サボテンを長く育てたい!間違えやすい7つのポイント


サボテンは、一般的に育てやすい植物というイメージですが、いざ栽培を初めて見ると意外に難しく、「苗を枯らしてしまった!」という経験のある方も、意外と多いですよね。

サボテンを長く育てるには、コツがいります。実は、手軽に育てられる観葉植物として人気のあるサボテンですが、意外と枯れやすい植物でもあるのです。

さらに、砂漠の植物であることから、よく栽培方法を勘違いされていることが多く、その勘違いがサボテンを枯らしてしまう原因になっていることが多いのも、特筆すべき点。

サボテンは寿命の長い植物なので、正しい栽培方法で育てれば、長く栽培を楽しむことができます。せっかく育てるなら、長くサボテンを楽しみたいですよね。

そこで今回は、サボテンを長く育てるために、間違えやすい育て方の7つのポイントをお伝えします。この記事を参考に、ぜひサボテンを長く健康に育ててください。

 

サボテンを長く育てたい!間違えやすい7つのポイント

 

実は種類がとても多い

【 サボテンを育てるポイント① 種類 】

★ サボテンは実はとても種類の多い植物。

・ そのため、一口にサボテンと言っても様々な種類があり、それぞれ育て方も異なります。その数は何と二千種類以上!

育てる種類にあった育て方を見つけることが大切なのです。このような理由から、多くのサボテンに沿ったポイントをお伝えしていきますが、種類によっては本記事でお伝えすることが、当てはまらない種類もあります。

 

時期により、水やりはたっぷりと

最もサボテンの育て方で難しく、勘違いされやすいのが水やりの間隔。よくサボテンは砂漠の植物のため、水やりは必要ないと勘違いされていますが、実はそうではありません。サボテンは本来水を好む植物なのです!

【 サボテンを育てるポイント② 水やり 】

★ 砂漠では雨の良く降る雨季と、降らない乾季がはっきりと分かれているのがその理由!

・ 雨季の時期はサボテンも水を沢山必要とし、逆に乾季の時期は全く水を欲しがりません。

そのため、サボテンを育てる場合は、水を沢山欲しがる育成期の時期にはしっかりと水やりをし、逆に欲しがらない休眠期の時期は霧吹きで済ませる等の調整が大切なのです!

 

育成期と休眠期

多くのサボテンの場合、育成期は夏、休眠期は冬。そのため、夏場にはたっぷりと水を与え、冬場はほとんど与えないと元気に育ちます。ただし、これも種類により違い、夏に休眠するサボテンもあるので、良く種類を確かめてから育てるようにしてください。

【 サボテンを育てるポイント③ 水の与え方 】

★ また、育成期でもあまり水を与えすぎると、根腐れを起こして枯れてしまう原因に!

・ 前回与えた水をサボテンが完全に吸い終わり、土が乾ききってから与えるのがポイントです。

受け皿に水が溜まっていても、根腐れや病気の原因になります。そのため、水を与えた後は必ず受け皿の水を捨てるようにしてください。

 

明るい所は好きでも、直射日光は苦手

砂漠に育つ植物のため、日差しが好きそうなイメージのあるサボテンですが、実は直射日光は苦手!

【 サボテンを育てるポイント④ 直射日光を避ける 】

★ 日光の当たる明るい場所を好むサボテンですが、あまり強すぎる直射日光に当たると、葉焼けして枯れてしまうことがあります。

・ そのため、育てる場合には明るいけど直射日光の当たらないカーテンの裏などで育てれば、バッチリです!

 

実は寒さもへっちゃら

暑い所で育つイメージの強いサボテンですが、実は意外と寒さにも丈夫です。実は真冬でも、霜に当たるなどしない限りは、枯れる心配はほとんどありません。

【 サボテンを育てるポイント⑤ 冬越し 】

★ 暑い印象の強い砂漠ですが意外にその夜は寒く、夜中は気温が氷点下になることも珍しくありません。

・ そのため、サボテンは基本的に、暑さにも寒さにも強くできているのです!

「枯れてしまうんじゃないか…。」と心配する人も多い冬ですが、実は冬越しはそれほど難しくはありません。株が凍ってしまう5度以下にならない室内で育てれば、まず枯れることはなく、安心です。

 

サボテンの植え替え

ホームセンターなどでは、キラキラした土に植えられた小さなサボテンが売られていることがあります。その土はとてもきれいですが、育てるのには適していないため、そのままにしておくと枯れてしまう原因に!

そのため、購入した際にそのような土に入っていた場合は、普通の栽培用の土に植え替えてあげてください。

【 サボテンを育てるポイント⑥ 植え替え 】

★ さらに、サボテンは意外と大きく育つため、年に1度は植え替えを行うと良く育ちます。

・ ただし、その際にあまり大きすぎる鉢に移してしまうと、土の中の水分量にむらができてしまい枯れてしまう原因になってしまうことも!サボテンの大きさにあった鉢を使うことが大切です。

 

サボテンの土作り

また、植え替えの際には入れる土にも注意が必要。サボテンは栄養が豊富で、通気性と排水性の良い土を好みます。

【 サボテンの育て方⑦ 土作り 】

★ 一般的に園芸用として販売されている腐葉土の入った土は、保水性が高いためサボテンの栽培には適していません。

・ そのため、サボテンに適した土を使用する必要があるのです!

ホームセンターにはサボテン栽培用の土というものも売っているため、初心者にはこちらがおすすめです。

 

ここまでサボテンを育てるときに間違えやすい、7つのポイントをお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。サボテンは管理の難しい植物ですが、しっかりと育てれば何十年もの長い間楽しむことができるのです!

また長く育てていれば、数年に一度サボテンも花を咲かせることがあるのも、ちょっとした豆知識。この花はとても綺麗なため、この花を咲かせることを目標に、サボテンを長く元気に育ててみるのも面白いですよね。

ただし、初めにお伝えした通り、サボテンは大変種類が多く、今回お伝えした栽培方法が適さない種類も存在します。そのため、しっかりと種類を調べ、そのサボテンにあった育て方をするのが大切!

それでも、サボテンは手間のかかる分、大切に育ててれば長く楽しめる、育てがいのある植物。この記事を参考に、ぜひサボテンの栽培にチャレンジしちゃいましょう!

 

まとめ

サボテンの間違えやすい栽培ポイント

・実は種類が豊富
・水が沢山必要な育成期と水にいらない休眠期がある
・根腐れも起こしやすいため、水分量の調整が大切
・直射日光に当たり過ぎると葉焼けすることも
・寒さに強く、冬越えは簡単
・1年に1度は植え替えを
・サボテン用の土で育てよう


連記事