癒しアイテムとして人気の高いアロマオイル、様々な種類がありますよね。アロマオイルの作り方は、とても簡単です。できたアロマオイルはアロマディフューザーでお部屋に焚くのも良し、マッサージオイルとして体へのもみほぐしにも効果大です。
アロマオイルの特徴である香料の使用は、古代文明の歴史を紐解くといくつもの記録が明らかです。そしてアロマオイルの存在は、アロマテラピーが誕生した20世紀に入ってつくられ、主にイギリスとフランスにおいて研究、開発が進められました。
今では数々の素敵な香りの精油が作られ、私たちの手元に届けられています。香りの効果は心身に大きな効果をもたらします。特に心身のリラックスを助け、疲れた体を休める状態へと穏やかに導きます。
精神のストレスを取り除き、心をリフレッシュさせる効果があります。あなたもアロマオイルの作り方を覚えて、お家でアロマオイルのある生活をしてみませんか。そこで今回はアロマオイルの作り方を楽しむ為の5つのコツをお伝えします。
アロマオイルの作り方を
楽しむ為の5つのコツ
キャリアオイルを選ぶ
アロマオイルの作り方でまず用意したいのはキャリアオイルです。キャリアオイルとは、アロマオイルのベースとなる100%植物性オイルのこと。そのままつけても肌なじみが良く体に優しいオイルです。以下のオイルがそれにあたります。
・ホホバ油
・オリーブ油
・グレープシード油
・スイートアーモンド油
・ひまわり油
・ひまし油
これらのオイルをベースに、香りづけの精油を混ぜます。精油はそのままで肌につけると刺激が強過ぎるものが多く、中には肌に悪影響を与えるものもありますので、これらのキャリアオイルで希釈し、肌に優しく馴染むよう調整する必要があります。
キャリアオイルと精油のブレンド比
アロマオイルの作り方で、次に用意するものは遮光瓶とガラス棒かマドラーと精油です。精油をキャリアオイルに混ぜる割合は1%が安全です。どのように混ぜる量を決めるか、見てみましょう。
キャリアオイル:精油(精油瓶からの1滴は0.05ml)
10ml:2滴(0.1ml)
20ml:4滴(0.2ml)
30ml:6滴(0.3ml)
40ml:8滴(0.4ml)
50ml:10滴(0.5ml)
この分量を目安に、好みの香りの精油を選んだキャリアオイルに混ぜてみてください。精油を混ぜる時はガラス棒を使うと便利です。
香りの種類
アロマオイルの作り方のうち、香りの種類を決めるのは悩ましいところですよね。どの香りもそれぞれに良さがあり、使い分けていくつものアロマオイルを作りたくなるのではないでしょうか。そこで精油の香りの種類を見てみましょう。
・柑橘系・・・柑橘類の果皮から抽出された精油、柑橘類に似た香りの精油
ベルガモット、ユズ、レモン、マンダリン、オレンジ、レモングラス etc.・フローラル系・・・主に花から抽出された精油
ローズ、ラベンダー、カモミール、ゼラニウム etc.・ハーブ系・・・ハーブから抽出された精油、薬効成分の高いものが多い
ペパーミント、ローズマリー、タイム、バジル etc.・スパイス系・・・香辛料から抽出された精油
ジンジャー、シナモン、コリアンダー etc.・樹木系・・・樹木の葉や小枝から抽出した精油
ティートゥリー、ユーカリ、ローズウッド etc.・樹脂系・・・樹脂から抽出された精油
フランキセンス、ミルラ、ベンゾイン etc.・オリエンタル系・・・東洋的な香り
イランイラン、サンダルウッド、ベチバー etc.
トップノート、ミドルノート、ベースノート
アロマオイルの作り方で気になるのは、精油の香りの持続性です。精油の中でも、香りの軽いものと重たいものがあります。それらを組み合わせることで香水のように、肌に付けたときの香り始めから残り香までを楽しむことができます。そこでトップノート、ミドルノート、ベースノートそれらに分類される精油として、代表的なものをあげてゆきます。
・トップノート(香りの持続:20分〜2時間ほど)
ベルガモット、ティートゥリー、ペパーミント、ローズマリー、ユーカリ、マンダリン etc.・ミドルノート(香りの持続:2時間〜6時間ほど)
ラベンダー、ローズ、イランイラン、カモミール、ロータス、ジャスミン、ゼラニウム etc.・ベースノート(香りの持続:6時間〜2日ほど)
サンダルウッド、ベチバー、バニラ、ヒノキ、ハチミツ、ミルラ、ローズウッド etc.
精油どうしのブレンド
アロマオイルの作り方の中でも、精油のブレンドはその人の個性が出やすく楽しい作業です。香りが複雑なほどオリジナリティが高まり、あなただけのアロマオイルが出来上がります。その中でも精油の配合は大切で、香りの持続性をもとに、バランスを考えて配合してください。
トップノート:ミドルノート:ベースノート = 2:2:1 もしくは 3:2:1
ベースノートの量を多くしてしまうとトップノートやミドルノートの香りが負けてしまうため、注意が必要です。分量が決まったら、1滴、2滴と、キャリアオイルに垂らし良く混ぜ合わせると出来上がりです。
いかがでしたでしょうか。忙しい毎日の中でアロマテラピーの需要が高まっているのは、それだけ心身をリラックスさせたいと思う人が多くいる証拠です。文明や化学が発展しても、人の身体構造まで急速に変わることはありません。
目まぐるしく変化する周囲の環境に適応するために、私たちは昔以上にヒーリングを必要としているのです。人の体は庭に例えられます。手入れをしないと調子が悪くなり、ちょっとした不注意による怪我や風邪、大きな病気なども引き寄せてしまいます。
心身が整えられバランスが取れてこそ、人は仕事の効率も上がり、より良い人生を送ることが可能となるのです。エステサロンに通うのはとても効果的です。美しい音楽と芳しい香りに包まれて、体をマッサージしてもらうのは至福の時間です。
ただそれ以上に、アロマオイルの作り方を実践し癒しの環境を自分の手で作り出せることに気づくと、人生はさらに大きく変わります。サロンでの施術の効果も一層高まり、内側からの美しさがよみがえります。あなたもアロマオイルの作り方をマスターして、あなた自身の美しさを自分の手で高めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
アロマオイルの作り方のコツは
・好みのキャリアオイルを見つける
・キャリアオイルと精油の混ぜる割合を知る
・精油の様々な種類を知る
・精油の香りの持続時間に注目する
・異なる精油を混ぜてオリジナルなアロマオイルをつくる