ミニトマトを栽培する☆子どもと楽しむ基本のステップ


ミニトマトの栽培なら、家庭菜園初心者でも気軽にチャレンジできそうですよね。小さくて真っ赤な果実が可愛く、おいしいミニトマト、そんなミニトマトは栽培方法がとても簡単で、家庭菜園を初めて行う方でも、すぐに収穫を楽しむことができます。

栽培の手間がとても少ないうえ、スペースもあまり取らず、プランターを使えばどこでも育てることができるところも魅力のひとつです。

そんな性質のため、ミニトマトの栽培は子どもから大人まで大人気、小学校の授業や夏休みの自由研究の題材として取り扱われることもある、親しみ深い野菜です。そんなミニトマト栽培をお子さんと一緒に楽しむことができたら素敵ですよね。

野菜作りはいい経験になる上、何よりとっても楽しんで育てられる野菜としておすすすめです。そこで今回は、そんなミニトマトの栽培方法を簡単にステップ順に分けてお伝えします。ぜひこの機会に家族でトマトづくりを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

ミニトマトを栽培する☆
子どもと楽しむ基本のステップ

 

ミニトマト栽培の道具の準備

では、早速ミニトマトの栽培方法をステップ順にお伝えしていきます。まず初めに行うのはミニトマトの栽培に必要な道具の準備です。

【 ミニトマト栽培☆準備 】

★ ミニトマトの栽培にはミニトマトの苗、土、プランター支柱、じょうろなどが必要になります。

・ 土には園芸用や家庭菜園用など、様々な種類がありますが、最近では「トマトの土」という専用のものも売っているのでこちらもおすすめです。

 

ミニトマトを育てる場所選び

続いて、ミニトマトを育てる場所を選んでいきます。トマトは暖かくて雨の少ない山岳地帯出身の植物で、基本的には暖かい場所を好みます。なので、育てる場所も日光がよく当たる暖かい場所で育てていきます。

【 ミニトマト栽培☆場所選びの注意点 】

★ ただし、真夏の日差しはトマトにも厳しく、暑いのが得意なトマトも弱ってしまうことがあるので注意してください。

・ 特に照り返しのきついコンクリートの上などだと弱りやすいので、真夏だけは暑さ対策をするのがおすすめです。

 

ミニトマトの植えつけ

道具と場所を用意できましたら続いて、苗の植え付けを行っていきます。ミニトマトの苗の植え付け時期は5月頃です。

【 ミニトマト栽培☆植えつけ 】

★ 植える際にはちょっと浅く、ポットの土の頭が少し出るくらいに植えるのがおすすめです。

・ また、複数育てる場合は、苗と苗の間を40cmほど離して植えるようにしてください。

そうして、植え替えたら最後にたっぷりと水を与えて、苗の植え付けはおしまいです。

 

トマトの水やり

その後は、水やりなどを行いながら、収穫まで様子を見て栽培していきます。トマトの水やりは、表面の土が乾いたらたっぷりとあげるようにしてください。

【 ミニトマト栽培☆水やり 】

★ ただ、トマトは元々乾燥には強い植物なので、実はあまり水やりを多く行う必要はありません。

・ むしろ、毎日水を与えたりして常に土が湿った状態だと、根腐れを起こしてしまうので注意してください。

水やりは土が乾いたのを確認してから行うくらいの頻度で大丈夫です。特に雨の多い梅雨場は水やりもまったく行わなくても普通にすくすくと育ちます。

 

ミニトマトの支柱立て

そうして、ミニトマトの苗が大きくなったら今度は支柱を立てていきます。実は、トマトは元々地を這うようにして育つ植物だったとされています。なので、トマトの枝は少し細く、上に向かって成長するのはあまり向いていません。そこで、この細い枝を支えるために支柱を立てて栽培を行います。

【 ミニトマト栽培☆支柱立て 】

★ 支柱立てを行う時期は、苗を植えてから大体2~3週間後くらい、蕾のなっている方向と、反対側に支柱を立てていきます。

・ その縛る際、あまりきつく縛ってしまうと、その後の成長を妨げてしまうので、紐と枝の間に隙間ができる様、8の字に結ぶのがポイントです。

 

わき芽かきと摘芯、整枝

そうして、支柱も立てて栽培するとミニトマトはすくすくと大きく育ってくれますが、その過程で、余分なわき芽や枝がたくさん生えてきます。

【 ミニトマト栽培☆わき芽かき・摘芯・製枝 】

★ この余分なものを取り除き、実に栄養が集中するよう整理すると、甘くておいしいミニトマトを収穫できるのです!

・ 同じく、ミニトマトはそのままにしておくとすくすくと高く成長しますが、用意した支柱以上の背丈は余分なので、ある程度育ったら一番てっぺんの茎を切り取りとってしまってください。

切り取ると、それ以上成長しなくなり、その分の栄養が別の枝の成長にあてられるようになります。

ただし、この工程はミニトマトの収穫に必ずしも必要なものではありません。行わなくても、普通に収穫することができます。ただ、行うことでトマトの味がよくなるので、もし興味がありましたらチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

ミニトマトの収穫

そうして栽培していき、実が真っ赤になったらいよいよ収穫時です。

【 ミニトマト栽培☆収穫 】

★ ミニトマトは苗の植え付けから大体2か月ほどで収穫できるようになり、9月の初めごろまで収穫を楽しむことができます。

 

いかがでしたでしょうか、ここまでミニトマトの栽培についてお伝えしてきました。ミニトマトの栽培はこのように簡単で手間も少なく、水を与えるだけでも収穫まで育てることができます。

ミニトマト栽培なら、小さなお子さんでも容易に収穫まで育てることができるので、ぜひ家族みんなで栽培を楽しんでみてください。

また、実はミニトマトなどのトマトは、手間をかけてばかけるほどおいしくなる、上級者の方にも人気の野菜となっています。記事内で少しお伝えしましたが、わき芽かきや摘芯、そのほか水やりの量によっても味が変わってくるので、本格的に家庭菜園を楽しみたい方にもおすすめです。

そんな子どもから大人まで楽しめるミニトマトの栽培に、ぜひチャレンジしてみてください。ミニトマトの栽培をはじめ、家族みんなで家庭菜園を楽しんじゃいましょう!

まとめ

ミニトマトを栽培する基本のステップ

・苗や土、プランターにじょうろなどの道具を準備
・日当たりのよい場所で育てる
・ミニトマトの苗の植え付け時期は5月頃
・水やりは土が乾燥したのを確認してからたっぷりと
・苗が大きくなったら支柱を立てる
・わき芽かきや摘芯、整枝を行うとおいしく育つ
・収穫時期は9月の初めごろ


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