バジル栽培に成功したら☆簡単7つのレシピと保存術

バジルイタリア料理には欠かせないハーブで、しかもキッチン栽培にも適した育てやすいハーブの筆頭!簡単に育てられる栽培キットも販売されているので、手軽に栽培を楽しんで収穫を楽しみたいもの。

最近では「マジックソルト」などのミックスハーブを中心に人気がある、洋風のスパイス類ですが、そのほとんどがハーブ。バジルを中心にハーブ生活が定着したら、毎日の洋食の質が一気にアップします。

「でも、バジルの栽培までは出来そうだけど、どうやって使いこなすの?」そんな人々の声も実は多い、スパイス系ハーブ。そこで今回は、イタリア料理に欠かせないバジルを、たくさん収穫した時の保存方法と、手軽に料理に使える便利な調味料作りをお伝えします。

 

バジル栽培に成功したら☆
簡単7つのレシピと保存術

 

バジルのドライハーブ

最も手軽なのが冷凍バジルで、収穫したバジルをジップロックなどの袋に入れて保存する方法です。長期保存可能ですが、香りが少し抜けてしまうのが難点。定番の保存法は乾燥バジルの冷凍です。

【 乾燥バジルを保存 】

① 洗ったバジルの水気を取ります

② お皿にキッチンペーパーを置き、その上にバジルを並べます。

③ レンジで1分30秒程(500w)チンして、バジルの水気がなくなったら完成です。

香りの抜けが少なく、お茶やサラダ・パスタへのふりかけ等に活用出来ます。

 

バジルペースト(ジェノベーゼ)

イタリア料理で実際に多く使われているのが、ジェノベーゼソース。スーパーなどでも販売されているので、名前だけでも聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。

【 ジェノベーゼソースの作り方 】

材料)

・ バジル … 50g
・ ナッツ類 … 50g
・ にんにく … 2欠片
・ オリーブオイル
・ 塩コショウ

オリーブオイルやパルメザンチーズ、塩コショウは、適宜少しずつ使います。「ナッツ類」は様ざまですが、ピーナッツカシューナッツ松の実などが人気です。もちろんミックスしても。

作り方)

① バジルは洗ってキッチンペーパーで水気を拭き取っておく。

② バジルやナッツ類、にんにくを、塩コショウをかけながらフードプロセッサーに入れ、ミキサーにかけます。

③ オリーブオイルで柔らかいペースト状にします。

これで完成!フードプロセッサーを使うので、あっと言う間に出来ちゃいます。

 

ハーブキューブをバジルで作るなら

ハーブを水やソースと冷やし固める「ハーブキューブ」と言う保存方法をご存知ですか?

氷の間に挟むようにしてハーブを保存。そのまま出汁にも使えると言う便利な方法。水などに浮かべると可愛らしい、おしゃれな保存方法なのですが…。

★ けれどもバジルの場合には、ジェノベーゼソースのようにペースト状にしたものを保存すると、料理に使いやすくて便利です!

バジルソルト

バジルソルトも作っておくと何かと料理が広がるお助けアイテムになります。

【 バジルソルトの作り方 】

① バジルを洗ってキッチンペーパーで拭き取る

② 保存する瓶に粗塩を敷きます。

③ バジルを粗塩の上に敷きます。

④ ②~③の工程を、瓶が埋まるまで繰り返します。

⑤ 数日そのまま漬けたら、出来上がり!

普通に魚や肉に使ったり、マッシュポテトやフライドポテトにも相性が良いバジルソルトです。

 

バジルビネガー

ハーブの保存方法に、ビネガーに漬ける「ハーブビネガー」があります。トマトやサラダ、カルパッチョなどに相性の良い調味料です。

【 バジルビネガー 】

★ 保存容器に酢(ビネガー)とバジルを入れて密閉!1ヶ月も経てばバジルビネガーの出来上がりです。バジルは漬かったら取り出して下さい。

バジルとビネガーの相性は◎!先ほどお伝えしたバジルソルトも、ワインビネガー・オリーブオイルと合わせるだけで、ドレッシングに大変身します!

 

バジルのハーブバター

ハーブの保存方法に「ハーブバター」があります。こちらはバジルでもとても美味しく出来上がります。パンに混ぜ込んで焼いたり、フランスパンに付けたりと、美味しくいただけます。

【 バジルバターの作り方 】

① バジルは洗って、キッチンペーパーで拭き取ります。

② バターが冷蔵庫に入っていたら、室温に

③ にんにくをすりおろす

④ バジルをみじん切りにする。

⑤ 室温に戻ったバターに、にんにくとバジルを混ぜ合わせる

これで出来上がりです!容器に入れてもOKですし、ラップやレンジシートなどにくるんで冷やし固めても、切り分けて便利に使えます。

 

バジルオイル

バジルオイルも様ざまな料理で、手軽にバジルの風味をプラス出来て便利!バジル栽培をしているなら、ぜひ作っておきたい調味料です。

【 バジルオイルの作り方 】

★ オリーブオイルに、洗って水気を拭き取ったバジルの葉を漬けて、2週間ほど置いておくだけ!

バジルビネガーと基本的な作り方は同じです。2週間ほど経ってバジルの香りが十分にしていたら、バジルは取り出します。

 

いかがでしたでしょうか。バジルをひとつひとつ、レシピを確認して作ると思うと、上手に作る自信も失せてしまいますが、こうして調味料として保存しておけば、ちょっとした時に手軽に使えて、上手に食卓に取り入れられます。

これだけ作り方を知ってしまうと、フレッシュバジルが欲しくなるもの。欧米ではキッチンでハーブ栽培をしている家庭も多いので、ポットや鉢で手軽に育てて、収穫を楽しめると生活が豊かになります。

ここでワンポイント!バジルは、ミニトマトと一緒に栽培すると相性良く育ちます。ミニトマト2苗の間にバジル1苗を植えるだけです。植え付け時期、栽培方法や害虫対策もほぼ同じですから、一緒に育ててみるのもお勧めです。

ぜひバジルを収穫して、本記事の様ざまな調味料に挑戦し、お家料理をワンランクアップ!させちゃいましょう!

 

まとめ

家庭でバジルを収穫!最後まで美味しく使い切る保存方法

・保存にドライバジルを作るなら、電子レンジを賢く使って
・フードプロセッサーにバジルとナッツで、ジェノベーゼソース
・バジルを冷凍保存するなら、ペーストにして冷凍保存
・バジルと粗塩を順々に敷き詰めて、バジルソルト
・ビネガーにバジルを漬けて1ヶ月…。簡単!バジルビネガー
・バジルのみじん切りをバターと混ぜ合わせて、バジルバター
・オリーブオイルにバジルを漬けて2週間!バジルオイル


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