カスミソウへの愛着が倍増☆花言葉と失敗しない育て方

カスミソウへの愛着が倍増☆花言葉と失敗しない育て方

 

かすみ草、花束の脇役に添えられている、白い小さな花。知らない方はいないのではないかと思います。あまりに小さくて少し地味な印象です。

けれど、カスミソウは花束には欠かせない名脇役です。主役の鮮やかな花を、清楚な小さな星屑のような花姿で引き立ててくれます。数種類入っている花束もそのきれいな白できれいにまとめてくれます。

これが大きな花弁であったり、白以外の色だったらこんなにはまとまらないと思います。このカスミソウがあるのとないのとでは、花束の大きさも印象も変わります。

また、カスミソウは素敵な花言葉を持っています。その花言葉に触れるとき、その控えめな姿に愛着も増し、育ててみたくなることでしょう。今回はいつも脇役になりがちなカスミソウに注目して、その花言葉と育て方に触れたいと思います。

 

カスミソウへの愛着が倍増☆
花言葉と失敗しない育て方

 

寒さにはつよいけれど霜には弱いです

無邪気という花言葉はあの小さな星屑のような花姿から。

小さな花がたくさん集まって咲く姿は、子供たちが仲良く無邪気に遊んでいる姿にも見えます。かすみ草は割合とどんな環境でも育ちやすいです。寒さに強いのですが、霜柱には弱く、根を傷めてしまいます。根が傷むと枯れてしまいます。

霜が降りる地域では、根本に腐葉土を敷いて防寒してあげましょう。茎が弱く、風や雨で折れて倒れてしまいます。対策として支柱を立てることと、摘芯して出来るだけ小さくまとめることも大切です。

 

太陽が大好きで、風も大好きです

かすみ草の穏やかで控えめな白い花は、強い主張はありませんが、まっすぐ思い続ける芯の強さを感じます。

思えば思われるという花言葉があるのもこのためでしょう。日当たりと置き場所で気を付けることは、日のよく当たる場所で、暑さを嫌うので真夏は直射日光を避けられるところ。

夏は明るい日陰で育てるようにします。花壇や庭に植えている場合は遮光ネットなど利用して、直射日光を避けます。鉢植えやプランターは風通しのよい木陰などが理想的です。

 

プライベートスペースは30cm四方くらいです

幸福という花言葉も持っています。白い小さな花はキラキラ輝いているように見え、幸福の文字通りだと思います。

かすみ草はおよそ125種がアジア、ヨーロッパの広い地域に分布します。園芸ではエレガンス種やパニクラタ種がよく栽培されます。 1年草タイプは花後に枯れるので植え替えの必要はありません。

パニクラタ種などの宿根草タイプは毎年3月頃に植え替えを行います。白絹病などの土壌に潜む病原菌を予防する意味でも新しい土の方がよいでしょう。一株が大きくなるので地植えの場合は株と株の間隔を20cm~30cm開けます。

 

土はあまり贅沢にしません

白い花に清らかな心という花言葉はぴったりですね。かすみ草の清らかな心を育てる土壌は水はけのよい弱アルカリ性の土にします。

赤玉土(小粒)8:腐葉土2の割合で混ぜた土に苦土石灰を混ぜます。庭や花壇植えの場合もあらかじめ苦土石灰を混ぜ込んでおきます。植え替えを嫌うのでタネは直播きで行います。やや乾燥気味の環境を好みます。

水をやりすぎて過湿状態にすると根や茎が腐りやすいので水やりは土の表面が乾いてからにします。肥料は少しでよく、多少やせ地の方がよく育ちます。春と秋に液体肥料か粒状肥料を追肥します。

 

かすみ草は直播が好きです

ふわふわと柔らかい花は、小さな妖精の枕のようにも見えます。夢見心地という幸せを感じる花言葉も頷けます。宿根草タイプは株分けで、一年草タイプはタネをまいて増やすことができます。株分けは3月もしくは9月~10月が適期です。

本州ではタネまきは9月~10月が撒き時です。カスミソウは移植をすると根付かないこともあるので、鉢や花壇に直接まいて育てます。

まいたあとに薄く土をかぶせて、発芽したら間引きながら最終的に株と株の間隔が20cm~30cmになるようにします。気温は20℃以上だと発芽しにくいので、あまり早くまかないように気をつけます。

 

かすみ草の代表的な病気を知っておきましょう

かすみ草は永遠の愛という花言葉も持っています。立ち枯れ病は幼苗期に発生しやすい病気で茎が根元から腐って枯死する病気です。育苗には清潔な土を使い、過湿にしないように気を付けましょう。

白絹病は土壌の病原菌が原因で発生する病気です。茎の根元あたりに白い糸状のカビが発生し、水切れしているわけでもないのにしおれたようになり枯れてしまいます。発生した株は残念ですが抜き取ります。その後も病原菌は土の中に残っている可能性が高いので太陽熱で消毒するなどの対策が必要です。

アブラムシは茎や葉、つぼみに付き吸汁する害虫です。見つけ次第駆除します。

 

花束では、脇役になることが多いかすみ草ですが、花言葉は多彩です。そのどれもが明るく、白く可憐な花にぴったりです。

この花言葉を持つからこそ、ますます愛着が湧きます。乾燥気味に保ち、加湿にしない。

夏の暑さをいやがるので風通しをよくし、植え替えを嫌うのでタネは直播きで行えば、比較的簡単に育てることが出来ます。幸せや永遠の愛という花言葉を持つかすみ草を、あなたも是非育ててみませんか。

 

まとめ

カスミソウへの愛着が倍増☆花言葉と失敗しない育て方

 

・寒さにはつよいけれど霜には弱いです
・太陽が大好きで、風も大好きです
・プライベートスペースは30cm四方くらいです
・土はあまり贅沢にしません
・かすみ草は直播が好きです
・かすみ草の代表的な病気を知っておきましょう


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