皆さんお正月にお正月飾りを飾っていますか。最近は昔より正月飾りを飾っている家が圧倒的に少なくなってきたように感じます。正月飾りの意味を知らないなんて方も年々増えてきているのではないでしょうか。
中には周りの家が飾っているからなんとなく飾っているなんて方もいるかと思います。最近ではホームセンターやスーパーなどで手軽に手にはいるようになった正月飾りにはきちんと意味があったり正しい飾り方や処分の仕方もあります。
今回は正月飾りについてご紹介していきたいと思います。正月飾りを今まで飾ったことがない方もこの記事を読んで、来年から正月飾りを飾ってみてくださいね。また意味などを知らない周りの方に教えてあげるのもいいと思います。それでは早速見ていきましょう。
正月飾りの意味・
正しい飾り方や片付け方の7つのポイント
正月飾りの意味
お正月に幸せを届けに年神様が訪れてくれます。年神様が幸せを届ける目印となるのが正月飾りのしめ縄や門松になるんですよ。門松は年神様の依代と言われていて正月飾りの中で1番重要なものです。またしめ縄は神様を迎えるために清浄な場所だと示すためにあり災害が外から入ってくるのを防ぐと言われています。
鏡餅とは
鏡餅は本来神様へのお供え物として飾られていましたが鏡餅の丸は円満、2段重ねは重ね重ねを意味しています。つまり鏡餅は神様へのお供え物としてだけではなく円満に年を重ねるという意味も込められているんですよ。また鏡餅にはお正月の間だけ年神様が宿るとも言われています。年神様が宿った鏡餅をみんなで食べ1年の健康などをお願いします。
正しい飾り方
正月飾りを用意しても飾り方を知らないと意味がありません。しめ縄は地域によっても多少異なりますが基本的に玄関の太い方を右、細い法を左にしてしめ縄か傾かないようにきれいにかざります。門松は家の門もところに飾ってください。また鏡餅家の中で格が高いとされている床の間に飾るのが理想的ですがない場合はなるべく玄関から奥まった部屋か居間に飾ってください。
正月飾りはいつ飾るの
正月飾りの飾る時期、意外ときちんと知らない人も多いのではないでしょうか。門松は正月の準備期間ならいつでもいいので関東は12月8日関西は12月13日から28日の間であればいつ飾っても大丈夫です。ですが、1番の理想は28日に飾ることです。29日は二重苦となり縁起が悪く31日も一夜飾りとなってしまうので避けるよう注意してください。しめ縄も門松と同じで正月の準備期間ならいつでも大丈夫です。
いつまで飾るの
基本的に門松もしめ縄も12月28日から1月7日までが一般的とされていますが地域によっては小正月の15日まで、二十日正月の20日までというところもあります。わからないときは近所の方に聞いてみてくださいね。小正月は主に関西地方に多く残っている風習で二十日正月は群馬県や岐阜県などで多く残っている風習です。鏡餅は鏡餅開きの日に食べてくださいね。
正月飾りの処分法
正月がおわって正月飾りを外したら1月15日に近くの神社で行われるどんど焼きや左義長、お炊き上げに持っていき焼いてもらいます。また一緒に書初めを持っていくと習字が上達すると言われています。さらに正月飾りを焼いた火で焼いたお餅やお団子を食べると1年間無病息災で過ごせるとも言われています。
自分で処分するのは大丈夫?
近くの神社でどんど焼きなどを行っていなければ自分で処分しなければいけません。処分するときは必ずお清めをしてから処分してくださいね。お清めは大きな紙の右・真ん中・左の塩を振りその紙で正月飾りを包んで地域の指定のごみの出し方合わせて出すだけです。自分での処分の仕方も簡単なので何もしないでそのまま捨てるというのはやめてくださいね。
いかがでしたでしょうか。
このように正月飾りは1つ1つきちんと意味があったり1年間健康で幸せに暮らす為に欠かせないものです。現在では正月飾りを飾る家庭が残念ながら減少してしまっていますが古代から日本に伝わる伝統的な行事です。
今までよくわからなかったから正月飾りを飾っていなかったという家庭も来年から是非正月飾りを飾って年神様に1年の健康や幸せを祈ってみてくださいね。今までとは違い更に気持ちもいいお正月を迎えることが出来ると思いますよ。
また周りに正月飾りも意味などを知らない人がいたら教えてあげてみてくださいね。今はホームセンターやスーパーなどで気軽に購入できるので、誰にでも簡単に正月飾りを飾ることができます。1年の始まりの大事な節目、きっと清々しい気持ちになること間違いなしです。ぜひ飾ってみて下さいね。
まとめ
正月飾りの意味・正しい飾り方や片付け方の7つのポイント
・正月飾りの意味
・鏡餅とは
・正しい飾り方
・正月飾りはいつ飾るの
・いつまで飾るの
・正月飾りの処分法
・自分で処分するのは大丈夫?