ポインセチアをお家に☆長く色づく育て方7つのポイント

ポインセチアをお家に☆長く色づく育て方7つのポイント

ポインセチアは、クリスマスのイメージが強く、毎年12月になると街中のそこかしこで溢れます。ポインセチアの赤と緑のコントラストは、お部屋に飾っても冬の気分を盛り上げてくれるでしょう。

ポインセチアは別名ショウジョウボクとも呼ばれ、赤く色づいて花のように見える部分は「苞」です。ポインセチア本体は苞の中央にある黄色い部分。毎年クリスマスの季節、赤く色づいた鉢を購入することが多いでしょう。このポインセチアですが、ご自宅できれいに色づかせるにはコツが必要です。

ポインセチアの園芸品種としては、ドイツのグートピア系、アメリカのエキスポイント系が主流です。基本種は赤いポインセチアですが、ピンクや白のもの、マーブルや霜降りが美しい品種もあり、私たちの目を楽しませてくれます。

ポインセチアは冬の鉢植えとして鑑賞されることの多い植物ですが、花が終わった後も大切に育てれば毎年きれいな花木を楽しむことができます

そこで今回は、ご自宅でポインセチアを育てる際に、長くきれいに色づかせるためのポイントをお伝えします。せっかく入手したポインセチアですから、大切に育ててできるだけ長く楽しみたいもの。丹精込めたポインセチアでクリスマスの時季を彩りましょう。

 

ポインセチアをお家に☆
長く色づく育て方7つのポイント

 

元気のよい株を選ぼう

ポインセチアの鉢植えが流通するのは12月頃からです。株を購入する際には、なるべく元気のあるものを選ぶようにしましょう。

【ポインセチアを選ぶポイント】

・茎が太いこと
・苞の大きさがそろっていること
均等に色づいている株

購入に適した時期は、ポインセチアの苞の中心をよく見ると分かります。

【ポインセチアの購入に適した時期の見分け方】

① 苞の中心をよく見ましょう。
② 黄色の粒状をした花本体があります。
③ この部分が2つか3つほど咲いている株を選びます。

よい株を選んで購入することが、その後の育ちのよさにも繋がってきます。

 

冬の間は日当たりのよい窓辺に置こう

ポインセチアの開花時期は11月から2月くらいです。この時期の日当たり管理も、その後のポインセチアの健康状態に繋がります。

【ポインセチアの日照管理】

・日中は室内の日当たりがよい窓辺に置きましょう。
・できるだけ日光を当てることが大切です。
・外の冷たい風に当てないこと。
・暖房の温風が直接当てないこと。

外の冷たい風にさらされたり、暖房の温風が当たる環境では、ポインセチアが傷んでしまうので注意が必要です。

【ポインセチアの夜間の管理】

・なるべく暗い場所で管理します。
・暖かい場所に置くようにしましょう。

夜間は暗く暖かい場所に置くことが、ポインセチアを美しく色づかせるコツです。下葉が黄色くなって落ちてくるようなら、温度不足のサインですので置き場所を工夫してください。

 

開花期の水やりの仕方を覚えよう

冬場の開花期の水やりは、鉢土がしっかりと乾いてからたっぷりと与えるようにします。

【ポインセチアの水やりの目安】

・鉢土を手で触ってみて乾ききっていたら、水を与えます。
・ポインセチアは水切れするとしおれてきます

ポインセチアがしおれないように、日々観察して適度に乾いたら水をやるようにしましょう。水やりが少なすぎると葉が丸く縮れてしまうので気をつけてください。

水やりをするのは、暖かい日の午前中に行うのがおすすめです。

★水やりをした後に受け皿に水がたまっている時★

・その都度捨てるようにしてください。

 

休眠期の水やりの仕方を覚えよう

ポインセチアの株が休眠し始めたサインは、下葉が枯れ落ちた状態になることです。

【ポインセチアの休眠期】

・休眠期に入ったら、水やりはごく控えめに切り替える
※この時期に水をたくさん与えると根腐れを起こしてしまいます。

ただし、若くてまだ小さい株の場合は、乾燥させすぎると枯れてしまう恐れがあります。若い株の場合に限って、週に一度くらいの頻度で水やりを続けるようにしましょう。

★春になり新芽が伸びてくるようになると、生長期に入ったしるしですので、水やりを再開してください。

 

花後の管理のポイントを押さえよう

★下葉が枯れてきてやがて苞だけになる★

休眠期のサインです。

・それほど日照が必要ではなくなります。
・暖かい室内に取り込んで鉢を管理しましょう。

★5月から10月頃にかけてのポインセチアの株★

生長期になります。

・戸外の日当たりのよい場所に置きます。
・たっぷりと日光を当ててあげてください。

★10月中旬くらいになったら★

・日中は、再び日の当たる室内で管理します。
・夕方5時から毎朝8時くらいを目安にして、段ボールなどで遮光してください。

苞が赤くきれいに色づくためには毎日12時間以上、真っ暗にする必要があります。そのため10月中旬以降は段ボールなどで遮光するのです。

 

肥料の与え方を覚えよう

【ポインセチアの生長期】
⇒5月頃から10月くらいまでの時期

週に1回ほどの割合で液肥を与えます。

【5月上旬頃、6月中旬頃、7月下旬頃の3回ほど】

・有機固形肥料を置き肥することをおススメします。
・もしくは緩効性の化成肥料でもよいでしょう。

冬の開花している時期になると根の成長は止まってしまうため、肥料を与える必要はなくなります。ポインセチアが色づき始めたら、徐々に肥料を減らしていきます。

植え替えをした直後も、2週間くらいは肥料を与えないようにしてください。

 

植え替えと剪定のポイントを押さえよう

新芽が伸び始める5月から7月中旬くらいまでが植え替えに適した時期です。

【ポインセチアの植え替え】

・用土は赤玉土に3割程度の腐葉土を混ぜたものを用いる。
・根鉢を崩さないようにして、一回り大きな鉢に植え替えます。
・深植えしないで、土の高さは古い土の高さと同じくらいにしましょう。

剪定を行う時は休眠させる前か、春の植え替えの前が適しています。葉がない場合は昨年伸びた枝を低めに切り戻すようにします。葉がある場合には3枚から5枚ほど残して切り戻しましょう。

 

ポインセチアの育て方はいかがでしたか。クリスマスを飾る花として知られるポインセチアですが、それほど寒さに強い植物ではないので注意が必要です。室温が5℃より下がると葉の色が黄色くなり落葉してしまうので、夜間の室温に気をつけてください。

ポインセチアを赤く色づかせる処理のことを、短日処理といいます。ポインセチアが花芽をつける条件は、日照時間が短くなることです。10月頃になると室内で鉢を管理するようにしますが、明るい部屋では苞が色づくことができません。

日中は日当たりのよい場所に置き、夕方5時くらいから12時間以上、段ボールなどで覆いをかけて暗くする必要があります。毎日行うのは手間がかかりますが、美しく色づいた時の感動があります。

ポインセチアを冬の季節のものとして終わらせることなく、ぜひ長く育ててみてください。手をかけた分だけ愛情を持って眺めることができるでしょう。

 

まとめ

ポインセチアを長く色づかせる育て方とは

・株の状態のチェックポイントを理解して元気なものを
・冬の間の日照時間の管理が長持ちのポイント
・水切れするとしおれます。開花時期はたっぷりの水
・休眠期のポインセチアは控えめな水やりに切り替え
・夕方5時から朝8時までの遮光管理が赤く色付く
・ポインセチアの成長期には週に1回、液肥を与える
・一回り大きな鉢に植え替えて、肥料を与える


連記事
タイトルとURLをコピーしました