仏教徒の多い日本でもクリスマスシーズンになると、街はクリスマスカラーで埋め尽くされます。
その中でクリスマスらしい花といえば、ポインセチアです。ポインセチアは別名クリスマスフラワーと呼ばれて、ハロウィンが終わるともう花屋の店先には所狭しと並び始めます。
ポインセチアは、メキシコが原産で高さが5メートルにもなる花です。
マダガスカルの国花でもあり、中南米の花として知られています。でも、なぜ南米のポインセチアが、西洋のクリスマスシーズンに欠かせないアイテムとなったのでしょうか。
実はポインセチアの持つ色彩や形に秘密があるようです。
今日は、ピンクや白などカラーバリエーションも豊富で、クリスマスのプレゼントとしても最適なポインセチアの花言葉でクリスマスを祝う方法を考えていきましょう。
ポインセチアの花言葉で
クリスマスを祝う7つの方法
「聖なる願い」を込めて
クリスマスの花として定着したポインセチアですから、この花言葉には納得です。聖なる夜の聖なる願い。
それは決して自分のことを祈っているわけではありません。誰もが幸せな気分に浸るクリスマスイブには、大切な家族や友人、恋人のことの幸せを願っていたいですね。
人は自分以上に大切な人ができると幸せな気持ちになるものです。自分一人ではどんなに恵まれていても幸せにはなれません。
幸せを分け合いたい人の幸せを願いながら、クリスマスを過ごしてくださいね。
「聖夜」を過ごしましょう
聖夜とは、クリスマスイブのこと。
でも、日本ではイブに、パーティーが開かれていたり、カウントダウンを行ったりすることがあり、とても「聖夜」と呼べるものではありませんね。
一方、キリスト教文化圏では静かにミサが行われ、家族で一緒に過ごすことがほとんどと言われています。
ポインセチアがクリスマスのシンボルになったのは、花の形がクリスマスの星の形に似ていることからとか、元々、クリスマスにキリストの血の色である「赤」を飾る習慣があり、それにポインセチアの花の色がピッタリだったからという説があります。
どちらにしても今では、すっかりクリスマスの花ですね。
「祝福する」クリスマスにしましょう
教会で歌われるクリスマスソングのほとんどは、祝福の歌です。イエス・キリストがこの世に生まれたことを祝福し、世界中の人々に神の祝福がありますようにと祈る日なのですね。
クリスマスがなぜ温かい気持ちになるのか考えてみると、誰かを祝福する日だからなのかもしれません。
もしかすると、子どものときにサンタさんを待ちわびたわくわくする気持ちがそんな温かい気持ちを思い出させるのかもしれません。
さて、今年は、「祝福する」の花言葉を持つポインセチアを飾ってクリスマスをお祝いしてみましょうか。
赤い葉は「私の心は燃えている」
ポインセチアの赤色は印象的です。花が少なくなる冬の時期に咲く代表的なこの花は、1番日差しの少ない時に、赤い葉の色が濃くします。というのも、ポインセチアの茎の先の黄色い小さな花が、日照時間が短くなることで開花し、さらに周りの赤い葉も色づくからだそうです。
原産国のメキシコでは、その赤い葉から染料をとって利用していたくらいです。
この花言葉はこの赤いポインセチアの色が由来とされています。
家の中でポインセチアの華やかな色は目を引き、一層クリスマス気分が高まってくるでしょう。
「清純」の色を身に着けよう
この「清純」の花言葉は、メキシコの先住民族がポインセチアの輝くような赤色を清純のシンボルとしていたことに由来しています。
日本では清純というと「白色」を思い浮かべますので、赤色が清純とは少し意外です。国によって色の感じ方が異なるのですね。
せっかくなので、清純の赤色を身に着けてクリスマスを祝ってみましょう。
燃えるような赤の服でクリスマスパーティに行くと目立つこと間違いなしです。清純さがあなたの魅力を後押ししてくれますよ。
「思いやり」のある人へ
ポインセチアというとトレードマークの赤色を思い浮かべますが、ピンクのポインセチアもロマンチックでクリスマスリースにピッタリです。
そのピンクのポインセチアの花言葉は「思いやり」その色や雰囲気からイメージできる花言葉です。
優しい感じのするピンクのポインセチアは見ている人を和ませてくれます。
あともう少しで今年も終わる年の瀬に、ゆっくりこの1年を振り返る時間を持つのもいいかもしれませんね。
「慕われる人」になるために
白いポインセチアは華やかで、一見すると大きな花が咲いているようです。
私は個人的には雪が降り積もっているように見える白いポインセチアがクリスマスにピッタリのような気もします。
白いポインセチアの花言葉は「慕われる人」。
赤のポインセチアのように主張して人を引き付けることはありませんが、後ろからそっと後押しをするような優しさを感じます。
まさにそれが慕われる人の秘訣かもしれません。
クリスマスを祝いながら来年の目標を立ててみるのもいいかもしれませんね。
いかがでしたでしょうか。
クリスマスは世界中の人が幸せになってほしい。それを一人一人が願い、祝福しあう日です。世界には満足に食事をできない子どもや、戦争をしている国に住んでいる人もいます。
クリスマスは目の前にいる人たちだけではなくて、世界中にいるすべての人たちの幸せを願う日になればいいですね。
ポインセチアの花言葉にもあるように、聖なる願いを込めて。
まとめ
ポインセチアの花言葉でクリスマスを祝う7つの方法
・「聖なる願い」を込めて
・「聖夜」を過ごしましょう
・「祝福する」クリスマスにしましょう
・赤い葉は「私の心は燃えている」
・「清純」の色を身に着けよう
・「思いやり」のある人へ
・「慕われる人」になるために