冬の花と言われても、冬場はガーデニングのイメージがあまりないため、ピントこない方々が多いですよね。けれども、パンジーやポインセチアなど、改めて考えると、いろんな冬の花があります。
「冬場は外でのガーデニングも、寒くてなかなかはかどらない…。でも、手軽に花を育てたい。」と言うのが正直なところではないでしょうか。
そんな方におススメなのが、室内で鉢植えで育てる冬の花!窓際で半日陰でうまく育てることで、鮮やかな花を咲かせるものもたくさんあるのです。
お手入れも意外と簡単で、室内で育てれる!そんな花々なら、寒い冬でも楽しく植物を育てることができますよね。お部屋も明るくなり一石二鳥!もっと欲を言えば、初めての方も難しくなく育てれる鉢植えなら安心です。
そこで今回は、鉢植えの冬の花々のなかで、室内で育ち手入れも簡単!初めてさんでも安心の、人気の7種類をお伝えします。
冬の花と暮らす☆
手入れも簡単!鉢植えで育てる7つの花々
ゴージャスなカトレアは窓際に
冬の花でとてもゴージャスな洋ランの女王とも呼ばれるカトレア。数ある洋ランの中でも、とてもゴージャスで冬に咲き12月頃最も多く手に入ります。
【 冬の花:カトレア 】
★ 直射日光があまり良くないため、レースカーテン越しの窓際などに置くのが良いです。
・ 夏場は半日陰で!お水もたっぷり与えてあげるのが良いですが、冬は乾燥しているのを確認してから与えると元気に育ちます。
花が咲き終わったら、早めに花茎の付け根から切り取るようにして、長持ちさせてください。
初心者も安心!育てやすいパンジー・ビオラ
冬の花で春ころまで楽しむことができるのが、パンジーとビオラ。長く楽しめるのとかわいい花を咲かせることから、とても人気の高い冬の花です。
冬の花は全体的にさみしい色になりがちですが、パンジーとビオラはとても鮮やかに飾ってくれるので、冬になくてはならない存在になっているガーデニング愛好者の方々も多いです。
【 冬の花:パンジーとビオラ 】
★ 日光が必要な植物ですので、しっかりと日に当てて育てるようにすれば大丈夫!
日照りが悪いと、細くなったり花の色が悪くなってしまったりしますので、それだけ注意してください。
シクラメンは室内で育てる花
冬の花で代表的なのがシクラメン。鉢植えに適しており育てやすい花です。ハート形をしていて、葉の間からたくさんの花茎が生える、花びらがそっているように花を咲かせるのが特徴的。
花色もたくさん!赤・紅紫・桃・黄・白など、色選びも楽しいシクラメン。
【 冬の花:シクラメン 】
★ 冬場は日の良く当たる室内で育て、土が乾いてきたらたっぷりのお水を与えてあげます。一方、夏場は風通しの良い半日陰で育てます。
ただし、冬の夜間など寒くならないよう、家の中央に移動するなど、温度も注意しなければなりません。5度以下にならないよう気を付けてください。
豪華なシャコバサボテンは、乾燥に注意!
冬の花で室内を華やかにしてくれるシャコバサボテンは、鉢植えにして育てます。肉厚のある葉のように見える部分が茎で、とげのような突起があります。その部分がシャコに似ているので「シャコバサボテン」といわれるようになりました。
花の色は赤やピンク紅紫、橙などがあり見た目も華やかです。秋ごろからつぼみを付けた鉢植えをよく見かけるようになります。
【 冬の花:シャコバサボテン 】
★ 日の良く当たる窓辺で育てるのがポイント。湿度不足にならないように乾燥には注意します。
真ん中から広がり垂れているようになっており豪華に見えるのも特徴です。
花期が長く、寒さにも強いシンビジウム
冬の花で洋ランの中では、比較的寒さに強く、室温をあまり気にせず育てることができ人気の高いシンビジウム。花色もたくさんあり、花期が長いのも魅力の一つです。
【 冬の花:シンビジウム 】
★ 鉢花で育て始めて1ヶ月ほど飾ったら、あとは切り花で観賞して楽しむこともできます。
・ 10月中旬あたりから室内に置き、水やりも控えながら、霧吹きで葉にふりかけるように与えます。
新芽をそのままにしておくと成長しにくくなるため、1本に1つの芽が残るように後のものは刈り取るのが良いです。鉢に増えてきたら植え替えも行うようにします。
冬の花のアレンジを演出!ハボタン
冬の花というよりは、冬の花に寄せ植えとして活躍するのがハボタン。冬の観葉植物として昔から愛用されています。ヨーロッパ原産で一年草ですが、現在流通しているものは日本で改良された品種です。
野菜のキャベツやブロッコリーの仲間で、江戸時代では食用として輸入されましたが、冬の観葉植物として育てられるようになりました。
【 冬の花に添えるハボタン 】
★ 気温が下がってくると葉の中の部分の色が変わり、自然の美しいコントラストを見せてくれます。
・ 日の当たるところが好ましく、暑いのは苦手なので温度に注意して管理するのがポイントです。
クリスマスに飾られるポインセチア
冬の花と言われて思い出すのは赤と緑のクリスマスカラーで彩るポインセチア。ポインセチアを見るとクリスマスと結びつき冬のイメージがわきます。
花のように見える赤い部分が『苞(ほう)』と呼ばれるもので、実際の花は中央にある黄色い粒状の部分をさします。鮮やかな赤色と緑のコントラストがとても美しく、クリスマスをイメージし華やかに飾ってくれます。
【 冬の花:ポインセチア 】
★ 湿度が苦手なので、乾燥させるように霧吹きなどで、軽く水やりするようにします。
週に1度程度でもいいくらいですが、様子を見てあげるようにすると丁寧です。
いかがでしたでしょうか。冬の花でお手入れも簡単で、育てやすい鉢花を7つお伝えいたしました。その他にも1鉢でも花かごのように豪華になるエラチオールベゴニアがあります。花色が鮮やかでつぼみが多いものを選ぶのがおススメ!
また、室内植物の女王ともいわれる、セントポーリアもおススメです。一年中室内で育てられるのも魅力!条件さえそろえば見事な花を咲かせることができますので、ぜひこちらも挑戦してみてください。
冬場は水やりも少なくていいものが多いので、実は「忙しい!」「ついつい手入れを忘れてしまう!」と、お花を敬遠している方こそ、おすすめなのです。
花が咲くものは春から夏のものと思われがちですが、冬にもたくさんの花があり室内で簡単に育てられるものも多いので、ぜひ冬こそお部屋を明るく飾ってみてください。きっと気分も明るくなります!
まとめ
冬の花!室内で楽しめる鉢植え
・洋ランの女王カトレア
・春先まで楽しめるパンジー・ビオラ
・炎のように見える花が特徴のシクラメン
・冬の室内を華やかにするシャコバサボテン
・丈夫で育てやすいシンビジウム
・寄せ植えの素材にピッタリのハボタン
・クリスマスに飾られるポインセチア