コサージュはお気に入りをひとつ持っておくと、あらゆる場面で大活躍してくれます。特に卒業シーズンのこの季節、ママ達には便利なお役立ちアイテムです。
卒業式はもちろんのこと、謝恩会やお別れ会、仲良しのお集まりや、親類などとのレストランでの会食など正装をする機会がたくさんある時期。そんな正装姿をより美しく華やかにしてくれるのがコサージュです。
小さいながらもワンポイントで、着る人の魅力を引き出してくれるコサージュを、ハンドメイド出来たら、ちょっと楽しくはありませんか?卒業や入学シーズンに、ささやかでも心のこもった贈り物にも出来ます。
コサージュのハンドメイドというと、難しく思われる方でもご安心ください。はじめてでも簡単に、素敵なコサージュを作ることができます。ここでは、卒業シーズンにぴったりのコサージュのデザインを7つお伝えします。
コサージュのハンドメイド☆
卒業シーズン7つのデザイン
巻バラの清楚なコサージュで
巻バラのコサージュは、卒業式にはいかにもふさわしい清楚なものです。とはいえ、見た目にもいかにも高価な巻バラのコサージュです。そうたやすくは、手に届かないと感じている方も多いのではないでしょうか。
★ 巻バラのコサージュの作り方
(材料)
・ オーガンジー(光沢のある素材でも)のリボンが一巻
・ 針
・ 糸
リボンの太さと色は好みによって選びます。親子でペアにするなら、太いリボンを大人用に、細いリボンを子供用にするとピッタリです。
(作り方)
① 三角を描くように、リボンを巻く。
② 最後に糸で縫い付けてとめるだけ!ほんの少しの時間で、簡単に作れます!
【 巻バラのコサージュ、アレンジ 】
★ しっとりとした雰囲気を出すなら…。
・ 白またはベージュに小さなビーズを所々にあしらいます。★ 華やかな雰囲気を出す
・ ピンク、オレンジで中央にパールを付けると、華やかに!★ シックで落ち着いた場にあわせるなら…。
・ 紺または黒のリボンもすてきです。
このように、簡単に自分のイメージに合ったハンドメイドのコサージュが仕上がります。1輪でも魅力的なコサージュですので、ぜひトライしてみてください。
コットンの落ち着いたコサージュ
コットンでハンドメイドしたコサージュは、落ち着きのあるなかにも、あたたかいぬくもりが感じられるものです。小さな幼稚園の卒業式や家族間での食事会などに、このコットン生地のコサージュはぴったりの演出になります。
★ コットンのコサージュは、折り紙の要領で!
① お花の形に切ったコットンを、欲しいボリュームの枚数用意する。
② 土台となる花びらは、①のコットンを四つ折りにして、折り角を中心にして、縫い合わせる。
③ 土台の上に①のコットンを一枚広げてのせる。
④ 糸にビーズを通す。
⑤ ビーズが一番上のコットンの中央に位置するように、③と一緒に縫い合わせて留める。
工程を文章で追うと難しく感じますが、実際やってしまえば簡単です。
確かにコットンのコサージュ作りは少し手間がかかりますが、ナチュラルな服装をセンスアップしてくれます。あえて端を縫わずにしておきナチュラルなあたたかさを演出してもおしゃれ。
【 丁寧に仕上げる場合は…。】
★ 花びらの端を刺繍糸でたどるなどするとより美しくなります。
・ 生地と同系色の刺繍糸で縫うのもナチュラルで素敵です。
・ インパクトをつけるならば反対色の刺繍糸もおすすめです。
・ 金銀の糸で縫うと豪華な印象になり卒業に華を加えることになります。
普段使いにも使える素材のコサージュなので、ぜひ複数のデザインにトライしてください。
パールで華やかなコサージュを
パールのコサージュは、一粒ずつの輝きが卒業のシーンを華やかに穏やかにしてくれます。パールのコサージュのデザインは自由自在ですが、より華やかにするには中央の花びらを小さく形づくっていくことがコツです。
★ パールのコサージュの作り方
・ ビーズと同様に細い針金にパールを通し、好みの形をつくっていきます。
一つの花びらについて、パールの個数を数えておくと、均一な形をつくることができます。また、フラワー形のコサージュばかりでなく、流れ星や音符など好きなモチーフをデザインするのもすてきです。
縦型に流れのあるデザインを選ぶとスーツに映えるでしょう。
★ スーツの色に合わせたコサージュデザイン
(大きさも好みによりますが…)
・ 紺や黒色のスーツには、大きめのパールのコサージュを。
・ ベージュや淡い色のスーツには、小さめのパールのコサージュをつけるとバランスがよいです。
リネンの素朴なコサージュ
先ほどお伝えしたコットンのコサージュは、落ち着きとあたたかみが特徴的でしたが、こちらのリネンのコサージュは、素朴なぬくもりが人気のものです。
★ コットンコサージュの場合と同じく、手間を省いて作成する場合は端を切ったままにしておきます。
リネンのコサージュは、布自体が素朴なものでしすから、サイズを比較的大きく作り印象に残すと、リネンの良さが引き立ちます。手芸売り場でリネン生地の切れ端がまとめ売りされている場合もありますから、チェック柄や水玉模様などお好きな柄のリネンを選ぶのもすてきです。
造花のやさしいコサージュ
卒業シーズンのコサージュの定番といえば、造花のコサージュです。個人での使用はもちろんのこと、クラスや幼稚園、学校などで、おそろいのものを作成するのも、よい思い出となります。
コサージュに用いる造花は、シンボルとなる花がおすすめです。シンボルとなる伝統的な花がない場合は、マーガレット、バラ、ヒマワリなどがよく選ばれます。みなで意見を出し合って、好みの花を選ぶのもよい記念になるでしょう。
★ おすすめ造花のコサージュアレンジ
・ 白いマーガレットとピンクの小バラなど、いくつか組み合わせてデザインする。
・ 花と花の間に、パールの小さな実などをアクセントに入れる。
などなどの工夫で、卒業式や入学シーズンのコーディネートも、より華やかになります。
100均のプチかわコサージュ
コサージュを100円均一の材料で作ることもできます。最近では手芸用のパーツも充実しています。なかには、裏にピンをつければそのままでコサージュになるような、アイテムまで売られています!ぜひ探してみてください。
★ 100均の材料で作るコサージュ
・ 白いレースのリボンなら、端を一筋に縫い糸を絞って丸い花のコサージュに。
・ 中央にリボンやビーズをつけて、可愛らしいデザインに。
・ ギンガムチェック柄の布をバックにつけて、ガーリーな雰囲気。
などなど、100均の材料は色も柄も豊富なので、イメージに応じた様ざまな、コサージュを作ることも!比較的お手頃な予算で可愛いコサージュに仕上がります。
フェルトの愛されコサージュ
身近なフェルトを使って、心がほっとあたたまるような愛されコサージュをつくることができます。布やリボンのように切れ端を気にする必要もなく、自由にはさみでカットできるのも魅力の点です。
★ フェルトのコサージュのハンドメイド
・ 立体感を出すには、花びらを何重にも重ねるデザインにします。
はさみで上手に形がつくれなくても何枚か重ねるデザインにしておけば、形のいびつさをカバーすることができます。
手芸売り場では中間色のカラーのフェルトや、グラデーションのフェルトも売られていますから、そうしたものと合わせて重ねるとより立体的になりすてきなコサージュが仕上がります。
いかがでしたでしょうか。今回は卒業や入園・入学シーズンだけではなく、日頃のカジュアルな装いにもキラリとアクセントになるコサージュのハンドメイドをお伝えしました。コサージュひとつでも、街で購入するとなかなかの出費になります。
卒業シーンには何かと服も入用になりますが、手軽なコサージュをいくつか用意して場所にあわせてつけかえると、全体の印象が異なってくるのも、おすすめの理由。そんな便利でおしゃれなコサージュ。あなたもハンドメイドをして、おしゃれの幅を広げてください。
同じ花のデザインでも、作る人によって一つひとつユニークなコサージュが出来上がるところも魅力の一つです。はぎれ布を利用するのはもちろんのこと、着なくなった愛着のある服の一部をコサージュとして作り直すのも、卒業にすてきな思い出をまた一つ加えることになります。
そんな心のこもったコサージュは、自分のために作るだけではなく、卒業のプレゼントにも喜ばれています。
まとめ
卒業や入園・入学シーズンに大活躍のコサージュを手作りで
・巻バラの清楚なコサージュは、布を巻いて縫いとめるだけ!
・コットンの布を重ね合わせて留めるだけ!落ち着いたデザイン
・卒業や入園・入学に!パールのコサージュは色味に合わせて
・リネンのナチュラルな風合いのコサージュは、大きく切って
・コサージュと言えば造花のアレンジ。組み合わせを楽しんで
・100均のリボンや柄物の布を工夫して、お手頃可愛いアレンジ
・ほっこりしたフェルトは、花びらを幾重にも重ねてボリュームを