水仙の育て方に必要な5つのポイント

水仙の育て方に必要な5つのポイント
水仙は寒い冬のさなかから咲き始めるので、春の訪れを感じさせてくれますよね。そんな水仙の育て方は比較的に簡単です。水仙はイベリア半島を中心に、イギリス、ヨーロッパ中部、北アフリカを含む地中海沿岸地域に25〜30種が自生します。

一部の品種は、古くに中国を経由して日本に渡来してきたようです。水仙は品種改良が盛んで、1万を超す品種が認められているほどです。花形、花色、草姿などが品種によって少しずつ違うため、好みの水仙を見つけて楽しめますよね。なかでも代表的な種類に、ラッパズイセン、八重咲きスイセン、房咲きスイセン、口紅スイセンなどがあります。

また野生で咲いているのを見かけることもある水仙ですが、地植えだけでなく鉢植えやプランターでも育てることができますよ。清楚で可憐な水仙が咲けば、寂しくなりがちな冬のお庭に明るい彩りを与えてくれるでしょう。そこで今回は水仙の育て方に必要な5つのポイントについてお伝えします。



 

水仙の育て方に必要な

5つのポイント

 

日当たりの良い場所で育てよう


水仙の育て方では、日当たりの良い場所で管理することが重要なポイントです。日当たりが悪いと花が咲きにくく、花後も球根が太りにくいためです。野生で育っている水仙を見かけるのは、日光がよくあたる場所が多いのです。また耐寒性は強いのですが、暑さには比較的弱いので、夏は涼しい方が球根が傷みません。

 

植え付け・植え替えと、球根の増やし方


霜が降りる前に十分に根を張らせるため、植え付けは9〜10月に行うのが水仙の育て方のポイントです。球根の高さ2つ分の深さに植え、植え付けの間隔は、大きな球根の場合は約20cm、中〜小球根の場合は約10〜15cmにします。そして長く同じ場所で育てていると、子球根が増えすぎている場合があり、もともと大きかった球根も小さくなってしまっていることがあります。

小さい球根だとなかなか花が咲いてくれません。地植えであれば、2〜4年くらいで植え替えましょう。掘り起こしや植え替え時は夏に行うのが水仙の育て方として適切で、葉が枯れて球根が休眠期になる7〜9月頃です。そのとき掘り上げた球根に子球根がついている場合は手で割って分球をします。

防腐剤の役割になる球根を包んでいる茶色の皮ははがさないでおきます。分球をしたら、涼しい場所に置いて、ときどきカビが生えていないかチェックしながら乾燥をさせます。乾燥させたら、ネットなどの風通しの良い袋に入れて日陰で保存をします。このとき出来ればぶら下げた方が良いです。

 

花後の手入れ


水仙は花が終わったあと、葉っぱから光合成をおこなうので、生きている葉っぱは切らないことが水仙の育て方のコツです。球根は光合成をした葉っぱから栄養を蓄え、成長して大きくなるため、翌年も花を咲かせてくれます。ですから葉っぱは黄色くなって枯れてから、取り除いてくださいね。

 

排水の良い土で育てよう


水仙の育て方には排水の良い土を使うことが適しています。地植えの場合、土が粘土質のときには、通気性・保水性を高めるために腐葉土などを混ぜて水はけを良くします。自生することもできる水仙は、特に肥料を与える必要はなく、肥料を与え過ぎていると花が咲かなくなってしまうこともあります。

もし肥料を与える場合は、リン酸・カリウムが多めの液体肥料を与えます。肥料を極力与える必要がなく、手軽に育てられるというのが水仙の育て方の特徴です。水やりは土が乾いたらしっかりと行ってください。また花が咲き終わっても、球根に養分を蓄えるために光合成をするので、葉っぱが枯れるまで水やりは継続して行います。夏は球根が休眠しているので、水は控えましょう。

 

鉢植え・プランターでの育て方


水仙の育て方として、鉢植えやプランターの方法もあります。水仙の球根を鉢植えするときは、根が深く伸びるので、深鉢が適しています。鉢植えは球根の頭が少しだけ顔を出すくらいの浅植えにします。品種によって一鉢に植える数は異なり、中くらいの球根で6号鉢(直径18cm)に5球、大きめの球根は6号鉢に3球くらいが目安になります。植え付けの間隔は、最低でも8cmは取りましょう。

鉢植えの植え替えをする場合は、葉が枯れた7月以降に行います。土は、赤玉土(小)7:腐葉土3の割合で混ぜ込みます。そして鉢やプランターの底には鉢底石を少し敷いておくのがポイントです。良好な通気性や排水性を確保しておくことで、根腐れになるのを防いでくれます。水仙の球根を植え付けた後は、なるべく日の当たる場所に置きます。

また外に置くことにはメリットがあり、寒さを感じさせてから暖かい場所で育てることで新芽が出やすくなりますよ。室内に取り入れて早く咲かせたいときは、12月〜1月位までは戸外に置き、寒さに十分当ててから、室内の日のよく当たる場所に移します。

 

いかがでしたでしょうか。ここまで冬のお花である水仙の育て方についてお伝えしました。水仙の育て方は比較的に簡単です。ただし、モザイク病などウイルス性の病気にかかることもあるため注意してください。また有毒成分をもっていますので、誤って食べてしまうことがないように十分気をつけましょう。ちなみに水仙の学名は、ギリシア神話に登場する美少年ナルキッソスに由来しています。

そこから「自惚れ」「自己愛」という花言葉がつけられました。マイナスイメージのある花言葉ももつ水仙ですが、海外では「希望の象徴」というイメージがあり、がん患者をサポートする団体など、多くの団体で希望のシンボルとして用いられています。厳しい冬でも花を咲かせる姿が、頑張っている人達を励ましてくれるのです。気品があり清楚な佇まいで、凛とした花姿の水仙はとても素敵ですよね。春の訪れを感じたくなったら、ぜひ水仙を植えてみましょう。

まとめ

水仙を上手に育てるには

・日当たりが良く、涼しい場所で育てる
・植え付け・植え替え、分球、それぞれの時期と方法を守る
・花が終わっても葉っぱは切らない
・排水の良い土で育てる
・鉢植え・プランターでの育て方は、地植えと少し異なる