押し花がたったの3分で作れたら…、樹脂を活用したアクセサリーやスマホケース、もしくはボタニカル石鹸やキャンドルなど、ちょっとした贈り物にも添えられそうですよね。
子どもに人気の押し花だけに、子ども達と一緒に作っても、手軽に盛り上がること、間違えありません!ただ従来の押し花の難点は、簡単だけど完成までに時間が掛かる、と言うこと。重しを置いてから、少なくても5日間は見なければなりません。
けれども最近では、そんな押し花が3分で出来ちゃう裏ワザがあるのです!キャンドルなどのアレンジも人気で、好きな香りのアロマで、アロマテラピーとして活用する人々も…。ぜひ活用して、ちょっとおしゃれな暮らしにしたいですよね。
そこで今回は、手軽に3分で作れちゃう押し花作りの裏ワザと、おすすめのアレンジをお伝えします。
様々な花姿の押し花を作るポイント
押し花をキレイに作りたい!そんな時には、押し花を作り始める前の下準備がポイントです。初心者が一から押し花を始めるのであれば、下準備が特に必要のない、ボリュームがない花々がおすすめです。
例えば、コスモスやかすみ草などなど…。けれども、せっかく押し花に挑戦するのなら、バラやダリア、ポンポンマムなどの、ちょっと難易度が高そうな、花びらの多いものやボリュームのあるものにも、挑戦したくなるのは当然!
【 難易度の高い花々の押し花、成功のポイント 】
★ 薔薇などの重なる花の場合
・ 花びらや葉を一枚ずつバラバラにしてから、余裕があれば一度乾かしてください。
★ ボリュームのある花の場合
・ 花の裏側をカッターなどで取り除き、押し花にしやすいように、ボリュームを少なくします。この下準備の工程を辿れば、イチゴなどの果物の押し花もOK!
ただしこれはちょっとした上級編!花を横向きに押し花にしたい場合にも、ボリュームのある花と同じように、花の芯など見えない部分を取り除くと、乾燥が早まります。
つぼみや半開きの花なら、カッターで半分に切って、見えない部分の花の芯や余分な花びらを取り除くとバッチリ!つまり、すぐに乾燥できるように整えるのが、美しい押し花ができるコツなのです。
従来の押し花の作り方
ここで簡単に、基本の押し花の作り方をお伝えします。…とは言っても、小学生でも楽しんでいるように、簡単!新聞紙の上にティッシュ、その上に花を挟んで、重い雑誌などで重しをしながら1週間ほど待つだけ。
ただし、水分の多い草花は上手に押し花になりませんので、前述したような下処理をしなければなりません。またティッシュではなく、水が吸収しやすいキッチンペーパーを代用する人も…。その他、水の吸収の良い紙をセットしたキットもあります。
【 従来の押し花の注意点 】
★ 新聞紙がない場合は、水分を吸収しやすい電話帳や、分厚い漫画雑誌でも代用可能!
・ ただし、ファッション誌などのようなツルツルした紙は、水分を吸収しにくいので、新聞紙の代用には向きません。
ここで従来の押し花では、重しは均等にするために、百科事典、漫画雑誌、電話帳などの厚みのある本を使いますが、ない場合はまな板などの板やしっかりした本をのせてから、その上に重しになるものを置いてもOK!
重すぎると花びらが薄っぺらくなり透けてしまうので、重しは2㎏位が目安です。
あっと言う間に完成する、押し花の作り方
以上が従来の押し花の作り方ですが、ここで近年流行っている「あっという間に」できちゃう押し花の作り方をお伝えします。その一つがダンボールに挟んだ花々を、電子レンジでチンッ!とするもの…。
けれどもこの方法は、適度な大きさのダンボールを用意しなければならなかったり、一度準備してしまえば楽チンではあるのですが、ついつい腰が重くなりがち…。そこでおすすめなのが、もう一つの方法、アイロン!
【 アイロンで押し花を作っちゃう! 】
★ 準備するものは、下準備をした押し花とティッシュペーパー、下の台にする雑誌と新聞紙(水分が吸収されるので、こちらも準備!)そして、アイロンです。
① 台になるよう、アイロン台に雑誌を置いて、その上に新聞紙。
② その上にティッシュを置き、花、またティッシュで挟みます。
③ アイロンをGO!まずは30秒を目安に当ててみてください。(温度は低温で。)
④ 荒熱が取れたら、花の様子を見て、乾燥した押し花になるまで、10秒単位で繰り返しアイロンを当ててみてください。
これだけで押し花が完成! コスモスなどの小さく薄い花であれば下準備もいらないので、「作ろう!」と思い立ってから、おどろきの3分程度で完成しちゃいます。
作った押し花で作品作り
このようにして、折角きれいに作った押し花、保管しておくだけでは勿体ない!最もポピュラーなしおりから、ろうそくや樹脂アート、様々なものにチャレンジしてはいかがでしょうか。
【 押し花のおしゃれアレンジ 】
① まず、最もポピュラーなしおり。
・ サイズの厚紙に押し花を並べて配置を決め、押し花をのりで固定するだけで完成です。最後に、厚紙の上部に穴あけパンチで穴をあけ、リボンや紐を通したら完成です。
ただ、このままでは使っているうちに押し花がパラパラと壊れてしまいます。 固定して終わりにするのではなく、ラミネーターなどを使用してラミネート加工をすることもおすすめ!
② 近年人気のボタニカルキャンドル
・ 四角い箱や丸いプラスティックコップなどの型に、ろうそくを溶かしたものを入れ、固まってきたら押し花をくっ付けます。その上から溶かしたろうを流し、固まるまでまてば完成!
ろうそくの芯を中央に配置するために、紙コップの上に割り箸を渡して、中央部分に糸を落として結んで固定してください。
さて、押し花がアイロンを使うことで、たった3分で完成するのなら、ちょっとしたプレゼントに添えたりして、いろいろと楽しめそうですよね。ボタニカルキャンドルは、プレート状のものも人気なので、固まりやすい板もおすすめ。
特にママに人気のこのワザ、花の色目などをアンティーク調に持っていくか、鮮やかにするか…で、従来の押し花の作り方と混合したり…、奥が深いのも魅力のひとつ。
その他樹脂アートとして人気なのが、スマホケース!好きな花々を3分で気軽に押し花にして、スマホケースの型に並べて樹脂を流し込むだけ。後は固まるのを待てば、手作りオリジナルのスマホケースを持ち歩くことができるのです。
本記事を参考にして、お花の新しい楽しみ方に挑戦し、プレゼントに暮らしに優雅に取り入れてください!
まとめ
押し花の簡単な作り方とアレンジ
・押し花は花びらを分けるなどの下準備で成功!
・従来はティッシュで挟んで重しをして5日間ほど
・花をアイロンするだけで、3分で完成!
・昔ながらのアレンジ、しおりはラミネートで長持ち
・ボタニカルキャンドルで、贈り物にも喜ばれる