疲れ」と一言に言ってもいろいろな場合があります。時と場合によって身体に受ける疲れについて、状況別に最適な回復方法とアロマオイルを7つ紹介していきます。
疲れを取るためにアロママッサージを
オススメする7つの理由
1.芳香浴
オレンジの精油を使って精神疲労回復の芳香浴を試されてみてはいかがでしょう。芳香浴とは空気中に香りを漂わせるという方法で、アロマポットを使って上部の容器にお湯を入れ、精油を数滴落とし、下からロウソクで温め、蒸気とともに香りを発散させます。
ロウソクの火を使いますので子供やペットがいるお家では、ロウソクを使わない電気で温めるタイプや細かい霧状に分散させるディフューザーをつかってアロマテラピーをたのしんでみてください。
オレンジは心身の疲労からのリフレッシュやリラックス効果があります。不安や緊張、ストレス、うつ状態か解放され、気分を前向き、上向きにする効果がもてます。深い眠りにつけるようなリラックス効果もあり、就寝前にアロマポットで香らせ、部屋中にオレンジの香り満載で眠ると安眠できますね。作用もほとんどなく、子供にも安心して使用できます。
2.入浴
こころが疲れ果てて弱ってしまったとき、いわゆる精神的な疲労の時に、免疫力を低下させず、身体の自然治癒力を高め消耗したこころを強化してくれるのが入浴です。ジュニパーベリーは冷えやむくみなど、からだを解毒するのにも効果があります。ひのき風呂のような香りがします。ジュニパーベリーの精油と塩など、天然塩にブレンドすると発汗作用もあるので、より効果的でしょう。
そしてこの疲労を回復するための入浴方法もいくつかありますのでご紹介します。リフレッシュしたい時は少し熱めのお湯で短時間入浴し、リラックスしたい時は少しぬるめのお湯でゆっくりと入浴します。精油の量は普通のバスタブで、3~6滴。精油は直接バスタブに落とし、よくかき混ぜてから入浴します。体内の毒素を排泄するため入浴時に大人で5滴以内を入れて入ると効果的です。
そして次の人が入る時には3滴を追加します。ひとつかみの自然塩に精油を混ぜると、さっぱりタイプの入浴剤になります。しっとりタイプは、1回分5mlの植物性のオイルやミルクに精油を混ぜます。 精油を水に混ぜ合わせる為の乳化剤なども専門店で手に入れることができますのでそちらも合わせて使ってみるのもいいでしょう。ジュニパーベリーはスキンケア効果に優れるだけでなく、リッチな香りは普段のお風呂をワンランクアップさせてくれるでしょう。
3.マッサージ
筋肉疲労の場合のマッサージについて紹介したいと思います。疲れた筋肉から老廃物をいち早く排出させること、精神的に疲れた頭もアロマの香りと共にリフレッシュさせることを目的としています。人気のあるスウィートアーモンド油を使ってボディーマッサージを行ってみましょう。
スウィートアーモンド油は心地よい滑らかな肌触りで、肌になじみがよく、ボディーマッサージに適しています。
精油を植物性オイルでうすめてマッサージオイルを作ってみましょう。スウィートアーモンド油は あまりベトつかず、淡黄色で、ほのかに香ばしいアーモンドの匂いがします。これらのオイルを「ベースオイル」と言い、お好みのベースオイル10mlくらいに、目的にあわせた精油を2~3滴落として混ぜ合わせ、マッサージオイルの出来上がり。
スイート・アーモンドオイルの柔らかい質感は、マッサージの際、大きなリラックス感を与えてくれます。乾燥肌には特に適しています。また、数あるキャリアオイルの中でも最もマイルドで、赤ちゃんにも安心して使うことができます。ベビーマッサージの際にもこのスイートアーモンドを使ってみてください。
マッサージにより血液循環とリンパ液循環を促し、疲労や不調の原因となる体内の老廃物を取り除きます。 頭痛や肩こりの緩和、神経、肉体の疲労回復に効果をもたらします。また、マッサージにより深い眠りを得ることができるので不眠・寝不足状態を改善することができます。
4.ルームスプレー
ヒノキを使って精神を浄化し、疲労回復、リフレッシュする効果があります。お部屋にヒノキを香らせてみて。呼吸を楽にしてくれる作用もあると言われています。お部屋に香るヒノキをゆっくり吸入してみてください。日本人なら、どこか懐かしい、落ち着けるウッディーな香り。自分のペースを整えたいとき、冷静沈着に行動したいときに役立つ香りです。日本建材として使用されているように、脱臭やカビ、ダニの繁殖を予防する効果もあります。
スプレーのつくり方は100ccの精製水をスプレー容器に入れ、精油を10~15滴最高でも20滴落とし、よく振り混ぜてから使用します。 精製水のうち、純度の高いウォッカや無水エタノールを10~30%の割合で加えると香り立ちや殺菌力が高まります。水エタノールを加えない場合は、1週間以内に使い切りましょう。
5.蒸気吸入
マグカップや洗面器、ボウルなどに熱湯を注ぎ、精油を1、2滴落とします。頭からバスタオルをかぶり、蒸気が逃げないようサウナのような状態にして、5分~10分位ゆっくり深く蒸気を吸い込みます。 とても手軽にできます。アレルギー性鼻炎や喘息の人がはじめて行う時は、短時間からはじめて徐々に時間を延ばしながら行って下さい。
ユーカリとラベンダーがこの蒸気吸入には適したアロマといえるでしょう。この2つは精神的に煮詰まっているときに、頭の中を一掃して意欲的な気持ちを取り戻したいときに効果があります。自律神経のバランスを調整する働きがあり、ストレスや怒りを感じている心や、不安や心配を抱えた心を癒し、深くリラックスさせる効果があります。心身のストレスから回復をはかってくれます。また、安眠効果があることでも有名で、就寝前に蒸気吸入はおすすめです。
6.手浴・足浴
クラリセージで手浴・足浴をおためしください。手首や足首の上まで浸る洗面器やバケツを用意します。熱めのお湯(入浴よりやや高めの温度)を洗面器やバケツに注ぎ、精油を1~3滴落として手や足を15分位浸します。冬場は、すぐにお湯がぬるくなってしまいますので、熱湯を足しながら行ってみましょう。
精油の香りを楽しみながら、ゆったりとした気分で過ごしましょう。好きな音楽を流しながらテレビをみながらお部屋で行うのもよいですね。クラリセージにはあせりやパニック状態を鎮め、緊張をときほぐしてくれる効果があります。心をなごませ、幸福感をもたらします。疲れ切って、うつになっている状態を改善してくれる作用もあります。心の疲れの回復に最適です。
7.手作り石けん
鼻からはいった香りは、直接大脳辺縁系に伝わり、本能や感情をコントロールしています。この大脳辺縁系に伝わった香りの情報は視床下部へと伝えられ、自律神経系や内分泌系、免疫系へと伝えられます。香りは生理反応に働きかけるといわれており、ストレスや自律神経のトラブルなどに対しての効果が期待されています。石鹸の香りもこれらの効果を促し疲労回復に役に立つでしょうね。
手作りのアロマ石鹸をつくって疲労回復!
ラベンダーをいれてアロマ石鹸を作ってみよう。ラベンダーは自律神経のバランスを調整する働きがあり、ストレスや怒りを感じている心や、不安や心配を抱えた心を癒し、深くリラックスさせる効果があります。
また、安眠効果があることでも有名で、就寝前にもよく利用されている精油です。無添加石鹸を細かく刻み、ボウルに入れます。精製水を加えガラス棒などで精製水と無添加石鹸をよく混ぜ合わせます。滑らかな状態になるまで石鹸をつぶすようにかき混ぜます。
そして石鹸がマッシュポテトくらいの固さになってきたら、湯煎から外して、ラベンダーのオイルを入れましょう。ラベンダーオイルが偏りがないようによく混ぜます。練ります。
混ぜ上がった石鹸を好きな型に入れて、風通しのよい冷暗所で1~2週間程乾燥させます。アロマ石鹸が乾燥していたら、型から外して出来上がりです。
本当に混ぜるだけですので簡単ですよ。ほかに精油などお好みの物を入れ合わせてみて、オリジナルアロマ石鹸を作るのもいいと思いますよ。
精油を使って手作りの石けん、化粧水、クリーム、パック、リップクリーム、ハンドクリーム、香水、マウスウォッシュ、アロマキャンドルなど作ってみるのも楽しいですし、自分で作っていると材料に何が入っているか分かっているので安心感があります。
いかがでしたか
疲れもいろいろ、マッサージもいろいろですね。マッサージと言えども体の一部をさする方法ばかりを考えていましたがいろいろ方法はあるもので、これれの7つは現代社会の心身の疲れを癒し、疲れた心をこれ以上の負担をかけさせないための薬のようなものではないでしょうか。
まとめ
疲れを取るためにアロママッサージをオススメする7つの理由
1.芳香浴
空気中に香りを漂わせ、心身の疲労からのリフレッシュやリラックス効果があります。2.入浴
入浴は体の自然治癒力を高め消耗したこころを強化してくれる3.マッサージ
疲れた筋肉から老廃物をいち早く排出させること、精神的に疲れた頭もアロマの香りと共にリフレッシュさせることを目的としています4.ルームスプレー
精神を浄化し、疲労回復、リフレッシュする効果があります5.蒸気吸入
ゆっくり深く蒸気を吸い込みます。 とても手軽にできます。6.手浴・足浴
精油の香りを楽しみながら、ゆったりとした気分で過ごしましょう。7.手作り石けん
鼻から入った香りはストレスや自律神経のトラブルなどに対しての効果が期待される