水仙の育て方☆球根選びから花後までの手順とポイント

水仙の育て方☆球根選びから花後までの手順とポイント

水仙の育て方に、特に難しい手順はありません。ガーデニング上級者の花、と言うイメージを持たれやすい水仙と育て方ですが、元気に成長するための気候、病気などを把握して置けば、安心して育てられる花です。

秋に植える球根の代表格の一つで、水仙の育て方に慣れれば、真っすぐ伸びる茎愛らしい咲き姿を見せてくれます。また、日本各地で楽しめるお花の一つでもあります。自宅での水仙の育て方を知りたい!の声も多い、隠れた人気花なのです。

そこで今回は、そんな隠れた人気の水仙の育て方を、ファーストステップの球根選びから順番に、ポイントとともに解説します。前述したように、難しい手順ではありません。

球根選びや気温、病気に注意して元気な花を咲かせるために、意外と知られていない裏技などもお伝えします。

 

水仙の育て方☆
球根選びから花後までの手順とポイント

 

水仙の育て方:良い球根を選ぶ

【 水仙の育て方:良い球根を選ぶ 】

★ 水仙の球根は、形が良く重量があるものを選びます。

・ まずは目で見て、球根に傷がなく、分球していない物を探します。そして、ほかの球根と比べて直径が大きい物を選びます。

いくつか候補が見つかったら、手に持って重さを計って下さい。悩む場合は、球根の薄皮にツヤがある物を選びます。ふっくらしていて硬い球根は、栄養満点で中身も充実、病気の心配もありません。

★ 分球しているものやサイズが小さいものは花が咲かない可能性がありますから、出来る限り避けてください。

元気な球根を選んで、元気な花を咲かせてください!

 

水仙の育て方:植える時期を知る

【 水仙の育て方:植える時期 】

★ 水仙は、秋植えの球根です。

・ 9月頃から球根が園芸店などに並びますから、その時期を狙って買いに行きます。9月下旬~12月前半気温が15℃前後になったら植え付けの頃合いです。

温暖な気候の地域ならば、球根購入後、4~6週間ほど冷蔵庫で保存し、花を咲かせやすくする方法がおすすめです。

秋植えの球根は、寒さに当たる事で芽を出す準備をします。寒さが十分でない場合、背丈が伸びず、芽が細い水仙になりますから、しっかりと寒さに当てるようにして下さい。

冬の時期に開花する水仙は、花持ちが良く、病虫害にも遭いにくい特性を持っています。可愛らしい姿を長く楽しめるよう、しっかりとした芽と根をつけて貰ってください。

 

水仙の育て方:植える場所を選ぶ

【 水仙の育て方:植える場所 】

★ 水仙は、過湿を嫌う植物です。

・ 水はけの良い土日当たりの良い場所を選んで植え付けます。また、肥料が多すぎると、球根が腐ったり、花が咲かなくなったりしますから、肥料の与え過ぎに注意してください。

まず土は、市販の「球根の土」で十分です。元々の土が粘土質の場合は、腐葉土を少し混ぜておくと、球根が育ちやすくなります。

【 水仙の育て方:庭植えの病気 】

★ 水仙は、鉢植えでも庭植えでも大丈夫ですが、庭植えの場合はモザイク病鉢植えの場合は水はけに注意が必要です。アブラムシ対策、鉢底に軽石を敷くなど、水仙が育ちやすい環境を作って下さい。

また翌年も花を楽しみたい場合は、庭植え・深めのプランターで育てることをおすすめします。日当たりの良い場所に植え、栄養過多・過湿に注意しながら育ててください。

 

水仙の育て方:植え方&水やり

では、球根を土に植えていきます。

【 水仙の育て方:植え方 】

★ 鉢植えの場合 …

・ 間隔は2~3cm、深さは球根の頭が少し出る位の位置に植えます。多少球根の頭が隠れても問題ありません。

★ 深めのプランター&庭植えの場合 …

・ 10~20cm間隔、深さは5cm程度(球根×2の深さ)の所に植え付けます。

水仙の育て方では、深めのプランター庭植えの場合、植え付けの間隔を広くとっておくのがポイントです。間隔を広くとっておくと、根が深く広くなり数年間は花が楽しめるようになります。

【 水仙の育て方:水やり 】

★ 水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えてください。

・ 成長期(冬~春)植え付けから3ヶ月間は、この水やりをしっかりと行います。

土中の球根がしっかりと根を伸ばす為の栄養分ですから、「元気に育て~!」の気持ちを込めて与えて下さい!

 

水仙の育て方:管理方法

【 水仙の育て方:管理方法 】

★ 水仙は、手のかからない植物です。

・ 日当たりと適度な水やりさえしっかり出来ていれば、12~4月頃まで可愛い花を咲かせてくれるでしょう。追肥は特に必要ありません

水仙の育て方で一番注意が必要なのが、モザイク病(葉色が濃淡のまだら模様になる)です。アブラムシにより起こる病気ですから、水仙の育て方では、アブラムシへの対策が欠かせません。

【 水仙の育て方:アブラムシ対策 】

★ 高濃度のアルコール+トウガラシ無農薬の撃退スプレーを作る事も可能です。しっかりと対策すれば、元気な水仙が育ちます。

もしもモザイク病にかかった場合は、球根から引き抜きます。土から伝染する上に完治しない病気ですから、見つけた場合は即刻処分しなければなりません。また、触った手やハサミにも注意が必要で、必ず消毒するようにして下さい。

 

水仙の育て方:花後の手入れ

では、花が咲いた後葉の手入れの解説をします。これは、水仙の育て方でも球根を育てたい方、来年も花を咲かせたい場合に使えるワザです。

【 水仙の育て方:花後の手入れ 】

★ まず、花が枯れた直後に、花茎を切り取り、カリ分の多い肥料(草木灰)を追肥します。そして、葉は切り取らず残して下さい。

この葉には、光合成を行い、球根に栄養を与えると言う重要な使命が残されていますから、葉が枯れるまでしっかりと水やりを行います。

【 水仙の育て方:堀り上げ 】

★ 葉が枯れ、休眠に入る7月頃に、掘り上げを行って下さい。

・ 葉や根を取り除き、ネットや紙袋に入れて、日の当たらない風通しの良い場所球根を保存するのが、「掘り上げ」です。

但し、庭植え深めのプランターで育てている場合は、3~4年程は植えっぱなしにしておいた方が生命力の強い水仙が育ちます。

 

水仙の育て方:早く咲かせたい裏技

最後に、水仙を早く咲かせる裏技をご説明します。期間は12週間です。

【 水仙の育て方:早く花を咲かせる裏技 】

① まず、球根を紙袋に入れ、袋の口をしっかりと閉じ、そのままの状態で野菜室(5℃前後)に冷蔵保存しておきます。約8週間が目安です。(9月中旬~11月初旬)

但し、エチレンを放出する果物や野菜と一緒に入れない、また袋を濡らさないよう注意して下さい。

② 次に、8週間経過した所で、球根を用土に植えます

そのまま室外に置き、自然の気温に合わせながら根を下ろすまで待ちます。4週間が目安です。(11月初旬~12月初旬)水は土の表面が乾いた時に与えて下さい。

③ 12週間経過した所で、鉢を室内に取り込みます。

室内の温度に合わせて、水仙が芽を伸ばしてきますから、日当たりの良い場所に置き、花を咲かせて下さい。土の表面が乾いたら、水をたっぷり与え、花を長持ちさせます。

 

いかがでしたでしょうか。水仙の育て方が理解できると、案外ポイントも少なく簡単だと思えるのではないでしょうか。

水仙の育て方のポイントは、「球根・気温・日当たり・水・害虫対策」5つ。このポイントさえしっかりと抑えていれば、必ず可愛らしい咲き姿を見せてくれます。水仙の育て方の手順は、ほかの植物を育てる時とさほど変わりません。愛情深く育ててください。

さて、最後までお読みいただいている方に、最後の水仙の育て方の裏技をお伝えします。「水仙を全て同じ方向に咲かせるには、花茎を同じ方向に少し傾ける」と言うもの。ほんの5度程度の傾斜で、同じ方向に咲いてくれますから、ぜひお試し下さい!

水仙の育て方を把握してすくすくと育つ姿を見て、水仙の力強さ、自然のエネルギーを感じて暮らしてください!

 

まとめ

水仙を元気に育てるポイントと裏技とは

・水仙の球根は、形が良く重量があるものを
・9月に販売される球根を、9月~12月に植える
・水仙は加湿を嫌うため、水はけよく日当たり良く
・水仙は間隔を開けて植え、水やりは乾いたらたっぷり
・日当たりと適度な水やりがポイント。アブラムシ対策も
・水仙を来年も咲かせたいならば、葉を切らず水を
・花を早く咲かせたいなら、野菜室で冷蔵保存


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