ハンドソープやバスボム、ポプリなどにも使われる事で人気のハーブ、ラベンダー。その効能で特に実感しやすいのが、香りによるリラックス効果ですよね。
雑貨に使われるだけでなく、ラベンダーティーや化粧品にも使われるなど、高い汎用性がある事から、ラベンダーの効能がどれほど優秀で多岐にわたるものなのか、少し調べてみると大変驚かされます。
人気の香りで豊富な美容効果があるとはいえ、ラベンダーの効能をどう取り入れれば良いのか分からない方や、オイルの使い方にマンネリを感じている場合、暮らしに取り入れやすく気に入った方法でラベンダーの効能を試してみたいですよね。
そこで今回は、ストレスフリーの強い味方となるラベンダーの効能と、その取り入れ方を合わせてお伝えします。「ラベンダーの花が好きだけど、お茶にして飲んだらどうなるの!?」と、今までと違ったアレンジに興味がある方もぜひ、ご覧になってください。
鎮静作用によるリラックス効果で、安眠をもたらす
ラベンダーは紫や白い花を咲かせる、美しいハーブの一種です。「北海道のラベンダー畑を見に行ったことがあるよ~」という方も多いのではないでしょうか。
ラテン語の「lavare(洗う)」という言葉が語源であるラベンダーの効能は、その名の通り体内を浄化し、不安な気持ちを拭い去ってくれる効果があります。
アロマのラベンダーの効能でまず挙げられるのが、酢酸リナリル・リナロールといった成分による鎮静作用です。これらの成分には、怒りやイライラを沈め、落ち着いた精神状態を保つ力があります。
香りを嗅ぐ事で副交感神経が優位に働くので、メラトニンの分泌も活性化させ、深い眠りにつく事が出来ます。ラベンダーの効能を活かすなら、寝室にラベンダーのポプリを置いたり、アロマディフューザーで芳香浴を楽しむと良いでしょう。
ラベンダーは香りが強いと、かえって目が覚めてしまうこともあります。程よく香る程度(2滴ほど)のアロマをティッシュやアロマディフューザーに垂らし、枕元から少し離すと効果的です。
スキンケアに取り入れれば肌荒れを防止できる
ラベンダーの効能には殺菌作用・抗菌作用もあります。そのため、古代より薬として扱われ、傷口の消毒や軟膏として使用されたという歴史もあります。
そのようなラベンダーの効能をスキンケアに取り入れれば、肌の殺菌を促し、肌荒れ防止する事が出来そうですよね!そこでラベンダーのエッセンシャルオイルを使って自作できる、化粧水の作り方をお伝えします。
~ラベンダーの化粧水の作り方~
ガラス製の保存容器をよく洗い、清潔な状態にしておく。
容器に、グリセリン(5ml)とラベンダーのエッセンシャルオイル(2滴)を入れる。
容器を振って混ぜ合わせたら、精製水(45ml)を加える。
再びよく振ったら完成!
ラベンダーの化粧水を作ったら、冷蔵庫で保管し、2週間以内に使い切るようにしましょう。低刺激なので使いやすく、ニキビ対策にも有効です。
ラベンダーティーを飲めば、心がほっと落ち着く
ラベンダーの効能を活かすなら、ラベンダーティーを飲むのも良いでしょう。最近ではペットボトル飲料も販売されていますが、自分でポットに熱いお湯を注げば香りが広がるので、より美味しく飲む事ができます。
寝る前に飲めば不安を取り除いて安眠出来ますし、好みのハーブや紅茶とブレンドする事も可能です。
~ラベンダーティーの作り方~
ティーポットにお湯(300cc)を入れる。
ラベンダーのハーブ(ティースプーン2杯分)を入れ、3分ほど蒸らす。
色や香りが出たら、好みのタイミングで注ぐ。
ラベンダーティーには神経性の不調が原因で引き起こされる偏頭痛や、生理不順にも効果があります。体の不調を早期に解決し、ストレスフリーな生活を送るサポートをしてくれる点は心強いですよね。
高血圧対策にも効きますが、低血圧の人が大量摂取すると、貧血のような症状を起こす場合もあります。カップ2杯までを適量としましょう。
ディンブラやキャンディといった種類の紅茶をティースプーン1杯に対して、ラベンダーのハーブをティースプーン4分の1ほどブレンドすれば、また一味違った風味が楽しめます。お気に入りの紅茶と組み合わせる事で、ラベンダーの効能を美味しく感じてみてはいかがでしょうか。
今回はラベンダーの効能についてお伝えしました。老若男女問わず親しみがあるラベンダーの香りは、上品でリラックスできる点が魅力ですよね。その点から「鎮静作用がある事は頷ける」と感じる方が多いのではないでしょうか。
それだけに留まらず、ラベンダーの効能には殺菌作用・抗菌作用もあります。手作りで化粧水を作れば、毎日のスキンケアも、よりテンションが上がりそうですよね。低刺激なので敏感肌の人でも試しやすいですし、親しみのある香りで安心感を得られます。
さらにラベンダーティーにすることで、香りやその効果を身体で感じる事が出来ます。独特の苦味なども無いので、オシャレなティータイムを楽しむことが出来るでしょう。
ラベンダーの効能を活かす方法は他にも多くあります。興味が湧いた方はぜひ、幅広いシチュエーションで生活の中に取り入れてみてください。