別れの言葉に添えるのが粋!あなたの想いを伝える7つの花

数多くの花がそれぞれの花言葉を持っています。人生の様々な場面で花言葉を上手に使うことができると、とても素敵です。嬉しい時、悲しい時、相手を祝福したい時や励ましたい時など、花言葉とともにフラワーギフトを贈ることであなたの気持ちを伝えることができます。

親しい人との別れの場面もまた、花に託して想いを伝えるのにふさわしい場面です。別れは淋しくて辛いものですが、それと同時に新しい人生のスタートであり、相手の未来を祝福する場であったりします。複雑な想いを言葉で上手に表現するのはなかなか難しいもの。そんな時には別れの言葉の代わりに花で心を表現するのが粋です。花は時に、たくさんの言葉を重ねるよりも雄弁にあなたの想いを表現してくれることでしょう。

今回は別れの言葉に添えるのにぴったりな花をご紹介します。別れの場面にふさわしい花言葉を持つ花の中から7つを選んでみました。あなたの想いに近いものを見つけて、別れの言葉に添えて贈ってみてください。可憐な花が優しくメッセージを届けてくれます。

 

別れの言葉に添えるのが粋!
あなたの想いを伝える7つの花

 

アスターの花を添えよう

アスターは和名をエゾギクともいう、キク科の植物です。中国や朝鮮半島を原産とするアスターは、江戸中期に日本に渡来して以来、夏に咲く花として親しまれています。

赤・ピンク・白・青・紫など様々な花色のあるアスター。花言葉は「追憶」です。別れゆく人のことを想うという意味を込めて、アスターの花を手渡しましょう。別れの場面では相手との様々な出来事が思い出されるものです。楽しかったことや嬉しかったこと、時には喧嘩をしたり悲しい想いをすることもあったかもしれません。アスターは思い出の傍らにそっと寄り添ってくれます。

 

シオンの花を添えよう

シオンもまたキク科に属する青紫色の小さな花です。原産地は日本をはじめ、中国、朝鮮半島、シベリアなどで9月から10月くらいに花を咲かせます。平安後期の説話集である『今昔物語』にはシオンにまつわるエピソードがあります。花言葉の「追憶」「君を忘れない」はこの物語に由来すると言われています・

シオンの青紫色の素朴なたたずまいは、別れのシーンによく似合います。どこか憂いを感じさせる花の色をしています。シオンを眺めていると相手の方との思い出が、美しく蘇ってくるようです。

 

スイートピーの花を添えよう

スイートピーはマメ科レンリンソウ属の植物で、その名の通りほのかな甘い香りのする愛らしい花を咲かせます。地中海沿岸を原産とし、フリルのような花びらはピンク・黄・白・紫などと色とりどりです。日本では「赤いスイートピー」という歌で有名です。

スイートピーの花言葉は「門出」「優しい思い出」などで、まさに別れの場面にふさわしい花です。別れてしまうけれど、相手の新たな門出を祝福したい時にはスイートピーを贈りましょう。見た目も愛らしくて華やかなので、花束にすると素敵です。

 

ミヤコワスレの花を添えよう

ミヤコワスレは日本を原産とするキク科の植物で、5月から6月に花を咲かせます。野生種から交配して作られた園芸種で、江戸時代には茶事に活けられる花として親しまれました。赤紫・淡い青色・ピンク・白などの花色があります。

ミヤコワスレの花言葉は「別離の悲哀」です。別れの悲しみに寄り添ってくれるような可憐な花です。1221年の承久の乱に敗れて島流しになった順徳上皇がこの花を見て、「恋しい都を忘れられる」と心を慰めていたことが由来になっています。

 

ワスレナグサの花を添えよう

ワスレナグサはヨーロッパを原産とするムラサキ科の植物で、4月から5月に花を咲かせます。花の色にはピンク・青・紫・白などがありますが、ワスレナグサと聞いて多くの人が想像するのは憂いのあるブルーの花ではないでしょうか。茎の先端に愛らしい花をたくさんつけます。

ワスレナグサの花言葉はその名の通り、「私を忘れないで」です。ドイツの伝説が由来となっています。若い騎士とその恋人がドナウ川のほとりを歩いていると、美しい花が流れてきました。騎士が花を取ろうとして川に入ると、流れにのまれてしまいました。騎士は川にのまれながらも花を恋人に投げて「私を忘れないで」と叫んだと言われています。

 

ネモフィラの花を添えよう

ネモフィラはハゼリソウ科ネモフィラ属の植物の総称で、ルリカラクサとも呼ばれています。英語圏では「赤ちゃんの青い瞳」にたとえらる青くて愛らしい花は、4月から5月頃に開花します。原産地は北アメリカです。

ネモフィラの花言葉は「どこでも成功」や「あなたを許す」です。別れた後に相手がどこでも成功することを願って、ネモフィラの花を贈ってみましょう。また、二人の間に様々な諍いやつらい出来事があった場合でも、相手を許すという気持ちを込めて贈ることができます。

 

ジニアの花を添えよう

ジニアはキク科ジニア属の植物で、百日草という名でも知られています。メキシコが原産のカラフルな花で、赤・ピンク・オレンジ・黄・白・緑などの花色があります。開花期は5月頃から11月頃までと、長い期間楽しむことができます。

ジニアの花言葉は「遠く離れた友を思う」です。遠くに離れてしまう友人に、想いを込めてジニアの花を贈りましょう。たくさんの花色があるジニアですので、あなたの気持ちにしっくりくる色を選び、大切な友人に手渡してみてください。

 

別れの場面に添えたい花の数々はいかがでしたか。別れには悲しみや淋しさのほかにも、様々な想いが交錯するものです。これまでの思い出が美しく蘇ってくることもあるでしょうし、将来の幸せを祈りたいと思うこともあるでしょう。花は私たちの複雑な感情を慰め、相手に想いを届けてくれます。

別れとひと口に言っても、友人との別れや家族からの巣立ち、もちろん恋人との別れなど、そのシチュエーションはさまざまです。その時々に花の思い出を添えると、悲しみは人生のワンシーンとなり、新しいステージへ踏み出す気力にもなるでしょう。

別れの言葉に今回ご紹介した花々を添えて、あなたの気持ちを表現してみてください。美しい花の印象や花言葉とともに、お互いにとって心に刻まれるかもしれません。

 

まとめ

別れの言葉に添えるのが粋!あなたの想いを伝える7つの花

・アスターの花を添えよう
・シオンの花を添えよう
・スイートピーの花を添えよう
・ミヤコワスレの花を添えよう
・ワスレナグサの花を添えよう
・ネモフィラの花を添えよう
・ジニアの花を添えよう


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