野菜を育てるというと、なんだか難しそう…と考えている方がほとんどではないでしょうか。けれど、小学校の理科で習った通りに、植物は土と水と太陽があれば育ちます。
一体なにを用意したらいいんだろう。なにが一番いいんだろう。どれが安くて、どれが簡単で、どんな順番で野菜を育てるのが正解なのか。
初心者の方が陥りやすい「なぜなにどうしてどうやるの」を解説しながら、育てる野菜からもらえる癒しをご紹介します。土に触れて心癒され、成長を心待ちにしながら癒され、収穫して食べることによって癒され。
あなたも野菜の栽培で心が癒され、心身ともに健康になれる理由をしってみませんか。最後まで読んだらきっと種や苗を買いに行きたくなることでしょう。
野菜の栽培で心が癒され、
心身ともに健康になれる理由
小松菜でデトックスしましょう
小松菜はプロリンというアミノ酸が豊富です。このプロリンは、コラーゲンの主要成分。ネオキサンチンには抗肥満作用があります。イソチオシアネートはデトックス効果が期待できます。種まきのタイミングは春の初めと秋の初め、15~20℃くらいが必要です。種まき時の深さは5mm程度土をかけ、軽く押し固めます。
生育は日向が良いですが、日陰でも育つます。収穫までは約1ヶ月。20センチくらいの高さになったら良いでしょう。スムージーがおススメです。リンゴとレモン汁でおいしく栄養をいただきましょう。
ほうれん草のカロチンで健やかになりましょう
ホウレンソウはβ-カロチンが豊富です。抗発ガン作用や免疫賦活作用で知られます。体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持にも働きます。赤い根の部分にはマンガン、カルシウム、マグネシウムがあり、骨の形成や健康維持に役立つので捨てません。発芽は難しいため、苗から育てます。
タイミングは春の初め、15~20℃くらいが必要です。収穫まではおよそ2か月、30センチくらいになるまで間引きしながら頂きます。元肥追肥が必要です。
山東菜でおかずをたくさん作りましょう
山東菜は白菜とレタスの中間のような食感で、どんな料理にも合います。サラダやみそ汁の具、浅漬けやしゃぶしゃぶのようにさっとゆがいても良いです。種まきは15~20℃くらいが必要です。5mm程度土をかけ、軽く押し固めます。
生育は日向で1か月。草丈20~30cmになった頃に必要な時に葉を一枚一枚か、株元から丸ごと収穫します。ある程度大きくなってもサラダに使えますし、お味噌汁にしても甘味があって最高です。草丈10cmで追肥をします。
シソは丸ごといただきます
春に苗から育てます。生育に最適な温度は約20~30℃、元肥はしっかりとします。大きく育ち、1年シソには困りません。苗からは約2ヶ月。必要な時に葉を一枚一枚とります。しっかり摘心して横にも育てます、摘心した部分は柔らかいのでそのまま茎ごと食べられます。
穂・実も叩いてお刺身に添えたりします。乾燥させた茎はガーゼに入れて爽やかな香りのお風呂を楽しむことが出来ます。シソの香りには精神安定のような効果があります。
ニラは時短の救世主です
種まきは土が軽くかぶる程度で、発芽率は高いです。種からでも初心者でも簡単に育てられます。春にまき、およそ20~30日で完全に再生し、年に6回は収穫可能です。日向で、元肥をして、収穫ごとに液肥をお礼肥します。
越冬します、温かい場所に避難するか、風防を作ります。草丈20~30cm頃、あまり頑張らず収穫します。頑張りすぎると翌年以降貧弱になります。卵とじに、炒め物に、しょうゆ漬けに大活躍で、栄養豊富、時短も叶います。時短の分、自分時間に充ててリラックスしましょう。
お弁当の色味にいかがですか
65型プランターに2株、または3株育てることが可能です、種の時には1cm程度の深さに蒔いた後、軽く押し固めると良いです。20~30℃でよく育ちます。 1株から10~100個前後取れます。元肥をして、草丈20cmごろにから2週に1回追肥します。
収穫まで 苗からは約2ヶ月。みんな大好きミニトマト。サラダにしてもよし、乾燥させてドライトマトにしてもよし、煮込んでスープも。おいしい健康野菜です。葉にも栄養成分があります、つくだ煮か天ぷらがおススメです。
きゅうりは風から守りましょう
春に苗から育てるのが良いです、風に極端に弱いため、支柱が欠かせません。20~30℃で生育します。日向を好みます。元肥をし、本葉5枚頃から1週に1回。お礼肥もします。収穫は一つ一つていねいにハサミで切ります。1株から3~15本ほど。数日であっという間に大きくなります。65号プランターに2株が限度です。
キュウリは水分が大切ですので水撒きは十分にします。サラダに、漬物に大活躍します。スティックサラダに、ディップにマヨネーズに少しのアンチョビとオレガノなどのハーブを細かくしたものを加えて。
家庭では基本的にプランターでの栽培が便利です、ベランダでも育てられますし、移動や廃棄も楽です。プランターは鉢に土を入れます。鉢の半分くらいの量です。苗についている土部分の深さを考慮して、入れる土の量を加減して下さい。
土の上にポットから取り出した苗をおきます。スカスカの側面に土を流し込みます。苗の根元の土部分にも用意した土をかけます。最後に、ちょっと力をいれて上から土を押し固めます。水をプランターのそこからあふれるくらい撒きます。野菜用の土や元肥、液肥を使うと便利です。
大地とつながる土を無心にいじることで、心と体がリセットする感覚を覚える人々も多く、子供の食育として親子で始める家庭も見受けられます。この機会にぜひ、挑戦してみてはいかがでしょうか。
まとめ
野菜の栽培で心が癒され、心身ともに健康になれる理由
・小松菜でデトックスしましょう
・ほうれん草のカロチンで健やかになりましょう
・山東菜でおかずをたくさん作りましょう
・シソは丸ごといただきます
・ニラは時短の救世主です
・お弁当の色味にいかがですか
・きゅうりは風から守りましょう