ベゴニアは種類が豊富なことで有名な園芸種で、種類によっては丈夫なものも多いので人気があります。基本的には育てやすいのですが、ベゴニアの種類によって、育て方が大きく変わるため、自分が選んだベゴニアの種類を調べて、育て方を把握する必要があります。
全般的に、日当たりが良い場所を好みながらも、半日陰でも育てられるところも人気の秘密で、天敵である害虫も多くないため、虫を苦手とする初心者の人々にもおすすめの植物。
ベゴニアの多くは春先の4月を皮切りに、苗が販売されますが、実際に買って育て始めるには5月ごろが最も良い季節です。種からの栽培もできますが、小さいのもありビート板で育てることになるため、苗植えがおススメです。
今回は豊富なベゴニアの種類と、それぞれの特徴と育て方を解説します。
ベゴニアの種類に合わせた育て方のコツ、
7つのポイント!
花壇でよく見かけるベゴニアの種類
ベゴニアはガーデニング愛好家には人気の花なので、道を歩いていても庭先の花壇でよく見かけることができます。この一般的に庭先に見かけるベゴニアの種類は、「センパフローレンス」と呼ばれる種類です。
【 センパフローレンス 】
★ 多くのベゴニアの種類のなかでも、比較的丈夫で、屋外でも育てやすい点が魅力の品種です。ベゴニアのなかでは、寒さや暑さにも強い性質を持ちます。
・ ただし、霜には弱いので注意します。
・ 霜さえ当たらなければ、屋外での冬越しも可能です。
・ 雨にも強い性質を持ちます。
このセンバーフローレンスは街で見かける姿のように、そのほとんどが花壇や鉢植えで栽培されています。
茎が特徴的で大きく育つベゴニアの種類
茎と大きな葉の印象が強いベゴニアの種類が「ツリースベゴニア(木立ベゴニア)」です。茎は大きく育つと人間の背丈を越える2メートル前後まで育つこともあるため、前出したセンバーフローレンスとは、その様子も大きく変わります。
【 ツリースベゴニア 】
ツリースベゴニアも屋外での栽培は可能で、越冬も可能ですが霜は大敵です。花を咲かせたいなら温室での栽培をおすすめします。
・ 屋外での越冬には7度前後の温度が必要。
・ 越冬させるなら、水遣りは控えめに。
・ 高温多湿に弱いため、雨には濡れないように。
一般的なベゴニアの種類と同じように、直射日光には弱いです。強い日差しにさらされると葉焼けもおこしてしまうため、半日陰を基本に栽培してください。
屋内専用の大輪のベゴニアの種類
ベゴニアの種類には屋内専用のものも複数あります。小さい花の種類もありますが、大輪の花で見た目にも人気のベゴニアの種類が、球根ベゴニアです。
【 球根ベゴニア 】
球根ベゴニアは他のベゴニアの種類と違い、屋外ではまず栽培が難しいと考えると安心です。
・ 基本的に鉢植えで販売されています。
・ 夏の暑さに弱いので、夏は涼しい場所で育てます。
・ 冬に咲くベゴニアの種類です。
球根ベゴニアは主に冬に屋内で育てるための観賞用の花で、鉢植えで楽しみます。多くのベゴニアの種類のなかでも、ひときわ花が大きく豪華な印象を与えます。
鉢花の女王とも言える豪華なベゴニア
前出した球根ベゴニアの種類は基本的には冬咲きの、室内専用の花です。けれども、この球根ベゴニアとの交配種で、一年中花が楽しめるベゴニアの種類があります。
【 エラチオールベゴニア 】
エラチオールベゴニアは室内専用の鉢花として楽しむ花。球根ベゴニアと球根性ベゴニアの交配種です。
・ 春先になるとポット苗で販売されます。
・ 夏は涼しく半日陰で栽培してください。
・ 冬の寒さにも弱いため、冬は室内で育てます。
・ 日差しを浴びるほど、花も咲き丈夫です。(直射日光は避けます。)
水遣りの目安は「葉の状態」。鉢ではなく庭に直植えの場合には、植えた後に水を充分にあげるだけで良い(雨で大丈夫)ですが、鉢植えの場合には、「葉が光ってきたら」乾燥する前にたっぷりと水をあげてください。
葉を楽しむベゴニアの種類
ベゴニアと言えばバリエーション豊富な色合いや、たくさん咲く花々が魅力ですが、木立ベゴニア(ツリースベゴニア)と同じく、葉を楽しむベゴニアの種類もあります。
【 レックスベゴニア 】
こちらはツリースベゴニアと同じく、葉を鑑賞するためのベゴニアの種類です。ツリースベゴニアよりもさらに、葉が特徴的な品種となっています。このレックスベゴニアも、多くの種類に分かれます。
・ 一般的なものと同じく、半日陰で育てます。
・ 寒さにも強いため、屋外の越冬も可能です。
・ ただし雨には弱いので、雨を防げる軒下などの環境で。
レックスベゴニアは「葉挿し」と言う方法で増殖します。「葉挿し」とは葉の先から根が出て増える方法です。子どもが出てきたら土に植えてあげます。
ガーデニングの天敵、害虫対策
ベゴニアの種類は多くは、比較的他の植物よりも害虫に悩まされることがありません。けれどもエラチオールベゴニアをはじめ、やはり害虫対策はしておく必要があります。
特に春先にはアブラムシ、秋口にはアブラムシの他コガネムシも気になるところです。事前の虫対策が有効です。
★ ダイアジノン乳剤が効果的
ダイアジノン乳剤は、主に畑などで用いられる土壌害虫に効果的な殺虫剤です。コガネムシ対策として暑い夏頃にはダイアジノン乳剤を使ってみてください。
アブラムシ対策は他の植物と同じ方法となり、発生したら殺虫剤が有効的ですが、特にオルトランがおすすめです。
ベゴニアの病気を防ぐには
ベゴニアを初めて育てる人々にとっては、害虫も気になりますが病気も心配ではないでしょうか。
★ ベゴニアは腐りやすい特徴があります。
多湿や雨に弱く、腐ったり水気を原因としたポトチリス病、灰色カビ病に掛かる可能性があります。
対策は簡単。基本的に乾燥気味に育てることに限ります。そのため雨や水の与えすぎは禁物です。また、冬の霜は大敵!一発で枯れてしまうので、霜が降りる前に、室内に取り込んでください。
豊富なベゴニアの種類の解説と、丈夫に育てるポイントはいかがでしたでしょうか。ベゴニアは比較的花が咲く時期が長い植物。特にエラチオールベゴニアは四季咲きですので、肥料もしっかりと与えておくと安心です。
植える時にはしっかりと多く準備すると共に、追肥も欠かさず行えば、丈夫で育てやすくなります。前出したエラチオールベゴニアの種類を一例で挙げると、春から秋口までは液体肥料を月に三度ほど与えるのが一般的です。
ただし夏は与えすぎに注意します。液体肥料と錠剤肥料の両方を使うケースも多いです。
などなど、他の植物と同じようにベゴニアの種類もいくつかの栽培のポイントはありますが、初めは一般的で育てやすいセンバーフローレンスから、そして鉢植えの女王エラチオールベゴニアと、ムリなく進めて楽しんでください!
まとめ
人気ベゴニアのおすすめの品種と、育て方のポイント
・一般的なセンバーフローレンスは、屋外でも越冬可能で育てやすい
・大きく育つツリースベゴニアは、半日陰で雨に注意!
・鉢植えで販売される球根ベゴニアは、冬咲きの室内専用花
・四季咲きならエラチオールベゴニア!葉が光ったら水遣りを
・葉を鑑賞するレックスベゴニアは、寒さに強いが雨は防いで
・コガネムシには夏からダイアジノン乳剤で対策を
・灰カビ病やポトチリス病を防ぐには、乾燥気味に育てること