ゴーヤの栄養は、夏バテなどによる疲労の回復が有名ですが、その他にもアンチエイジング・美白やガン予防まで、たくさんの嬉しい作用が満載!これだけの魅力が詰まった夏野菜、是非とも食卓での一品に加えたいですよね。
しかし、別名「ニガウリ」という名を持つゴーヤには独特の苦みがあり、小さなお子さんだけではなく、大人でも苦手な人は多く、好き嫌いが分かれてしまう野菜ではないでしょうか。
家族の健康を考えれば、ゴーヤの栄養はとても魅力的ではあるものの、苦みが苦手な人に無理矢理食べさせる訳にはいかないですよね。そこで今回は、ゴーヤを美味しく食べるためのコツを、いくつかお伝えします。
ゴーヤの苦みを和らげる方法だけではなく、もっと上手にゴーヤの栄養を引き出す方法も一緒にお伝えしますので、家族みんなで美味しく食べるための参考にしてください!
ゴーヤの栄養を食卓へ☆
賢いママの美味しく食べるコツ
美味しいゴーヤの選び方
ゴーヤの栄養を上手に取り入れたいのであれば、スーパーで買ったり、家庭菜園で収穫する際に、まずどんなゴーヤを選べばいいのか注意!
ゴーヤだけではなく、どんな野菜も、鮮度が高い方が美味しく栄養価も高く、また、鮮度が落ちてしまえば味も栄養価も落ちてしまいます。
【 ゴーヤの栄養、選び方 】
★ 手に取った時にずっしりと重く、表面のイボイボがの大きさが揃って密についているものが新鮮なゴーヤ!ただし、新鮮なゴーヤはその分苦みも強くなります。
・ 一般的には、色が濃くイボイボが小さいものの方が苦みが強く、逆に色が薄くイボイボが大きなものは苦みが弱い、と言うのが選び方のポイント!
上手に実を選びながら、鮮度の高いゴーヤの栄養を摂り入れてみてください。
苦みを和らげる方法
ゴーヤは独特の苦みも美味しさのうちですが、苦みが苦手な方や小さなお子さんにとっては、食べにくいと感じてしまう野菜。
苦みを極力抑えて、美味しくゴーヤの栄養を摂り入れるには、ゴーヤの下ごしらえに工夫をしてみるのもアイデア!
【 ゴーヤの栄養、苦み対策 】
★ ゴーヤの苦み抜きには塩もみや下ゆでが一般的ですが、この時に、できるだけゴーヤを薄くスライスするようにするのがポイント。
・ 薄く切ることでゴーヤの栄養の中で、水に溶けやすいものは少し抜けやすくなってしまうものの、それでも豊富なゴーヤの栄養を、苦みなく食べることができるのでオススメ!
薄くスライスしてもまだ苦みを感じる場合は、塩もみの際に砂糖を混ぜて苦み抜きを行ってみたり、料理する際に、香りの強いごま油や旨味のあるかつお節などの出汁と一緒に調理すればさらに苦みを抑えることができます。
さらに栄養素を高める食べ方
ゴーヤにはビタミンC・カルシウム・鉄分が豊富に含まれていて、ビタミンCはレモンの約2~4倍、カルシウムは牛乳の約14倍、鉄分はホウレンソウの約2倍と驚くほど!
【 ゴーヤの栄養、より効果的な食べ方 】
★ しかも、さらに驚きなのが、天日干しして乾燥させることで、これらの豊富なゴーヤの栄養がさらに高まる、と言うこと。
・ 作り方はとっても簡単!スライスしたゴーヤを日光に当ててカリカリになるまで干すだけです。
たったこれだけで、ゴーヤを生で食べるよりも、ビタミンCが10倍、カルシウムが15倍、鉄分は27倍程にまで高まるというのですから、健康のためには試さない訳にはいきません。
家庭菜園で一度にたくさんゴーヤが収穫できてしまった場合にも、この方法であれば日持ちさせることができて一石二鳥です。
ワタや種も食べないともったいない
ゴーヤの下ごしらえでは、ワタをしっかりと取ることが基本。なぜなら、ワタには苦みがあるからで、ワタが残らないように、スプーンを使って、ゴリゴリと実のギリギリまで削り取るのが一般的。
【 ゴーヤの栄養、ワタの秘密 】
★ でも実は、ゴーヤのワタは苦くないのです!それどころか、ワタには皮の部分の3倍ものビタミンCが含まれています。
・ さらには、当たり前のように捨てているゴーヤの種にも、脂肪の吸収や蓄積を抑制する効能があるほど。
こんなに豊富なゴーヤの栄養が詰まった部分を食べずに棄ててしまうなんてもったいない!
ゴーヤを料理に使う際にはワタは、粗く取り除くだけで問題ないですし、取り除いたワタはお味噌汁やスクランブルエッグにして食べても美味しくいただけます。種も、フライパンで炒って調理すれば、カリカリとした食感がきっとやみつきに…。
ぜひ、ワタや種まで使いこなして、ゴーヤの栄養をすみまで活用してください。
デザートのようなゴーヤ
家庭菜園などでゴーヤを育てたことのある方であれば、黄色くなってしまったゴーヤを見たことがあるかもしれません。黄色くなってしまったゴーヤは、もう食べられないと棄ててしまってはいないでしょうか。
【 ゴーヤの栄養、熟したゴーヤ 】
★ ご存知の方もいるかもしれませんが、黄色くなったゴーヤはただ熟しただけで、すっかり苦みがなくなってフルーツのような甘みがあります。
・ 黄色いゴーヤはサラダにしたり、ジュースやジャムにしたりと、緑色だった時とは全く違う食べ方を楽しむことができて、苦みが苦手な方でも食べやすいので、是非チャレンジしてみてください。
いかがでしたでしょうか、今回はゴーヤの栄養を食べやすく、そして最大限に活用する方法をお伝えしました。
最近では、夏になればスーパーで普通に売られているのを見かけるくらい、身近な野菜になり、グリーンカーテンにもなることから、夏の間の家庭菜園でもすっかり人気のゴーヤ。まだまだ知らなかったことが、たくさんあったのではないでしょうか。
ゴーヤの食べ方も、誰でも知ってる定番のゴーヤチャンプルーの他に、炒め物や天ぷら、カレーやサラダなど、色々な楽しみ方がありますので、是非美味しく食べられるお気に入りの食べ方を探してみてください。
ゴーヤの栄養が健康にいいだけではなく、夏野菜には体を冷やす働きもあるので、夏にはとても重宝。是非、一番美味しい旬の季節に積極的に取り入れて、ゴーヤの栄養で暑い夏に負けずに家族みんなで元気に過ごしましょう!
まとめ
美味しくゴーヤの栄養を活用するコツ
・鮮度の高いゴーヤは味も栄養価も◎
・苦味が強い時には薄くスライス
・天日干しにすればさらに栄養素アップ!
・ワタと種には実の部分よりも高い栄養がある
・黄色くなったゴーヤは苦みがなく甘い