簡単便利なアロマオイル 5つの使い方


アロマオイルという言葉を聞いたことがある方は多いと思いますが、そのアロマオイルの使い方をご存知でしょうか。専門の器材などが必要というイメージがあったり、お洒落でハードルが高そうというイメージを持たれる方もいるかもしれません。

しかし実際は、専門の芳香器具などがなくても手軽に使える方法もあるのです。また、アロマテラピーという言葉でお馴染みの芳香療法で使うものは、厳密にはアロマオイルではなくエッセンシャルオイル(精油)と呼ばれています。

この記事では、アロマオイルとエッセンシャルオイル(精油)の違いをご説明したうえで、共通で使える方法などをお伝えします。これから香りを生活の中に取り入れたいと考えたいと思っている方は、是非参考にしてみてください。

 

アロマオイルとエッセンシャルオイルの違い

ローズの香りやバニラの香りなど、良い香りのオイルを小瓶に詰めたものが、雑貨店などでアロマオイルとして売られています。このアロマオイルと、アロマテラピーで使われるエッセンシャルオイル(精油)は同じものではありません。

エッセンシャルオイル(精油)をアロマオイルとして記載している場合もありますが、この記事ではその違いを明確にして正しいアロマオイルの使い方を習得しましょう。

エッセンシャルオイル(精油)とは、植物の芳香物質を凝縮した100%天然成分の液体のことです。アロマテラピーで使われるもので、香りを楽しむ芳香浴以外にも、マッサージオイルや化粧水、入浴剤など肌に触れる使い方もできるのが大きな特徴です。

一方アロマオイルとして販売されているものは、植物の成分以外のもので薄められていたり合成物質が含まれています。アロマオイルの使い方としては、香りを楽しむ芳香浴がメインになります。

 

芳香器具を使った芳香浴

アロマオイルの使い方のメインとなるのが、アロマオイルの香りを楽しむ芳香浴です。

冬の乾燥対策に欠かせない加湿器やディフューザーの中には、「アロマオイル対応」と記載されているものがありますよね。それらを使えば、お部屋の加湿をしながら香りを楽しむことができます。

他にも、電球の熱でアロマオイルを温めて香りを拡散するアロマライトや、キャンドルを使って灯りと香りを楽しめるオイルウォーマーなどがあります。

芳香浴は、アロマオイルとエッセンシャルオイル(精油)共通した使い方ですが、芳香器具によってはエッセンシャルオイル(精油)のみ使用可能な場合があるため、説明書等を確認してから使用するようにしましょう。

 

身近なものを使ってお手軽にできる芳香浴

アロマオイルの使い方としては芳香浴がメインですが、専用の芳香器具が無くても簡単にその香りを楽しむことができます。

ハンカチやティッシュなどにアロマオイルをつけて香りを嗅いだり、マグカップに入れたお湯の中にアロマオイルを垂らして香りを吸入するというやり方です。

ハンカチやティッシュにアロマオイルをつけたものをデスクや枕元に置くと、リフレッシュやリラックスしたいときに簡単に取り入れることができます。

リフレッシュしたいならローズマリーやペパーミント、リラックスしたいならラベンダーやオレンジスイートがおすすめです。

これらの方法なら芳香器具を使わないため、アロマオイルでもエッセンシャルオイル(精油)でもお手軽に芳香浴が楽しめます。

 

お気に入りの香りで自分だけのルームスプレーを作ろう

様々な香りのルームスプレーが市販されていますが、自分の好きな香りでルームスプレーを作ることができたら素敵だと思いませんか。

使用するのは、アロマオイルとエッセンシャルオイル(精油)どちらでも大丈夫です。材料も簡単に手に入るもので作れるので、是非お試しください。

材料(30ml分)

・アロマオイル・・・5滴

・無水エタノール・・・5ml

・精製水・・・25ml

作り方

①無水エタノールにアロマオイルを入れ、よく混ぜる。

②精製水を加え、更によく混ぜたら完成。

スプレーボトルの中で材料を混ぜてしまえば、簡単に作ることができます。

トイレや玄関にはシトラス系、寝室やリビングはフローラル系など香りを分けてもいいですね。手作りの楽しさも味わえるアロマオイルの使い方です。

 

心も身体も癒されるアロマバス

一日の疲れを癒すのに最適なのが、お風呂にゆっくり浸かることですよね。アロマを取り入れることで、より効果的に心身を癒すことができます。

肌に触れる使い方なので、エッセンシャルオイル(精油)を使ってください。全身浴や半身浴だけでなく、足浴や手浴でも血行促進やリラックス効果を得ることができます。

発汗作用を求めるなら天然塩、保湿したいなら植物油やハチミツにエッセンシャルオイル(精油)を1~5滴混ぜて湯船に入れましょう。浴室内に良い香りが広がり、肌からも呼吸器からも植物の芳香成分を得ることができます。

 

セルフでもできるアロママッサージ

肩こりや首の疲れ、足のむくみをとるのに効果的なのがアロママッサージです。こりがひどくなってからではなく、セルフで日々マッサージすることがおすすめです。

筋肉をほぐしたり身体を温める作用のあるエッセンシャルオイル(精油)を使って、自分の身体を癒してあげましょう。植物油にエッセンシャルオイル(精油)を混ぜれば、手作りのマッサージオイルの完成です。

アロマオイルは肌に塗布することはできないので、必ずエッセンシャルオイル(精油)を使ってください。マッサージの際のアロマオイルの使い方としては、ディフューザーなどでアロマオイルの香りを拡散してお好きな香りの中で身体をほぐすとよいでしょう。

 

キャンドル用アロマオイルでアロマキャンドルを手作りしてみよう

アロマオイルの使い方としては少し上級者向けですが、アロマキャンドルをリラックスタイムに取り入れることもおすすめです。市販のアロマキャンドルもたくさんありますが、手作りすることもできます。

香りづけに使用するアロマオイルは、キャンドル用のものを使うと良い香りのキャンドルが作れます。香りの強さを自分で調節できるというのも嬉しいポイントです。

キャンドル用のアロマオイルの使い方は、キャンドルのもとになるソイワックスをレンジや湯せんで溶かしたあとで、香りづけのために数滴入れます。キャンドルから作るのは大変だという方におすすめしたいアロマオイルの使い方もあります。

市販の無香料キャンドルに火を灯して蝋が溶けてきたら、一度火を消して蝋だまりにアロマオイルを垂らして香りづけするという方法です。簡単にお好きな香りのキャンドルが作れます。アロマオイルの香りとキャンドルの灯りで、素敵なリラックスタイムを過ごしてください。

 

以上、簡単なアロマオイルの使い方や、エッセンシャルオイル(精油)との違いをご紹介してきました。アロマオイルは天然成分100%ではありませんが、その分さまざまな香りが楽しめます。

アロマオイルの使い方のメインである芳香浴を利用すれば、お部屋の香水のつもりで、好きな香りが部屋中に広がってお気に入りの空間が出来上がります。

気分に合わせて使えるブレンドオイルも市販されているため、リフレッシュやリラックスなど気分に合わせて好きな香りのアロマオイルを持っておくと生活が楽しくなります。

天然成分のみで出来ているエッセンシャルオイル(精油)なら、アロママッサージやアロマバスなど使い方の幅も広がります。アロマオイルとエッセンシャルオイル(精油)の違いを踏まえて、上手に使い分けて香りを生活に取り入れてみましょう。

【まとめ】

アロマオイルを簡単に使う5つの方法は

・専門の芳香器材を使って芳香浴を楽しもう
・ハンカチやティッシュなど身近なものを使って、手軽に芳香浴を取り入れよう
・好きな香りで自分だけのルームスプレーを作ろう
・アロマバスで一日の疲れをリフレッシュしよう
・アロママッサージで自分を癒してあげよう
・アロマキャンドルを作って香りと灯りに癒されよう


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