盆栽の育て方☆最近人気の「ミニサイズ」を楽しむポイント


盆栽の育て方に魅力を感じる方が、特に最近増えていますが、その理由は「ミニ盆栽」の登場!女性を中心に、観葉植物や多肉植物ではなく、「ミニ盆栽」と言われるミニサイズものが人気になっているのです。小さく可愛らしい盆栽、つい育てたくなりますよね。

盆栽と聞くと、年配の男性に好まれる渋いイメージがあるかもしれませんが、実は海外でも「BONSAI」と呼ばれ親しまれる程、小さな鉢の中に雄大な自然を感じることができる世界観に注目が集まっています。

盆栽は育て方が難しそうですが、手をかけて育てることによる充実感が得られたり、また、小さな植物から季節の変化を感じられることで癒しの効果があるとも言われています。

そこで今回は、女性にも人気の「ミニサイズ」盆栽にスポット当て、初心者が盆栽を育てる基本とコツをお伝えします。

盆栽には和風のイメージが強いですが、ミニ盆栽は器選びも楽しめるのも魅力のひとつ。そのサイズ感からか、洋風の雰囲気にもマッチしますので、是非盆栽の育て方を知って、四季を感じることのできる癒しのスポットを作ってみてください。

 

盆栽の育て方☆
最近人気の「ミニサイズ」を楽しむポイント

 

小さな器で四季を感じられるミニ盆栽

小さな姿が愛らしいミニ盆栽とは、手のひらに乗る程の大きさの物や、さらに小さな直径3センチ程度のものなど、お部屋の窓辺やデスクにも飾れる程の大きさの盆栽です。

【 盆栽の育て方:「盆栽」とは 】

★ 盆栽は小さな鉢の中に大きな自然の風景を作り上げていくものです。

・ 年中瑞々しいグリーンを常に楽しむことができる観葉植物とは異なり、四季折々の姿をその小さな器の中で凝縮して楽しむことができるのが最大の魅力です。

春には新芽が芽吹き、秋には葉が色付いて、全て落葉した枝振りから冬を感じることができるとは、「盆栽の育て方」ならぬ芸術ですよね。

ミニ盆栽は、通常の盆栽よりもかなり小さいサイズになります。そんな小さな姿の中にも、四季がしっかりと訪れて見る者を楽しませてくれるのです!

【 盆栽の育て方、「ミニ盆栽」が人気の理由 】

★ その健気さや、小振りなサイズ感の愛らしさや限られたスペースでも楽しむことのできる手軽さが人気です。

観葉植物に比べれば、盆栽の育て方は手がかかるもので、決して簡単ではありませんが、自分で手を加えながら自分の小さな世界を作ることができるのも、また楽しみの一つと言えます。

 

なぜ大きくならないの?

自然界ではとても大きな木に育つのに、いつまでも小さなミニサイズのまま楽しむことのできる盆栽。とても不思議に感じますが、これは盆栽の育て方によるものです。

普通の盆栽よりもさらに小さなミニ盆栽ですが、いつまでも小さなサイズで楽しむための盆栽の育て方のポイントは、育てる際の器の選び方にあります。

【 盆栽の育て方、大きくならない理由 】

★ 植物は根が大きくなればたくさん葉を茂らせてどんどん成長していきます。逆に、根が大きく育たなければ、木も大きくなりません。

・ ミニサイズの盆栽の育て方は
この特徴を利用して、できるだけ小さな器に植え付けて、根があまり大きくならないようにしているのです。

ミニサイズで楽しむ場合の器の大きさは、ぐい呑みサイズ~手のひらサイズ程度が目安です。

 

盆栽の醍醐味を楽しもう

盆栽の育て方といえば、真っ先に思い浮かぶと言っても過言でないのが「剪定」です。剪定は、盆栽の育て方の中で非常に重要な意味を持ちます。植物を育てるとなれば、普通は枝がどこまで伸びるのか植物の成長を見届けたいものですよね。

しかし盆栽の場合、もし剪定を行わなければ、枝が増えすぎてボサボサの印象になってしまったり、光が行き届かず大事な枝が枯れてしまうことにもなりかねません。

【 盆栽の育て方、剪定の魅力 】

★ 剪定を行うことで、大自然の大きな木がそのまま縮小されたように人工的に木の形を整えながら、バランスよく樹形を型作っていくのが盆栽の育て方の醍醐味とも言えます。

・ 「もしこの木が大自然の中に生えていたらどんな型に育っていたか」そんなことを想像しながら、剪定するのも楽しいです!

そんな風に大切に育てていけば、イメージ通りに育っていく様も、また少々不格好な型に成長しても、愛着のある一鉢になっていきます。

 

長く楽しむために

もともと大自然の中で育つ木を、小さな鉢の中に入れて盆栽としているだけですので、基本的には自然と同じ環境である屋外で育てるのがオススメです。

★ もし屋内で楽しみたい時は、窓際のできるだけ日光の差し込む場所を選びます。

水やりは地面が乾いたらたっぷりあげますが、根が腐ったりしないように受け皿に溜まった水は捨てるようにしてください。

【 盆栽の育て方、根の詰まり 】

★ また、木の成長に伴い根も成長しますが、鉢の中で根が詰まってくると通気が悪くなり、木が弱る原因となってしまいます。

・ イキイキと元気な盆栽に育てるためには、2~3年に一度程度、枝の剪定と同様、根も整理を行って植え替えるようにします。

植え替えの際に鉢を新しい物に変えればそれまでと違った雰囲気でまた育てられますので、それも盆栽の育て方の楽しみの一つと言えます。

 

いかがでしたでしょうか。小さな器の中で四季折々の表情を見せ、濃縮された自然の美しさを感じさせてくれる盆栽。ミニサイズの盆栽は、そんな風情に加えて、小さなサイズならではの可愛らしさを楽しむことができます。

観葉植物に比べれば、その育て方は決して簡単なものではありませんが、手がかかるからこそ、愛情をかけて育てる楽しさが味わえます。

長い年月をかけて、自分のイメージする大自然を小さな鉢の中に型作って行く盆栽の育て方。時に癒しや奥深さを感じさせてくれながら、箱庭作りのような感覚で自分の世界を楽しむことができるものです。

色々な素材や型や色の鉢と組み合わせながら、さりげないインテリアとしても人気のミニサイズの盆栽を、大切に育てて魅力を感じてみてください!

 

まとめ

「ミニ盆栽」の知識と育て方のポイントとは

・盆栽は小さな器の中で四季を感じることができる
・ミニサイズに育てるには器を小さくする
・剪定で樹形を整えながらサイズを維持する
・2~3年に一度植え替えて雰囲気を変えながら長く楽しむ


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