ゴーヤで緑のカーテン☆夏が涼しくなる7つの手順

ゴーヤで緑のカーテン☆夏が涼しくなる7つの手順
ゴーヤで作る「緑のカーテン」。最近ではスーパー、個人医院、個人宅、オフィスなどで、よく見かけるようになりましたよね。市役所などで率先して、「緑のカーテン」に取り組んでいる姿。見ている方も多いのではないでしょうか。

ゴーヤだけでなく、アサガオやキュウリなどで「みどりのカーテン」を作っている方もいますが、そのなかでもゴーヤは人気!その理由のひとつは、葉の大きさによる遮光の効果と、葉の色合いが素晴らしい点。

もうひとつは、ゴーヤに含まれる栄養素は、体の調子を整える為のビタミン類や葉酸が多く含まれている他、健康的なダイエットにもおすすめできるため!

ゴーヤの「緑のカーテン」で、体の内と外から夏を乗り切るエネルギーを貰えるなら、一石二鳥。ぜひ試してみたいですよね。そこで今回は、ゴーヤで作る「緑のカーテン」の作り方やポイントをお伝えします。

 

ゴーヤで緑のカーテン☆
夏が涼しくなる7つの手順

 

まずはゴーヤを育てる注意点を知る

ゴーヤを実際に育て始める前に、いくつかの注意点を理解しておくと、後々失敗をせずに美味しいゴーヤが育つもの。まずはいくつかの注意点をお伝えします。

【 ゴーヤのカーテン:押さえたい注意点 】

① ゴーヤは、植える場所を広く見積もっておくことが大切。

・ ゴーヤの根は広がるように育つ特徴があるため、小さなプランターで生育をすると、水切れと肥料切れがシビアに起きることに。

最悪の場合は根詰まりが心配になってくるので、プランターは大きめで広いもの、が鉄則です。

② 真夏にアリがちな水切れ

・ ゴーヤに限らず野菜をプランターで生育する際に、起きてしまいがちなトラブルが水切れ!真夏の炎天下では朝晩の水やりを欠かさず行ってください。

あっという間に土が乾いてしまうので、夏の水切れは恐ろしいのです。

③ 摘芯、剪定は適切に行ってください。

・ ゴーヤの蔓を横に広く成長させるためには欠かせない摘芯。中央の親蔓の先端を摘芯することで、子蔓が太く長く横へ成長しますので、忘れず行うことが大切!

 

ゴーヤの苗を生育しよう!

ゴーヤ生育の注意点が分かったところで、早速、ゴーヤを育て始める最初の一歩!

【 ゴーヤのカーテン:苗を生育 】

① 前夜から種を水につけておいてください。

・ 種には野菜ごとに特徴があるのですが、ゴーヤの種の特徴は殻が硬い!

その為、種まきをする前夜から種を水につけておく手順があるのです。

② 種を撒いていく

・ 育苗用のポットや角箱があり、その中で苗を育てていきます。

欲しい苗の個数より、余分に苗を育てることもちょっとしたポイント!万が一に枯れてしまった時、病気に侵されてしまった時の備えです。

③ 種に水を与える

・ 種の水やりは早朝か夕方の涼しい時間帯で行います。

発芽するまでは、土がある程度湿った状態であることと、25℃程度の温度をキープできる環境で育てていきます。うまくいけば2、3週間で発芽!

 

初めて育てる、ゴーヤの土の準備

ここでゴーヤを育てる土を準備します。ただこの土作り、園芸経験のある方ならばそのための道具はひとしきり揃っているもの。しかし、初めての方が準備するとなると、費用と保管場所に悩まされるケースを多く耳にします。

【 ゴーヤのカーテン:土の準備 】

★ そこで、おすすめしたいのが、野菜用の栽培土

・ 必要な肥料の調合がなされているので、スーペースに余裕が無くても、お手軽に土を準備できて便利です。

次に用意するのが、底石。こちらもホームセンターで大小様々なタイプのものが販売されていますが、おすすめなのが「鉢底石」。最盛期が過ぎ、緑が枯れた後の片づけの際に、土の改良剤として利用できて便利なのです。

 

ゴーヤの苗を定植

ポットに育てていた苗も、本葉が3枚~4枚に育ったなら、プランターへの定植時期。

【 ゴーヤのカーテン:定植 】

① 底石をいれる

・ 底石は、野菜の根が健康的な環境で育つための、手助けをしてくれる役割。

通気性と排水性が根の健康を保つために底石を敷いていくので、しっかり、プランターの底が見えなくなるまで敷き詰めてください。

② 土をいれる

・ 準備していた土を、まずはプランター半分程度に土を入れればOK!

③ 苗を植える

・ 苗にはあらかじめ、たっぷりと水を与えてください(型崩れ防止にもなります)。土はプランターの半分までしか入っていないので、茎根がプランター縁より下へ4㎝~6㎝程度の処になるように合わせながら、土を足していく要領で。

この苗植えの際、間隔も意識して揃えなければなりません。苗同士の間隔は1m程度で考え、離して植えてください。

④ 水やり

・ 苗の定植ができたら最後に水をたっぷり!

このとき、プランターの縁と土までに水の溜まるスペースができているので、水があふれださない程度で水やりします。

 

ネットの準備

苗の準備は万全!次に大切なのがゴーヤの蔓を這わせるネットと支柱の準備です。ネットの大きさは作りたいカーテンのサイズで決めて大丈夫。

【 ゴーヤのカーテン:ネットを張る 】

★ 支柱は2m程度を目安に準備し、ネットの網に支柱を交互にくぐらせ、紐で固定してください。

・ 支柱とネットを結んだら、窓際に設置して立てるだけ。一人でも工夫次第で簡単にできますが、二人以上での作業の方が、より安全に設置作業ができるので、できればサポートを頼みたいところです。

 

蔓を誘引する

【 ゴーヤのカーテン:蔓の誘引 】

★ 成長が始まると、ネットに蔓が綺麗に絡むように誘引する必要があります。

・ 毎朝水やりの際にでも気づいたら、誘引をするだけで大丈夫!

この誘引を忘れていると、ネットの間に隙間が出来たり、茂っている部分が均等ではなくなるので、カーテンの役割が半減してしまいます。

 

摘芯でゴーヤの子蔓を伸ばす!

本葉が成長し8枚程度、長さ的に1m程度になったら摘芯の時期!

【 ゴーヤのカーテン:摘芯 】

★ 一番太い中央の親蔓の先端を、数センチ切り落として摘芯完了。これによりカーテンができる土台の完成です。

 

いかがでしたでしょうか、ゴーヤで作る「緑のカーテン」の手順をお伝えしました。ゴーヤは水やりと肥料やりを忘れなければ、比較的育てやすい野菜のひとつでもあるので、初心者の方でも手軽で簡単に踏み込んでいける野菜です。

水やりは早朝と夕方、肥料はプランターなら液肥か撒くタイプのものを準備して、定期的に与えていくことで、ゴーヤの実のなりも抜群に違います!肥料は忘れず与えておきたいところです。

心配な方は「緩効性肥料」と言って、じわじわとゆっくり効いてくれる肥料を土へ混ぜ込んでおけば安心。自分の暮らしにあったタイプを選んでください。初心者では緩効性肥料を使う方々も多いです。

美味しく健康的に節電できる、ゴーヤの「緑のカーテン」で、美味しく元気!涼しい夏を送りましょう!

まとめ

ゴーヤの緑のカーテンの作り方

・ゴーヤは広い面積で育て、水切れに注意する
・ゴーヤの種は硬いので、種蒔き前夜に水につける
・初心者なら、野菜用の栽培土を利用すると便利
・本葉が3枚~4枚でプランターへの定植
・ゴーヤの蔓を這わせるネットと支柱を立てる
・ネットにゴーヤの蔓が綺麗に絡むように誘引
・本葉が成長し8枚程度になったら摘芯


連記事
タイトルとURLをコピーしました