常の中で、つい水かえを怠ってしまい、切花が長持ちしないというケースもあると思います。今回は貰った切花をちょっとしたコツで長持ちさせる7つの方法をお伝えいたします。
貰った切り花を
ちょっとしたコツで長持ちさせる7つの方法
貰ったらまず、新聞紙に包もう
貰った切り花を長持ちさせるには、まず貰ったときにすぐにすることが大切です。心あたたまる幸せな気持ちをそのまま閉じ込めてあげたいですね。
切り花にこめられた幸せを包むには、意外にも身近にある新聞紙が大活躍します。保湿性の高い新聞紙に水をふくませ、切り花全体をすっぽり覆ってください。そのまま1時間ほど置いておくと、切り花に水が通り、花が新鮮な状態にもどります。
生けるときに茎を切ろう
切り花を長持ちさせるには、貰ったそのままを花瓶に生けるのではいけません。切り花の状態を考えると納得がいくでしょう。
今、茎をカットされた切り花は、水を欲しがっている状態です。喉が渇いているのですね。ですから、まず花瓶の水に茎をつけその状態で、茎を10~15センチほどカットしてください。
新しい切り口から茎は一気に水を吸い込みます。このとき、空気が入らないように茎を水につけてカットすることが大切です。
こまめに花瓶の水かえをしよう
ここまでで貰った切り花をいい状態で、生けることができましたね。きっと翌朝も切り花は貰った時と同じ状態で美しく咲いていることでしょう。
翌日から行うことは、ごく単純なことですが、花瓶の水をかえることです。水は切り花の食事ですから、新鮮な水を与えてあげましょう。花瓶の底や周りについた滑りも綺麗に洗います。
毎日、こまめに水をかえてあげることで、切り花を美しく長持ちさせることができます。女性のお肌のように常に新鮮な水分を保つようにするといいですね。
切り花を再生させる方法とは
こまめに水をかえるなど、貰った切り花を長持ちさせるには少し手間がかかりますね。
仕事や家事などの忙しさにうっかり水かえを忘れてしまい、気づいた時には花がしおれていたなんていうこともあるでしょう。
そんな時のために、とっておきの方法をご紹介します。元気のなくなった切り花は茎をもう一度15センチほどカットしてください。
そして、別の花瓶の中に花の頭までかぶるくらい水をつけます。一時間ほどすると、あら不思議。もと通りの美しい切り花が蘇っています。
新聞紙でお花を再生させる方法!
先ほどの貰った切り花を再生させる方法のほかにもう一つ、新聞紙を使った方法をご紹介します。貰ったあとに行ったように、もう一度、濡れた新聞紙で切り花をすっぽり覆ってください。
この時、やはり茎は15センチほどカットし、別の花瓶の水にカットした茎をつけておくことは忘れずに行ってください。一時間ほどすると、こちらもまた不思議。
貰ったときのように美しい切り花が蘇っていることでしょう。このようにして、切り花を何度も再生させ長持ちすることができるのです。
冷暖房にあてないようにしよう
次に貰った切り花を長持ちさせるために、日常的に気をつけなければいけないことを何点かご紹介します。本来は自然の環境で育った切り花は、人工的にカットされたとはいえやはり、冷暖房の環境には適しません。
夏の暑い日など、暑さでぐったりした切り花を見ると思わずクーラーの風をあてたい気持ちになりますが、直接風をあてることのないようにしてください。
すぐに弱ってしまいますから。温度を調節したい場合は、花瓶の水に氷を入れてください。水の温度を調節すればよいのです。
延命剤や重曹を使ってみよう
最近のフラワーショップでは、切り花を購入したときに延命剤を添えてくれることも多いですね。添えがない場合でも、延命剤は一つ10円ほどで売ってくれることもありますので、手軽に手に入れることができます。
毎日、忙しくてこまめに切り花の水をかえることができないという方には、延命剤は頼もしい味方になってくれます。花瓶の水に延命剤を入れておくと何と一週間、水をかえなくても切り花を長持ちさせることができるのです。
こうした便利なものを使って、貰った切り花を長持ちさせることもできるのですね。
いかがでしたか。
ちょっとしたコツで貰った切り花をいつまでも美しく保つことができます。長持ちした切り花は、その時の気持ちも大切にとじこめてくれることでしょう。
切り花は生きものですから、女性がお肌のお手入れをするように毎日、大事に育てることがポイントです。こまめな水かえは、水分補給。新聞紙による再生は、保湿です。
切り花と対話をしながら花の心を知り、上手にお手入れを続けて長持ちさせることができるとすてきですね。
まとめ
貰った切り花をちょっとしたコツで長持ちさせる7つの方法
貰ったらまず、新聞紙に包もう
生けるときに茎を切ろう
こまめに花瓶の水かえをしよう
切り花を再生させる方法とは
新聞紙でお花を再生させる方法!
冷暖房にあてないようにしよう
延命剤や重曹を使ってみよう