栄養満点で、ネバネバとした食感が美味しい、オクラの育て方をマスターして、自宅で気軽に育てる事が出来たら、面白そうですよね。
冷蔵・冷凍保存が出来るとはいえ、「シャキシャキとした歯ごたえを楽しむなら、やっぱり採れたて新鮮の状態で食べたい!」と、感じるのではないでしょうか。
オクラは、プランターで育てる事が可能な野菜で、乾燥を避けて育てれば、初心者の方でも簡単に収穫する事が出来ますので、「経験がないけれど、ちょっと試しに野菜を作ってみたいな」と感じている方にもピッタリの植物です。
そこで今回は、プランターで出来る、美味しいオクラの育て方についてお伝えします。用意する物や、水やりの頻度など細かな点についても取り上げていきますので、ぜひチェックしてみてください。
底が深いプランターと、長めの支柱を用意しよう
それではまず、オクラの育て方において必要な物をお伝えします。
・オクラの苗
・プランター
・用土
・支柱
オクラは種も販売されていますが、ホームセンターなどでポット苗を購入し、栽培をスタートする方が簡単で、スピーディーに収穫までたどり着けます。
根を深く張る性質ですので、プランターは、標準より少し大きめの、80㎝程で、底が深い物を選んで使用する事が、オクラの育て方のポイントとなります。用土は、市販の野菜用の培養土を用意すればOKです。
オクラの育て方の過程では、支柱立ての作業が必要となります。1m以上に成長する為、強風で茎が折れる事を防ぐ為に、150㎝から180㎝ほどの支柱を1本用意しておきましょう。
乾燥に弱い為、水を切らさないように注意しよう
オクラの苗は、4月上旬から6月下旬に植えましょう。オクラの育て方は、以下の通りです。
1. プランターの8分目くらいの高さまで、用土を入れる。
2. 根鉢より少し大きめの植穴を掘る。
3. 苗をポットから取り出し、根を崩さずに植穴に植える。
4. 土を軽く被せ、馴染ませたら、水をたっぷりと与える。
オクラは、乾燥に弱い性質ですので、夏場は水を切らさないように注意しましょう。同時に、多湿も嫌いますので、土の表面が乾いている時にのみ、水を与えるようにしてください。日光を好む性質ですので、日当たりの良い場所にプランターを置く事も、オクラの育て方のポイントです。
オクラの草丈が30センチほどに成長したら、支柱立ての作業をする事も、上手なオクラの育て方のコツです。オクラの茎の節の部分と、支柱を紐で八の字に結び、強風対策をしてあげましょう。
風通しを良くして、病害虫の被害を予防しよう
病害虫の被害を予防する事も、オクラの育て方における大切な作業です。
オクラは、輪紋病や、苗立ち枯れ病といった病気の被害に遭いやすい傾向があります。予防策としては、苗の風通しを良くする事で、オクラの葉が混みあっている状態であれば、何枚か葉を摘み取るようにしましょう。
これらの病気に感染すると、葉の部分がしおれたり、変色しますので、見つけ次第すぐに葉を取り除き、それ以上被害が広がらないようにする事が大切です。
また、ハマキムシやネキリムシという害虫は、株の根元や、葉の部分を食べつくし、苗を弱らせる原因となりますので、見つけ次第すぐに駆除する事が大切です。
収穫後も、下葉の処理をする事で、収穫量を増やそう
オクラの育て方を順調に実践出来ていれば、植え付けから約2ヵ月後に収穫が可能となります。「植え付けから収穫までの期間が短くて、嬉しい!」と感じるのではないでしょうか。
オクラの実が7㎝前後のサイズに成長したら、収穫のベストタイミングです。収穫の方法は、実の下のヘタの部分をハサミで切り取るようにすればOKです。
オクラは、一度成長のピークを迎えると、どんどんと実を大きくしますが、あまり放置しすぎてしまうと、硬くなってしまいます。美味しいオクラを収穫するには、タイミングを見計らう事がとても大切なのです。
収穫後は、下葉の処理をする事も、オクラの育て方のコツです。収穫した実の周りの部分を観察し、葉が混みあっている状態であれば、下葉を摘み取って風通しを良くしてあげましょう。
この作業をする事によって、害虫対策になるだけでなく、その後の実を付ける為の養分を活かし、収穫量を増やす事が出来ますので、ぜひ実践してみましょう。
今回は、プランターで出来る、美味しいオクラの育て方についてお伝えしました。私たちにとって親しみのある食材であるものの、どのような方法でオクラの育て方を実践すれば良いのかまでは、想像がつかなかったのではないでしょうか。
オクラの育て方で大切なポイントは、底が深いプランターを使い、水を切らさないように与える事です。また、強風対策の支柱立てをしたり、葉が混みあっている部分を取り除いて風通しを良くする事で、病害虫対策と、収穫量アップにも繋がります。
オクラは、植え付けから収穫までの期間が短い点も、嬉しいですよね。今回の記事を読み、「家庭菜園って面白そう!」と感じたら、ぜひ少ない道具ですぐにスタートできるオクラの育て方を実践し、採れたて新鮮のオクラを味わってみてください!