夏は野菜のおいしい季節です。そんな夏野菜を自分の手で育ててみたいと思いませんか？

最近は、節約のため自宅で野菜を作ろうと考えている方も増えてきていますよね。しかし、野菜を作りたいとは思っても、難しそうだし何から始めたらいいのか分からずに結局踏み出せない方もいるのではないでしょうか。

まずは、野菜作り初心者の方にもお勧めの夏野菜をプランターで育ててみましょう。今回は、ミニトマトの育て方をご紹介します。

初心者にお勧めの夏野菜、
正しい育て方９つのステップ

その１：野菜を育てる場所を決めよう

おいしい野菜を育てるためには、その野菜に適した場所を用意してあげることが大切です。

ミニトマトの場合、育てるのに適した温度が昼間２５～３０℃、夜間で１６～１７℃で、日当たりのよい場所を好むので一日５時間以上は日の当たる場所を選びましょう。風通しもよい場所がいいですね。プランターで栽培するので、ベランダなどのわずかなスペースでも大丈夫です。

その２：作る野菜を決めよう

初めてで、いきなり数種類の野菜を育てようとか無理をしてはいけません。まずは、一種類だけ育てて見ましょう。その方が、失敗やトラブルにも対処しやすいですよね。

ミニトマトの他にも、きゅうり、にがうりなどは初心者の方にも育てやすい夏野菜です。

その３：育てるのに必要なものを用意しよう

作る野菜を決めたら、苗を購入しましょう。種から育てる方法もありますが、初心者の場合は苗を購入したほうがいいでしょう。苗を選ぶ際のポイントは、茎が太くまっすぐで、葉と葉の間が狭いもの、葉の色は濃い緑色がよく、黄色いものは避けましょう。

プランターは、その野菜に適した大きさのものを用意するとよいでしょう。ミニトマトは、直径深さとも３０cmくらいのものを用意しましょう。

土は、野菜用の土、トマト用の土などが販売されています。肥料も含まれていますので、それを購入するといいでしょう。その他、支柱や紐、じょうろ・追肥用の液体肥料、病害虫用の薬剤などが必要です。

その４：苗を植えつけよう

育てる野菜、地域によって、植え付けの時期は変わってきます。ミニトマトの場合は、晩霜の心配のなくなった４月下旬～５月上旬頃に植えつけます。

プランターにネットと底石を敷き、土を入れます。浅く植えて、排水をよくするために株の周りに土を寄せましょう。割り箸か何かで仮支柱を立てます。水やりは、始めはたっぷりとあげ、後は土が乾いてからあげるようにします。

その５：きちんと管理しよう

植えて、水をあげただけではおいしい野菜は育ちません。毎日様子を見て、きちんと育っているか確認しましょう。

茎と葉の間のわき芽は小さなうちに取り除きましょう。こまめに摘み取ることで中心の茎が太く育ちます。

また、上へ伸びる野菜は支柱を立ててあげる必要があります。仮支柱の高さまで育ってきたら、本支柱を立てます。まっすぐに育つように支柱へ誘引してあげましょう。５段目くらいまで花が咲いたら、葉を二枚残してその上から摘心しましょう。

その６：追肥をしよう

大きく育ってきて、一番最初の実がなる頃から追肥を始めます。ミニトマトは肥料を切らさないほうがよいので、一週間に一回くらいのペースで与えましょう。

その７：病害虫に注意しよう

せっかく育てていた野菜が、病気や害虫によって駄目になったら悲しいですよね。そうならないために、対策をきちんとしましょう。

トマトなどのナス科の作物は連作障害を避けるために、同じ場所で続けて栽培しないようにしましょう。ミニトマトなどは、病気に弱いですが、耐病性のある品種もありますので、それを選ぶとのもいいかもしれません。

風通しを良くする事も、大切なことですよ。

その８：収穫しよう

花が咲いてから４０～５０日くらいで収穫期です。真っ赤に色づいたものから収穫していきましょう。

熟しすぎたら、ひび割れてカビの原因になってしまうので、早めに収穫します。色づいたトマトは、鳥に狙われやすいのでネットなどで守りましょうね。

その９：ステップアップしよう

野菜作りに慣れてきたら、もう少し難しい野菜に挑戦してみましょう。数種類作ってみるのもいいかもしれません。時期によって、育つ野菜も違いますので、一年中野菜作りが楽しめるようになるといいですね。

今回は、主にお勧めの夏野菜として、ミニトマトを紹介しましたが、初心者にお勧めの夏野菜はまだまだあります。

最初は失敗するかもしれませんが、そこで諦めずにどんどん挑戦していってください。自分で作ったとれたてのお野菜でおいしい料理を作ってくださいね。

まとめ

初心者にお勧めの夏野菜、正しい育て方９つのステップ

その１：野菜を育てる場所を決めよう
その２：作る野菜を決めよう
その３：育てるのに必要なものを用意しよう
その４：苗を植えつけよう
その５：きちんと管理しよう
その６：追肥をしよう
その７：病害虫に注意しよう
その８：収穫しよう
その９：ステップアップしよう