チューリップの育て方☆球根の植え方から7つの手順

チューリップの育て方☆球根の植え方から7つの手順
チューリップの育て方は意外と簡単!ヒヤシンスやアネモネ、ユリなど球根から育てる花々はどれも華やかで可愛らしく、魅力が溢れていますよね。チューリップの育て方からマスターして、ガーデニングに球根の花々を加えませんか

春を知らせる草や花の中に必ず入っているチューリップ。その可憐な可愛らしい姿は皆の心を惹きつけます。また、球根から育てる植物は開花時期も短く、咲くのは一時で終わってしまいます。

とはいえ、やはり春を彩る代表格のチューリップを楽しみたいと多くの方達が大切に育てている事でしょう。

球根から育てる植物は色々と手間になるポイントがあるのも事実ですが、そのポイントやコツさえつかめば誰でも簡単に育てることができますよ。

そこで今日は、チューリップの育て方を、7つの手順で解説します。是非、参考にして下さい。

 

チューリップの育て方☆
球根の植え方から7つの手順

 

チューリップの育て方① 植え付け時期

チューリップの育て方を知るには、まず特性を知ることが大事!特徴を知れば必ず園芸に役立ちます。

【 チューリップの育て方:特性 】

★ チューリップは、水はけのよい土を好み、冬の寒さが芽を出す為に必要です。

・ 高温を嫌うので、風通しの良いなるべく涼しい所へ植え付けていく事が大切です。

【 植え付け時期 】

★ 9月~11月

【 開花時期 】

★ 3月~5月

 

チューリップの育て方② 準備するもの

チューリップの育て方では地植えもありますが、最近ではプランターでのチューリップの育て方が、欧米を中心に人気です。本記事でもプランターでのチューリップの育て方を中心に解説します。

【 チューリップの育て方:準備するもの 】

・プランター(横幅65㎝)

・鉢底土(3L)

・球根の土(25L)

・チューリップの球根(65㎝=10個~20個)

 

チューリップの育て方:球根選び

チューリップの育て方に限らず、ほとんどの球根の花々の栽培のポイントが、健康な球根を選ぶこと。この球根を選ぶ上で大切なのが、「重さと形」です。形がふっくらとして整っているもので、重みのあるものを選ぶのが、ポイントです。

【 チューリップの育て方:×な球根 】

★ 傷がある/ 黒い斑点、又は変色がある(病気)/ 軽いモノ/ 分球しているモノ

傷があるモノはそこから病気になりやすいので注意し、病気になっているものは他の球根にまで影響を及ぼします。また、球根であるチューリップの育て方初心者さんが案外戸惑うのが、「分球」と「子球」です。

【 分球とは 】

・ 球根が繁殖して、小さな子球が出来ること。

【 子球は 】

・ 球根の脇芽が肥大したもののことです。

 

植え付けのコツ(プランター編)

【 チューリップの育て方:植え付け(プランター) 】

① プランターの鉢底土を敷きます

・ 底が隠れる位が目安です。入れたら平らにならしてください。

② 次に球根を植える土をプランターに入れます。

・ プランターの7割くらいまで入れて、平らにならしてください。

③ 球根の向きを揃えて並べていきます。

・ 65㎝プランターで10個~20個くらいです。

チューリップの育て方での植え付けの特徴は、球根の向きを一つ一つ揃えるコト!球根を置くときは、土に少し押し付けるようにして置いていくのが、ポイントです。

【 チューリップの育て方のコツ① 】

★ 球根には、葉が出る方向、花が咲く向きがあります。

咲いたときに綺麗に見せる他に、葉の向きを揃えることで、日光が均等に当たる為、成長に影響が出にくくなるのです。その為、球根の向き方向はよく確認して下さい。

球根を並べたら、球根の頭が隠れる程度に土をかぶせていきます。この時、球根の向きを揃えた方は、形が崩れないように注意して下さい。

【 チューリップの育て方のコツ② 】

★ プランター植えの場合、根が伸びるスペースを確保する為に浅く植えます。

植え付けが終わったら、プランターの上部に水のたまるスペースがあるかを確認して下さい。この水のたまるスペースはとても大切なのです。

 

植え付けのコツ(地植え編)

【 チューリップの育て方:植え付け(地植え)】

① 花壇や路地などに植える場合は、まずは、耕すところから始まります。

土を柔らかくすることが目的です。土には徐々に効いてくる緩効性の肥料を施しておきます。

【 チューリップの育て方のコツ③ 】

★ チューリップ栽培は長く続きます。

・ チューリップのエネルギー切れに注意した肥料を利用することもポイントです。

以上の準備ができたら、球根を植えていきます。プランターとは違い、深めに植えていきます。約8㎝程の深さの穴に球根を入れていきます。この時も、方向には注意して植えていかなければなりません!

【 チューリップのの育て方:植え付け(地植え)】

・植え付けの間隔は球根3個分程です。

・植え付けが終わったら、球根に届くくらいにたっぷりと水を与えます。

 

チューリップの育て方で、大切な開花ケア(害虫と水やり)

【 プランター栽培の場合 】

★ 土の表面が乾燥したら、たっぷりと水を与えます。ジメジメさせると球根が腐る原因になります。

蕾がついたら、土が乾かない程度に水やりをします。肥料は、液体肥料をたまに与える程度で、意識して与えなくても大丈夫です。

【 地植え栽培の場合 】

★ 基本的に自然の雨に任せて大丈夫です。

ただし、晴れが続くようだったら偶に水を撒いてあげる程度で大丈夫です。追肥の必要性はありません。

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【 アブラムシ対策 】

★ 植物の新芽に好んで寄生する虫です。汁液を吸います。怖いのは、ウィルス病を媒介している事です。

予防策として、酢が原料の製品の散布。沸いてしまったら、薬剤を使用する必要がありますが、数が少ない場合は、粘着テープで駆除できます。牛乳も効くとされています。

【 モザイク病 】

★ 若葉の葉脈が透けはじめ、進行すると葉に緑色の濃淡のあるモザイク症状になるのが特徴です。

モザイク病はアブラムシが媒介してうつる病気です。種子消毒で駆除できない病気なので、アブラムシ対策をきっちりとしておきます。もし、モザイク病になってしまったら、株ごと抜いて除去してください。

【 チューリップサビダニ 】

★ フシダニ類の仲間で、極めて小さい0.2ミリ程の虫です。

トマトサビダニ、ミカンサビダニなど、植物固有のダニがいて、他のものに寄生することはありません。

サビダニに寄生を受けると、チューリップ花弁の色が白く抜けます。球根から汁液を吸い取ってしまうので、球根が乾燥してしまいます。寄生を受けた後の対処法は株ごと除去する以外にありません。

 

来年も美しく咲かせるために

チューリップは6月には終わりの時期に入ります。花びらが散り始めたら茎まで枯れる前に切り取ります。これは、子房が種を付ける為に多くの養分を必要とする為、球根がやせていく事を防ぐためです。

ただし、種が欲しい時はそのまま切り取らずに置いておきます。

【 チューリップの育て方:球根の掘り出し 】

★ 下の残った葉が黄色くなり枯れてきたら球根を土から掘り出す合図です。

・ 取り出した球根は土を落とし、複数の球根が一緒になった状態ならば、分けてあげます。最後にネットに入れて雨の当たらない風通しのよい日陰で保存します。

 

いかがでしょう。チューリップの育て方は意外と簡単!チューリップは春の花の代表格ですから、これから園芸をはじめる方も、考え中の方も簡単に始められるのです。

根腐れが気になるチューリップや球根の花々は、プランターの場合には「土が乾いたら水やり」、地植えに関しては自然の雨に任せる、と言う点さえ意識すればOK!

ちょっとした工夫手の加え方でチューリップはより美しく、あなたを楽しませてくれることは勿論、通りかかった人もあなたの育てたチューリップを見て春を感じることもできるはず。

上には桜、下にはチューリップ、桜は散ってもチューリップは長く咲いてくれるので彩を失わない華やかさを演出できます。色がはっきりしているし、形の可愛らしさはお子様にも人気!毎年の楽しみになるチューリップの育て方、この機会にぜひ、マスターして下さい!

まとめ

チューリップの育て方☆コツと手順

・チューリップの植え付けは9月から11月、冬の寒さで芽を出す
・地植えのイメージが強いチューリップ、最近ではプランターでも
・チューリップ栽培で重要な球根選び、ふっくらと重いものを
・球根には花が出る、咲く方向があることを覚えて植え付けを
・長く続くチューリップ栽培は、エネルギー切れしない準備を
・プランターでは土が乾いたら水やり。地植えは自然に任せて
・下の葉が枯れてきたら球根の掘り出しを(地植えの場合)

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