日陰植物(日陰で育つ植物)は、なかなか日を当てる時間が少ない室内でも、元気に育ってくれて嬉しいもの。さらに日陰で育つ植物の多くは、見た目にもオシャレに飾れる植物が多く、心身の保養だけではなく、インテリアとしても重宝しますよね。
最近では様々な飾り方があり、ライフスタイルに合わせた日陰植物が多くあります。「仕事で忙しくて、窓を開けられない。」「家は日当たりが悪いから…。」そんな理由で諦めていたならば、日陰植物が気になる事でしょう。
そこで今回は、ただの置物ではなく、見て良し、育てて良し、置いて良しの3拍子揃った、日陰植物をお伝えします。思った以上の選択肢の広さに、記事を読んだ後は、どれにしようかと迷ってしまうかもしれません。
諦めていた人も、本記事を参考にして、お部屋に日陰植物を飾ってみてください。
日陰で育つ植物☆
室内にも飾れるおすすめ7つのインテリア
日陰の度合いはどれくらい?
日陰で育つ植物と言っても、その日陰の度合いがあります。一般に言われている「日陰」は4つに分けられています。
【 日陰植物を知る前に:「日陰」の種類 】
・ 明るい日陰
・ 日光が当たらない日陰
・ 暗い日陰
・ 室内で暗めの日陰このように分けられます。
ちょっと違いが分かりにくいのですが、イメージしてください。
★ 明るい日陰
・ 直射日光がレースカーテンで遮られている室内の日陰です。
もちろん、外でも直射日光は当たらないけれど、ずっと日陰の場所もあります。それらも明るい日陰と思ってください。
★ 日光が当たらない日陰
・ 直射日光が当たらず、蛍光灯だけの室内と考えれば正解です。
耐陰性のある観葉植物(日陰植物)は、この日光の当たらない日陰で育ちます。
★ 暗い日陰
・ 白熱球だけの室内です。
蛍光灯だけの日陰と何が違うのでしょうか?それは簡単に言うと、最近ではほとんどないですが、「日光が入らない北向きの部屋」が最も近いイメージです。この部屋では、耐陰性がとても強くなければ植物は育ちません。
★ 暗めの日陰
・ 残念ながらこの日陰では植物が育ちません。
真っ暗ではないけど、これでは植物が育ちません。つまり、日陰と言っても植物を育てるには、明るい日陰か日光が当たらない日陰のどちらかが適しています。皆さんの部屋の明るい日陰を探して、そこを置き場所にしてください。
日陰で育つ観葉植物
日陰の度合いが分かったところで、日陰で育つ植物にはどんなものがあるのかをお伝えしていきます。まずは日陰で育つ植物の中から、観葉植物を4つお伝えします。
観葉植物は熱帯性の植物ですが、実は直射日光が苦手なものが多いのです。今回は日陰で育つ植物でも、特に耐寒性もある観葉植物をピックアップしています。
【 日陰で育つ観葉植物 】
★ まず1つ目はオリヅルランです。
・ 耐寒性もある日陰植物なので、比較的初心者の人にも育てやすい観葉植物。
直射日光が苦手で、明るい日陰で育てるのに適しています。
★ 2つ目はテゴラゴムです。
・ あまり名前を聞いたことがない人も、“ゴムの木”言えばイメージできる人も多いのではないでしょうか。
このテゴラゴムは耐陰性はもちろん、なんと耐寒性抜群でしかもたくさんの種類があるインテリアにも適した日陰植物です。そして初心者の人にも嬉しい乾燥にまで強いという、まさしく環境に順応する素晴らしいインテリア植物!
上手く育つと大きくなるので、お部屋のインテリアには最高です。
★ 3つ目はガジュマルです。
・ ガジュマルをオススメするのは“多幸の木”とも呼ばれているから!どんな環境にもなじみやすいので、是非育ててみてください。
ガジュマルと言えば南国沖縄のイメージが強いのですが、日陰植物のひとつです。鉢の大きさを選べば、そんなに大きく育たないので、小さい観葉植物としても育てることができます。
★ 最後はモンステラです。
・ 観葉植物の中でも人気の高いモンステラですが、耐寒性、耐陰性はもちろんのことどんな場所でも比較的育てやすい日陰植物です。
南に置くと金運アップするとか。皆さんのお家でも明るい日陰で育つ観葉植物、育てながらインテリアで楽しんでみてください。
これも育つ!日陰で育つ植物
日陰で育つ植物には、観葉植物だけではありません。なんと花でも日陰で育つものがあります。最後にインテリアにもなる日陰で育つ花3つをお伝えします。
【 日陰で育つ植物:花 】
★ 1つ目はインパチェンスです。
・ インパチェンスは色のバリエーションが豊富で、日陰を好みます。たまに優しい日差しを当ててあげると、なお元気に成長してくれます。
これこそ、明るい日陰の窓際で、たまに日光を当てながら育てられるインテリアです。
★ 2つ目は鈴蘭です。
・ 鈴蘭を育てるイメージがあまりないかもしれませんが、鈴蘭も日陰で育つ植物です。可愛らしい白い花を咲かせる鈴蘭は、直射日光に弱い花なのです。
風通しの良い明るい日陰で育てるのがポイント。暑さと乾燥には弱いので、常に土を湿らせておくことが大切です。可愛い鈴蘭に癒されます!
★ 最後、3つ目はスミレです。
・ スミレは室内より常に日陰のお庭で育てるのが適しています。木の下の常に日陰になっている場所に、スミレをいくつか植える飾り方が人気!
スミレは日光は好みますが、強い日差しには弱いので木陰がちょうどいいのです。お庭が日陰と言う理由で、植物を育てるのを諦めていた人にはおすすめです。鉢植えでも育てられるので、インテリアでも癒してくれます。
いかがでしたでしょうか。意外にも日陰で育つ植物がたくさんあることに、驚かれたかもしれません。特に、今回皆さんにお伝えした日陰で育つ植物は、インテリアにもなる植物を厳選したもの。
日陰で育つ植物だけならば、まだまだたくさんあります。さらには、観葉植物やお花だけに限らず、野菜でも日陰を好むものがあります。植物はやっぱり日光と水が必要ですが、その日光の度合いも水やりの頻度や量も、植物それぞれで違ってくるのです。
人と同じように、出身地や環境、性格などがあると思うと、より親しみやすく、我が子のように愛着も湧きます。皆さんのお家でも、インテリアになる日陰で育つ植物を育ててみましょう!
きっとその植物が癒しの日々を与えてくれるはずです。日陰の植物だからこそ、健気な姿に力をもらえるかもしれません。
まとめ
日陰でも育つ、おすすめの植物
・初心者にも育てやすいオリヅルラン
・「ゴムの木」でお馴染みのテゴラゴム
・「多幸の木」と呼ばれる、ガジュマル
・どんな場所でも育てやすい、モンステラ
・色が豊富な、インパチェンス
・直射日光に弱い、スズラン
・庭が日陰で諦めているなら、スミレ